常に”観たことがある”そんな既視感たっぷりの「元特殊部隊が挑む強奪作戦が急な予定変更に振り回される映画」です。それでも楽しませてくれると思ったがラストまでなんだかなぁな映画の感想。どうしたNetflixオリジナルって感じでした。
この記事では
- ベン・アフレック復活した!?
- トリプル・フロンティアってどうだった?
- 面白かった?
- 見る価値ある?
そんな疑問が解消されます。
見終わった勢いで記事作成しているのでご了承ください。
もくじ
Netflixオリジナル「トリプル・フロンティア」
可もなく不可もなく
海外評価も平均6点前後。
アクションが美しいにも関わらず
脚本が最も足を引っ張っているから
終始イライラしてしまう作品となってしまった。
6点って本当に妥当。
あらすじは良くある脚本
麻薬王から大金を奪う強盗計画を企てたポープはかつて共に戦った特殊部隊仲間を再び集結させる。しかし全て順調と思われていた計画も一つ、また一つと破綻していく。ジャングル・山脈・雪山での過酷なサバイバルを生き残れるか試される・・・。
良くある。
ネタバレと個人的感想
映画のあるあるネタをふんだんに盛り込んだ作品。
- 計画は絶対に失敗する。
- へりは必ず落ちる。
- 油断したら的に殺される。
- 最後の最後に仲間が改心
- 俺たちは仲間だエンド
これ。
しかしこの映画は結構楽しみにしていた作品の一つだったのだ。当初は。
2010年にトムハンクスとジョニーデップが出るとか出ないとか噂だけ先行していたが、まさかのそれから9年待たさせると誰が思っただろうか?結局Netflixが権利を獲得してトム・ハーディ出るとか出ないとか言われて結局誰も決まらず、まさかのバットマン降板アル中ベン・アフレックが出演決定。バットマンの汚名を返上できるか?どうか?だったが、個人的には「スモーキンエース暗殺者がいっぱい」の「ベン・アフレックやったな!」ぐらいには褒めたい。バットマンよりもこのような泥臭いおじさんが超にあっているよベン・アフレック。もちろん褒め言葉。
アクションは元傭兵らしさがあるリアルで静か、淡々と仕事をこなすところは緊張感があって良い。連携プレイも見事で屋敷の敵を一人また一人と倒していくところは快感すらある。中盤の山での戦闘も静かに銃撃戦、上を取られた状態でどうするんだ?と思ったが仲間を餌に倒すとは流石。個人的にはここが好き。
しかし肝心の内容は既視感たっぷりの脚本のせいで全てを殺してしまっている。ざっくり内容ネタバレ。
- 良くある元傭兵達が当初の計画では誰も殺さずに楽勝で超大金が手に入るぜ作戦を企てる。
- もちろんみんな当初は嫌々。
- けど結局折れて集結作戦開始。
- 上手くいったと思ったが一人がお金を計画以上に積みすぎたせいでへり墜落。
- 歩いて山を渡ろう。
- 兵士たくさん登場。返り討ちにするが一人仲間が犠牲になる。
- 超大金は持ち運べるだけにして歩いて山を降りる。
- 船を手に入れるためカーチェイス。
- 主人公の無駄な殺しはしたくない精神が発動して仲間を危険に晒す。イライラする。
- そして船で脱出。
- 死亡した一人の遺族に全額寄付。
- 主人公の手には捨てた超大金のある経度が記されたメモが。
ベン・アフレックのキャラにイライラ。
なにがイライラしたって。元リーダーで冷静な判断が売りのリーダ(ベン・アフレック)が金に目が眩んで重量オーバーだって言われているのに「なんとかしろ!」と独断で命令したのが全ての始まり。おかげでへりは墜落して全員が危険に。途中仲間の彼女(強盗計画の手引きをしてくれた)を国外に逃がす際も「顔を見られたから殺すべきだ」とか言う冷徹っぷりも空回りで結局全てお前のせいだ。とイライラする。
オチも不満
最後のオチも全員が死んだベン・アフレックに全額寄付するところも、結局最後に笑うのは「ベン・アフレックの遺族」と言うところにも多少の不満が残る。
何、
俺たちはよくやった、金じゃない仲間だ。あいつのために乾杯。
みたいに良いことやっています演出しているんだ?そんなのいらないだろ!!!!?
