「私は今、映像の中にいる」生き物の呼吸・筋肉の動き・雪の音も聴こえる臨場感。Netflixとプラネットアースのタッグが35,000日かけてドローンなどの最新技術で撮影された「究極の地球の神秘映像」が素晴らしい。海・砂漠・氷山で暮らす生き物達の息遣いまでもが美しい子供にも魅せたいドキュメンタリー作品です。
この記事では
- 美しい映像作品を見てみたい
- Netflixのオススメドキュメンタリーを知りたい
- プラネットアースやブループラネットが好きなんだ
- 子供にも魅せたい作品はあるのか?
- 子供に地球の美しさを教えたい。
- our planet の意味は?
このような疑問が解消される作品を紹介します。
もくじ
OUR PLANETの意味は?
サブタイトルにもなっている「私たちの地球(星)」という意味です。聴いた感じだと「オウルプラネット」と言っているように聞こえました。
OUR PLANET 私たちの地球 視聴後の感想
気のせいかもしれないが、私のTVが4K画質対応かのように美しい映像の連続で息を飲み、子供達も目を見張りっぱなしだった。
「OUR PLANET 私たちの地球」はプラネットアースクリエイターによる世界50カ国・35,000日間を掛けて私たちに地球の神秘的な美しさ、自然や生き物達のリアルな生態を魅せてくれるドキュメンタリー作品です。
エピソード1では海・ジャングル・砂漠・雪山・北極地帯の様々な生き物達の生態を追っていきます。水中のイルカ・上空の海鳥の捕食シーンからドローンで上空から狼を追い、ドローンや映像技術の進化により今までにない映像があなたを待っています。
驚きの映像美に酔いしれる
自然の美しい映像を扱った作品は多々ありますが、この作品の大きな特徴は「2019年現代を生きる私達を驚かせる圧倒的映像美」だと思います。プラネットアース放送時の2006年も映画館で見たかったと思わせるほどの大迫力で海の山の生き物の全ての美しさが際立った作品でしたが、プラネットアースのクリエイターの最新作である「OUR PLANET 私たちの地球」の映像は桁違い。通常のHDカメラではなく「UltraHD」と呼ばれる現代最高峰のカメラを使った映像は、「神秘性」すらも溢れてきます。驚くのは冒頭の500万羽の海鳥のシーン。
画像では伝わらないかもしれませんが、実際の映像ではこれらの1羽1羽それぞれの動きが見えてる程の解像度です。瞬きをするのが勿体無いと思ってしまうほど、それぞれの生き物達の自由な生態を上空から楽しむことができるほどでした。
動物達のリアルな生態で息を飲む
ドキュメンタリー作品なのでもちろん1種1種をしっかりと追って美しいが過酷な現実を見せてくれます。しかしさすがプラネットアースの作品、「残酷描写」は極力排除され視聴者の想像力を試されます。
場面は変わって潤沢な水分を含む雨雲の下には過酷な砂漠があります。
乾いた砂漠を歩くシマウマ。筋肉の動き、皮膚の乾き日焼け、乾いた呼吸、水分を求めて歩くシーンはたった数秒の場面ですが、彼らの厳しい環境が一目でわかるシーンでした。
雨が降った場所に降り立つのは数万羽のフラミンゴの群れ。彼らは捕食者のいない塩でできた湖で子育てを開始します。フラミンゴの子育てシーンが不思議で、可愛く、そしてとてつもなく過酷です。
潤沢な水分は全て「塩」の為、彼らは乾く前に淡水のある土地まで「歩いて50キロ」歩く必要があります。その半分はまだまだ小さなヒナ達なのです…彼らの過酷な旅が始まる。
鳥の巣で育ち親に餌をもらうイメージの強い鳥類ですが、フラミンゴは別でした。彼らは歩き続けます淡水が見つかるまで、途中塩が足に付着して思うように歩けないヒナもいました…
?これは?
鳥の求愛ポーズです。この場面では様々な鳥達の求愛方法が紹介されます、うまくいったか最後まで教えてくれないところがまたリアルというかヤキモキします。あんなに頑張ったのに!
