映画『The Beekeeper(2024)』物語結末までネタバレと海外の感想評価まとめ

「ジェイソン・ステイサム版イコライザー!!」映画『The Beekeeper(2024)』物語結末までネタバレと海外の感想評価まとめ紹介。初代スーサイドスクワッド、ブライトと駄作を連発してきた監督の起死回生はあるのか？養蜂家のステイサムが政府相手に大暴れ！！海外では絶賛され続編が期待されていると話題になっています。

キャスト

ジェイソン・ステイサム／アダム・クレイ役

エミー・レイバー＝ランプマン/FBI捜査官ヴェローナ・パーカー役

ジョシュ・ハッチャーソン/デレク・ダンフォース役

ジェレミー・アイアンズ/ウォレス・ウェストウィルド役

ジェマ・レッドグレイヴ/ダンフォース大統領役

ボビー・ナデリ/マット・ワイリー捜査官役

ドン・ジレ/プリッグ副長官役

映画『The Beekeeper』日本公開日は？

2024年1月時点で映画『The Beekeeper』の日本公開の予定や、情報はありません。

映画『The Beekeeper』物語結末までネタバレ

マサチューセッツの片田舎で一人暮らしをする定年退職したエロイーズ・パーカー（フィリシア・ラシャ）、彼女の屋敷の敷地にある納屋にアダム・クレイ（ジェイソン・ステイサム）という寡黙な男が居候しながら、養蜂家として静かな生活を送っている。

ある日、エロイーズは巨大詐欺組織の言葉巧みなフィッシング詐欺に引っかかり、老後tの蓄えだった200万ドルを奪われてしまう。

ある夜、クレイが出来上がったハチミツをお裾分けにエロイーズの家を訪れると、拳銃自殺したエロイーズの遺体を発見する。そこにエロイーズの娘であるFBI捜査官ヴェローナ・パーカー（エミー・レイバー＝ランプマン）が現れクレイは犯人と間違われて逮捕されてしまう。

警察の調査でエロイーズの死因が自殺と断定されたたため、クレイは釈放される。ヴェローナは、エロイーズの資産を奪った特殊詐欺グループはFBIでも足取りが掴めないため特定は困難で、もし見つかっても裁かれることはないだろうと悲観していることを伝える。

謎の組織“ビーキーパーズ“

エロイーズから話を聞いたクレイは、謎の組織 “Beekeepers “に連絡を取り、ミッキー・ガーネット（デヴィッド・ウィッツ）が経営するUDGという特殊詐欺グループのコールセンターの住所を入手する。

UDGのビルを訪れたクレイはボディーガードをぶん殴ってオフィスに向かうと、クレイを無視して電話を続けるオペレーターを殴りまくって気絶させる。50人近いオペレーターたちがやっと自分たちが標的だと気がつき逃げ去った後、オフィスにガソリンを撒き、爆弾を設置してビルごとアジトを爆破して立ち去る。

ガーネットは上役のテクノロジー企業重役デレク・ダンフォース（ジョシュ・ハッチャーソン）に事の顛末を報告、ダンフォースはガーネットにクレイを殺すように指示する。

銃で武装したガーネットと手下はクレイの養蜂場を訪れると、クレイの蜂箱を破壊して納屋まで追いかけるが、すでに罠を張っていたクレイは手下を静かに瞬殺していく。

残されたガーネットの指を切り落として泳がすために逃がし、ガーネットがダン・フォースに電話している最中にガーネットを殺害して、ダン・フォースを脅して電話を切る。

ダンフォースはダンフォースの会社の警備担当をしている元CIA長官のウォレス・ウェストウィルド（ジェレミー・アイアンズ）にクレイについて尋ねると、クレイは謎の組織ビーキーパーの一員で、ダンフォースの身が危険だと警告する。

ウォレスは即座に、クレイを止めようと現在のCIA長官に連絡、間抜けな女暗殺者がガソリンスタンドでクレイに襲いかかるが、クレイは暗殺者を返り討ちにしてガソリンスタンドごと焼き殺して立ち去る。暗殺失敗報告を受けたビーキーパーはCIAとウォレスに、今後クレイに関与しないと伝える。

アメリカ中の特殊詐欺を壊滅させる

一方、ヴェローナとパートナーのマット・ワイリー（ボビー・ナデリ）は、殺人事件が起きたガソリンスタンドで調査を行っていた。彼らはクレイの次の標的が、デレくの特殊詐欺を管理しているボストンの本拠地であるナイン・ポインツ・センターであることを突き止め後を追う。

ウォレスは元特殊部隊員たちを集め、クレイは政府の管轄や法を超えて米国を守ることを任務とする秘密組織ビーキーパーズの一員だと説明し、これから訪れるクレイを阻止しろと命令、さらにヴェローナの報告を受けたFBIは、ビルの周辺にSWATチームを配置してビルを護衛する。