強盗をしようと仲間に話を持ちかけた時、それぞれがそれぞれの人生を歩んでおり上手く行ってなかったとは言え、全員が覚悟を決めて、お金の為に命懸けで挑んだのだから、遺族に全額寄付したけど残りの超大金を取り戻して全員が超笑顔なエンドとかにして欲しかった。
主人公のオスカー・アイザックに物申したい
冒頭の戦闘シーンからこの人がリーダー的な存在感を示すのは最高の演出でした。しかし
元カノを国外に逃してお互いの為に会えないと言っていたくせにラストで「元カノに会いにいく」とか言っているし。
元カノは強盗先のマフィアの元部下で裏切り者の為「120%指名手配されている」
なのに自ら会いにいくとかバカだろ。もう一本映画作りたいのか?
最後の途中で破棄した超大金のありかを示すメモを仲間から渡されて「なんとも言えない顔して」終幕もダメだろ。
めちゃくちゃ笑顔か、悪い顔かどちらかにしてくれよ、どうすんだよその金って気持ち悪さだけが残ったよ。
Netflixオリジナル作品としての地位は?
Netflixのオリジナル作品としては中くらいの出来。ちなみに下の作品は、タイタン・ユピテルとイオなどなど。結局Netflixオリジナルは品質に差があるのが難点。それだけ大量の作品を出しているのだから仕方がないのだろうが、それにしても残念である。
トリプルフロンティアのキャスト・スタッフ
トリプルフロンティア:キャスト
レッドフライ:ベン・アフレック
仲間全員にレッドフライが来るなら参加すると言わしめる凄腕のリーダー。
だが2000億に目がくらみ重量過多でヘリを墜落させる超クソ采配をした重罪人。最後は死んだからいいよね。じゃねぇよ。
離婚・アルコール依存症・ギャンブル依存症・大作映画「アルゴ」の映画監督をやったり大作映画の主演をやったりと凄いのに私生活とバットマンの汚い顔と演技で大不評だったが、やはり彼がいるだけで映画が締まるのでいつもいて欲しい。ベン様がいてくれて嬉しかった映画は「スモーキンエース暗殺者がいっぱい」
映画アルゴの緊張感は最高なので見て欲しい。
ポープ:オスカー・アイザック
本作の主人公なのにベン・アフレックの知名度で宣伝されてしまったため彼の横にいる補佐役みたいな立ち位置。しかし劇中では彼が最初から最後まで冷静でいたおかげで仲間を危機から救った。
が、最後の最後にイップスを発症。
なぜか敵を撃てなくなり仲間をめちゃくちゃ窮地に陥らせ、ラスト残された大金の場所を知ったのに微妙な顔した。生還したのに脚本に殺された男。
ニコラスレフン監督映画ドライヴに出ていたライアン・ゴズリングと仲良くなった奥さんの服役していた旦那さん役の人。Netflixオリジナル駄作「アナイアレイション」の寝取られてた旦那さん。スターウォーズ8・9に出ているらしい。
アイアンヘッド:チャーリー・ハナム
冒頭から腹を撃たれた後も包帯を巻く程度の治療で数日間顔色ひとつ変えずに乗り切った超人。しかし特に活躍もせず、お荷物になるわけでもなく。
どっかで見たことあると思ったらパシフィック・リムの主人公。一人で操作し菊地凛子と巨大ロボを操作したあの弟の方。キング・アーサーで主演を獲得したが微妙な出来だったので、トリプルフロンティアで巻き返そうとしたが、うーん。
ベン:ギャレット・ヘドランド
キャットフィッシュ:ペドロ・パスカル
金を持っているが金に目が眩んだのはベン・アフレックであって彼ではない、まだボスを殺していないのに金を見つけた時にめっちゃ叫んでしまったのはプロ失格だろ。
金を積みすぎて重量オーバーだ、アンデスを越すんだぞ!無理だ!と操縦士としての常識をベン・アフレックに伝えるも「なんとかしろ!」と言われ
「分かった!なんとかする!」と答えて
結局墜落直前に「無理だ!」と言う
ベン・アフレックを野放しにした時点で彼も同罪。
キングスマンやグレートウォール・ゲームオブスローンズ・ナルコス・でも出てくる良く見る人。
トリプルフロンティア:監督
- マージン・コール
- オール・イズ・ロスト 最後の手紙
- アメリカン・ドリーマー 理想の代償
- トリプル・フロンティア
アクションというよりはヒューマンドラマ映画を撮ってきた監督が初めて挑んだサバイバルアクション映画。監督と脚本を担当しアクション部分はリアルで面白かっただけに脚本は超残念。
Netflixオリジナル「トリプルフロンティア」まとめ
Netflixオリジナル作品群にまた「大作(予算だけ)B級映画」が誕生。
見終わった後の多幸感もカタルシスもなく。
記憶もすぐに薄れるだろう。
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