このように美しい生態・楽しい生態・過酷な生態も余すことなく教えてくれます
地球温暖化で起きる大迫力のシーンの数々
残念なことだが、地球温暖化は今だに収まっておらず日々極地の氷山は溶け崩れている。その映像と音が今まで見たことのない美しさと轟音であなたの度肝を抜く。
何のシーンか分かりますか?大量の氷山が一気に崩れたことで100m以上の高さまで水が上がっています。画面下の黒い点は鳥です。彼らのはるか彼方の上空まで水や氷が登っていきます。恐ろしくも美しいシーンです。
氷山の高さは100m、その海面下にはその4倍の400mの氷があります。この巨大な氷の塊も温暖化によって亀裂が入るだけで水面下の4倍の体積の氷が浮上してしまい「途轍もない轟音と共に海上に浮かび、破裂し、津波を起こしながら沈んでいく姿」が最も恐ろしく偉大で見事な映像でした。
最後は「地球を守るために私たちができることは?」
個人的に気になったのは最後にナレーターの
「この美しい氷山が溶けるたびに海水の塩分濃度が代わり海流が変化することで予想できないような生態系への影響が懸念されています、”私たちの今後20年の動きが彼らの生態を守ることになるのです”」
ここまで美しい映像を見せてくれたので、私たちができる今後のことってなに?と期待したところでエピソードは必ず終わってしまうんです。
そしてナレーターは最後に「私たちにできることを確認したい人は ourplanet.comでご確認ください。で締めくくられてします。
え?
こうするだけで地球環境を防げるよ!!って教えてくれるんじゃなくて、自分で調べてみると良いよ!という丸投げ。
確かにせっかくの映像美の後に「説教臭い保護環境の観点」のナレーション入ったら…ダメでもないと思うんだけどそこは映像作品としてNetflixが許可しなかったんでしょうか。うーん、確かに最後の最後に説教的なのはいらないか。
ourplanet.comは国連環境計画の情報サイト
ourplanet.comはUNEPで取り上げている「地球が直面している問題への様々な視点から見た記事・寄稿。それらの解決案や策。実際に取り組んでいる国々の成果や問題などを私たちのような一般人にも惜しげも無く見せてくれるサイトです。」。
UNEPとは
パンダマークでお馴染みのWWF(公益財団法人世界自然保護基金)も協賛しているUNETは1972年にストックホルムで「かけがえのない地球」を合言葉に国連人間環境会議が開催。そこで採択された
「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」を実施に移すための機関として国連総会決議に基づいて設立されたのが「UNEP(国連環境計画)」です。
もちろんこのように真面目に世界環境を変えるために考えている機関なので「ちょっと難しい単語も多いですが、環境について少し考えさせられる情報がとても多いです。」
例えば、ケニアでは「牛の胃袋から2.5kgのプラスチックのゴミが出てきた。」というタイトルから実際に「ケニアではポリ袋の使用・製造・輸入の禁止」「一定の地域にポリ袋の持ち込み禁止」などを実施。もちろんポリ袋やプラスチック袋は生活には欠かせないと現代の人は思うかもしれませんがケニア政府はそれらを執行し、様々な問題がありましたが現在でも続けられているおかげで逆にポリ袋に変わるケニアの伝統工芸によって作られた袋を代替え品として売り出すなどの様々な方法を試行錯誤しているようです。全てはケニアの人々、家畜、全ての環境のために行なっているようです。
このように通常であれば、あぁまた環境保護などのあれか、と思ってしまうだけの日本メディアの情報とは違い、「世界では実際に本気で環境のためにやっていることがある、できることがある」ということを発信している情報サイトがourplanet.comのようです。いつも見ている面白いブログとは違いますが、私たちの地球のためにできることを考えてみる時間を設けてみるだけでも「環境のためにできること」の第一歩かもしれません。
まとめ:NetflixオリジナルOUR PLANET私たちの地球」感想大人も目を見張る美しさ
Netflixオリジナルドキュメンタリー「OUR PLANET私たちの地球」はプラネットアースのクリエイターたちの35,000日間の魂の結晶である。
従来のHDカメラの上位互換であるUltra HDカメラを使用することでかつてない動物や自然の神秘的な息遣いを撮影することに成功!
映像美も自然美も全てが神秘的!
ourplanetとは私の地球という意味でもあり、UNEP機関紙タイトルでもあります。
our planet.comはUNEPで取り上げている「地球が直面している問題への様々な視点から見た記事・寄稿。それらの解決案や策。実際に取り組んでいる国々の成果や問題などを私たちのような一般人にも惜しげも無く見せてくれるサイトです。」
気になる人は読んでも楽しいです。
説教臭いと思った人は気にせずエピソード2を見よう!さらなる感動が待っています。
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