クレイはSWATチームの集団の中にしれっと潜り込み、素早くチームを倒しビルに潜入する。すぐさま特殊部隊がクレイを追ってくるがクレイはあっさりと特殊部隊を皆殺しにした後、アジトの支配人をぶちのめし情報を吐かせてビルを立ち去る。

ヴェローナはクレイに捕獲されていた支配人から情報を得て、FBIのプリッグ副長官に、ダンフォースは複数の米政府機関が利用する企業を運営しており、その繋がりでダンフォースの母でアメリカ大統領であるジェシカも暗殺の対象になっている可能性が高いと進言する。

クレイを逃したことを知ったウォレスは、ダンフォースをジェシカのシークレットサービスに守られた大統領邸に逃げるように提案し、ダンフォースは早速大統領邸に隠れる。

エンディングネタバレ

大統領邸の入り口付近で、クレイはトラックの荷台に乗り込み、シークレットサービスの捜査官と入れ替わり、そこで開かれていたパーティーに紛れ込む。ヴェローナがクレイに気付いたため、トラックに仕掛けた爆弾を作動させ、大統領邸宅に侵入する。

一方、屋敷の中では、プリッグ副長官はジェシカ大統領に、息子のデレク・ダンフォースがCIAのプログラムを使って詐欺のターゲットを探し出し、特殊詐欺を行い金をだまし取っていることを報告する。

話を聞いたジェシカは、もしクレイがここを訪れることがあれば、クレイと世間に息子がプログラムを使った真実を話し、息子に慈悲を与えてくれるように言うつもりだと伝える。

母の裏切りを聞いた馬鹿息子はプリッグ副長官を撃ち殺したあと、母を人質にとって閉じこもる。

クレイは大統領邸を護衛していた数多くの刺客を返り討ちにしながら大統領執務室に向かう。道中ウォレスが思いとどまる様に伝えるが、クレイはウォレスの指を折って執務室に入る。

中に入ると、ダンフォースは母親を盾にしていたが、クレイはヴェローナの静止を無視して早撃ちで馬鹿息子を殺し、すぐ横の窓から飛び降りる。

ヴェローナはクレイに銃を向けるが、クレイを撃たないことに決め構えを解く。

飛び降りたクレイはビーチに隠していたスキューバの道具を取り出し、さっさと海に向かって逃げ物語は終了する。

海外の感想評価まとめ

ここから先は2024年に海外で『The Beekeeper(2024)』を観たレビューを忖度なく紹介。大手映画レビューサイトIMDb、メタスコアの評価の一部を紹介しています。

IMDb 6.7/10

7/10
適度な賑わいをもたらす
『ファストX』と『ザ・メグ2』の後、ジェイソン・ステイサムの映画にはもう時間を浪費しないと誓ったが、映画『The Beekeeper(2024)』の予告編が良さそうだったので、彼に最後のチャンスをあげようと思った。また刺されないことを祈るばかりだ。
ありがたいことに、デヴィッド・エアー監督によるこのアクション映画は、蜂蜜のように甘い。気取らず、大げさで、華麗に暴力的なナンセンス映画で、真面目に見る必要はない……この映画は、1時間45分の上映時間の間に、主演がどれだけ多くの人を殺したり傷つけたりできるかがすべてだ（答えは「たくさん！」）。
親切なエロイーズ・パーカー（フィリシア・ラシャド）が所有する農場でミツバチの巣箱の世話をしているが、彼は「養蜂家」として知られる引退した特殊工作員でもあり、FBIでさえ知らないほど極秘の政府プログラムの一員でもある。エロイーズが詐欺師に貯金をすべて奪われ自殺すると、アダムは浮かぬ顔で犯人を追い、その足跡はアメリカ大統領（ジェマ・レッドグレイヴ）まで続く。
建物は爆破され、手足は折られ、体の一部は切断され、人々は撃たれるが、アダムはかすり傷ひとつ負わない。女性の養蜂家がトラックの荷台に取り付けたミニガンを使うシーンもあるが、ミニガンはいつも楽しい。
一日の終わりに、アダムは悪者どもに罪を償わせ、すぐに逃亡する。おそらく、さらに蜂の巣を設置し（悪者どもは先に設置した蜂の巣を撃ち尽くしてしまった）、避けられない続編に備えるためだろう。

10/10
私にとっては簡単な10点 – たとえ私が少数派であっても、非常にお勧めします。
アイマックスでの早期上映を見ることができて本当に良かった。
とにかく、ジョン・ウィックのようなワルなワンマンアーミータイプのアクションファンを満足させる、スリル満点の作品だ！ジェイソン・ステイサムのファンになって数十年になるが、これは彼のベストの1本だ。脚本も見事で、カート・ウィマーは深みのあるアクション大作にぴったりだ。
何度も詐欺にあったことのある自閉症者にとって、映画『The Beekeeper(2024)』はツボにはまった。素晴らしい演出、スムーズな脚本、素晴らしいストーリーと一流のアクション！

6/10
ジェイソン・ステイサムが驚異的な活躍を見せる。
映画映画『The Beekeeper(2024)』は、個人的な恨みを超越し、国家全体に影響を与える復讐の物語を展開し、強烈な興奮に包まれる。
この映画は、謎めいた「養蜂家」の元工作員である一人の男と、容赦ない旅に出る。個人的な正義のための残忍なキャンペーンとして始まった物語は、国家を巻き込むハイ・ステークス・スリラーへと急速にエスカレートしていく。
ストーリーテリングは、陰謀の網を張り巡らせ、秘密組織の幾重にも張り巡らされた構造を解き明かす、サスペンスとしては平凡かもしれない傑作だ。主人公が孤独な復讐者から、より大きく危険なゲームのプレイヤーへと変貌していく過程は、説得力があり、ほとんど平均的で、冷ややかだ。この映画『The Beekeeper(2024)』は、手に汗握るアクションの期待に応えるだけでなく、権力と陰謀の影の領域を探求しており、スパイの陰謀を感じさせる手に汗握るスリラーのファンには必見の作品である。6/10点は妥当だろう。

8/10
映画『The Beekeeper(2024)』
テンポの良いアクションとお下品なハチ関連のセリフが満載の、実に楽しい復讐アクション映画。登場人物のバックストーリーはこれまで何度も描かれてきたが、プロットには現代的なアイデアと憎めない現代的な悪役があり、強い道徳的メッセージはとても新鮮だった。
登場人物の演技もいいし、子分の中にはちょっとおバカな奴もいるが、彼らの存在感の大きさが、それ以外はごく普通の作品に驚きを与えている。出だしはかなり遅く、結末も唐突だが、テンポの良さ、音楽、戦闘シーンが終始楽しませてくれる。

8/10
意外と面白い
私はほとんど期待せずに映画『The Beekeeper(2024)』に臨んだ。この映画のすべてがとても満足のいくものだったことに、とても驚いた。この映画に出てくる悪党や詐欺師には全く同情できず、彼らが報いを受けるのを見るのは陶酔的だった。もちろんジェイソンは、殺しも残忍な取り押さえも、とても満足のいくものにしてくれた。
ひとつだけ言わせてもらうと、蜂の巣の話は陳腐なところもあるが、ビーキーパーズの背後にある伝承は、世界観の構築として機能しており、私の注意を引きつけるのに十分面白かった。アクション映画が好きで、納得のいく結末が好きな人にお勧めしたい。

7/10
ジェイソン・ステイサムとデヴィッド・エアーが帰ってきた
映画『The Beekeeper(2024)』は、予想外に濃密な神話のおかげで、借用した映画ほどタイトでも凝縮されてもいないが、重要なところでは実によくできている。
基本的にはジェイソン・ステイサムが100分間人を殴り続けるのだが、決して飽きることはない。ありがたいことに続編を期待させるような内容ではないが、このような作品が増えることは間違いなく歓迎すべきことだろう。
ジェイソン・ステイサムは、最近の作品のように不発に終わったとしても、決して悪くはない。それでも、彼の才能と身体能力が実際に良い作品に活かされているのを見るのは嬉しい。ジェレミー・アイアンズは養蜂に関する説明を魅力的に伝える能力があるし、ジョシュ・ハッチャーソンはこの作品で実際に目覚めている。
ステイサム同様、デヴィッド・エアー監督も何度か失敗を経験しているので、彼と彼のチームが白兵戦を得意としていることを示しながら、彼が得意とすることを再びやっているのを見るのは、同じようにやりがいがある。デヴィッド・サーディ＆ジャレド・マイケル・フライによる音楽は、この作品がうまくいっている理由の大きな部分を占めており、間抜けなひねりを最大限にシリアスに扱っている。

8/10
ステイサム、ジョン・ウィックとイコライザーになりきる
デヴィッド・エアー監督の映画『The Beekeeper(2024)』では、ジェイソン・ステイサムがジョン・ウィックとイコライザーになりきっている。この映画は、ステイサムの得意技である、何事もなかったかのように悪者をやっつけることと、それをしながら超クールに見せることで、90分あまりの容赦のない、動揺のない、純粋な逃避的楽しさを味わえる。ステイサムはここでも、最も残酷でとんでもなく面白い方法で、それを見事にやってのけた。たしかに信憑性は捨てなければならないが、もしあなたが80年代や90年代のアクション・スリラーのファンで、一人の男がすべてを敵に回すような作品が好きなら、私がそうであったように、この映画を気に入るだろう。この映画は実にエキサイティングだった。2024年の映画シーズンの幕開けにふさわしい。とても気に入った。純粋な脱力系エンターテイメント。

6/10
映画『The Beekeeper(2024)』: 6.5/10
プロット／脚本＝5/10
撮影＝7/10
演技＝6/10
楽しさ＝8/10
備考 『イコライザー』を想像してほしいが、ジェイソン・ステイサムが養蜂家に扮している…そんな映画だった。正直なところ、ずっと楽しませてもらったが、プロットがちょっと奇妙だった。コメディとアクションをミックスしたような、コミカルで笑えるシーンもあった。映画は期待通りのもので、それ以上でもそれ以下でもない。脚本家と監督は、このプロットがいかに荒唐無稽か知っていて、それをうまく受け入れているように思えた。悪趣味なシーンのあるストレートなアクション映画をお探しなら、この映画は気に入るだろう。ジョシュ・ハッチンソンが、現大統領の息子とほとんど同じと思われるキャラクターを見事に演じていたのは言うまでもない。

メタスコア 54/100

80
Colliderネート・リチャード
ある種の観客は眉をひそめ、嘲笑うかもしれないが、ステイサム信奉者は笑顔で笑い、座席で歓声を上げるだろう。

80
TheWrap William Bibbiani
100％純粋なステイサムであり、観客が希釈されたバラエティーに満足せざるを得なかった長年の後では、これは歓迎すべき復帰作だ。

75
グローブ・アンド・メール紙（トロント）Barry Hertz
映画『The Beekeeper(2024)』は傑作である。

63
Movie Nationロジャー・ムーア
ステイサムは56歳で、怒りをぶつけるのに十分な体格を持ち、印象的なスタントワークの恩恵を受けている-彼自身、彼のダブル、そして彼が刺したり、蹴ったり、殴ったり、突っ込んだりすることになるスタントマン／ミニオンの軍団。ジェフリー・オブライエンの息もつかせぬ編集にも乾杯。

60
スクリーン・ラントメイ・アブドゥルバキ
映画『The Beekeeper(2024)』は魅力的な乗り物で、ひとたびアクションが始まれば、その勢いは止まらない。

60
デイリー・ビーストNick Schager
ビート・エム・アップだが、その戦闘シーンの実力は、結局のところ、意図しないユーモアの影に隠れてしまっている。

50
インディ・ワイヤーDavid Ehrlich
カート・ウィマーの上昇志向の強い脚本のおかげで、この映画にあるのは、コミカルな低レベルから権力の最高レベルまで登る、おんぼろなはしごだ。

40
Empireジョン・ニュージェント
ステイサムはいつものようにがむしゃらに説得力を発揮しているが（といっても、彼がケツを蹴るのを許されるのは20分後だが）、アクションシーンにはひどい一貫性がない。

38
ReelViewsジェームズ・ベラルディネリ
映画『The Beekeeper(2024)』では、過去半世紀のステイサムの出演作のほとんどがそうであったように、この俳優もまた、知名度を上げることと引き換えにギャラを受け取るために出演している。

25
スラント・マガジンデレク・スミス
部分的に完成したスケッチのように、時折色彩が閃くだけで、残りの部分がいかに未完成でいい加減に構成されているかを思い知らされる。

まとめと感想「最近のステイサムで群を抜いて面白い」

ジェイソン・ステイサムがイコライザーとジョン・ウィックになりきって2時間ぶっ倒しまくる痛快アクション。

居候させてもらっている家主が死んだから仇を討つ為、下から順番に犯罪組織を壊滅させていき、さらに上の、さらに上の組織をぶっ殺していくうちに大統領にまで辿り着いちゃうというとんでも展開だが、余計な情報は少なく、テンポは良く、誰がみても痛快で、エクスペンダブルズでちょっと活躍少なくね？とかジェイソン・ステイサム成分が足りないと思っている人向けの映画。

最近世界中で猛威を振るっている特殊詐欺グループを片っ端から壊滅させてアジトを爆発させていく様は、私たち国民が求めている等身大のヒーローで、頼もしく気持ちが良い。

もちろん特殊部隊を相手にどれだけ撃たれてもかすり傷一つつかないし、どう考えても動きは鈍くて無理だろ！？ってシーンもたくさんあるが、そんなのはどうでも良い、日本で異世界転生ものが流行っているのと同じように、プロレスのように、私たちを気持ちよくさせてくれる。これでいいのだ。エクスペンダブルズより好きなシリーズになりそうだ。

ブライト、スーサイド・スクワッド初代でかなり酷評されていたデヴィッド・エアー監督がここまで痛快でシンプルでわかりやすく楽しい映画を作るとは、ハリウッドで再び活躍できそうで嬉しい。続編をどうにでも作れそうな終わり方だったので、次はきっと中国が相手なんだろうが、頑張るジェイソン・ステイサムが見れるのが楽しみで仕方がない。