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もくじ
映画『ファミリー・プラン』作品情報
『ファミリー・プラン』は、2023年に公開されたアメリカのアクションコメディ映画です。監督はサイモン・セラン・ジョーンズが務め、脚本はデイヴィッド・コゲシャルが手掛けました。上映時間は119分で、ジャンルはアクションコメディ。主演はマーク・ウォールバーグ、ミシェル・モナハン、ゾーイ・コレッティ、バン・クロスビーらが務めています。
ストーリーあらすじ
ダン・モーガン(マーク・ウォールバーグ)は、遊園地で写真を撮られたことがきっかけで殺し屋に追われるハメになる。何も知らない家族に旅行と嘘をつきながら追手を振り切りラスベガスに向かうが、彼の正体が徐々に明らかになっていき…。
キャラクターの紹介
- ダン・モーガン(演:マーク・ウォールバーグ):元暗殺者で、家族を守るために再び戦うことを決意する主人公。
- ジェシカ・モーガン(演:ミシェル・モナハン):ダンの妻で、家族の安全を守ろうと奮闘する。
- ニーナ・モーガン(演:ゾーイ・コレッティ):ダンとジェシカの娘で、家族の秘密に直面する。
- カイル・モーガン(演:バン・クロスビー):ダンとジェシカの息子で、父親の過去に驚愕する。
映画『ファミリープラン(2023)』物語ネタバレ
中古車販売スタッフのダン(マーク・ウォールバーグ)は妻のジェシカ(ミシェル・モナハン)、長女ニーナ(ゾーイ・マーガレット・コレッティ)、弟のカイル(ヴァン・クロスビー)、末っ子マックス(イリアナ・モリス)の5人家族。
18年目の結婚記念日、習慣を大事にしているダンは、今年も同じようにジェシカを連れて、二人が初めて出会った遊園地に行きデートを楽しむ。しかし、ジェシカは夫を愛していたが、日常から抜け出し、刺激が欲しいと願っていた。遊園地を楽しむダンとジェシカのキスシーンを撮影されてしまい、ダンはやめるように伝えるが、少年たちはダンを馬鹿にして立ち去る。ダンは妻の前で騒ぎを起こしたくなかったので、黙って見届けるも、帰った後、少しだけイラついた顔をみせる。
政府の殺し屋ダン
ダンがマックスを連れてスーパーで買い物をしていると突然見知らぬ男に襲われる。ダンは戸惑うことなく、男をぶっ倒してぶん殴り撃退する。ダンは帰宅すると隠していた大量の現金を取り出すと、旧友のオーギーに偽造IDを依頼しながら、ダンはかつて政府の殺し屋だったことを隠して生活していたことが判明する。電話をしながらダンは家族の荷物をまとめて家を出る準備をする。
ダンはすぐに反抗期真っ最中のニーナと、プロゲーマーの夢をあきらめていないカイル、そして妻のジェシカの職場に押しかけ、すぐに準備させてラスベガスに向かう。(自発的に動くダンの行動にめちゃくちゃ喜んでいる)
家族を乗せて家を出た途端、自分が追跡されていることに気づき、追跡装置を友人の車に取り付け、追手を巻いてベガスに向かう。ついでに妻と子供たちのスマホを奪うと川に捨てる。
しかし、モーテルでゆっくりしようとしたが、カイルはプロゲーマーを目指す卵としてそこそこ有名で一緒に写真を撮ってアップされたため、早速追手がダンを追い詰める。運転しながら、家族が寝静まっているのを確認したダンは、エンヤのBGMの音量を上げながら、華麗な運転技術で追手を振り切る。そのまま運転を続けたダンはアイオワ州に辿り着く。そこでニーナは、彼氏のトレヴァーがいる南アイオワ大学の文化祭に寄り道する。が、そこで結局結局トレヴァーが浮気をしていることを知り落胆する。見かねたダンはニーナに急所術(暗殺術)を教え、トレヴァーを懲らしめさせてあげる。(その間も追手は来ていたがダンがあっさり撃退する)
コロラド州を通過中、運転中のニーナとダンは様々な想いを吐き出し絆を深める。途中立ち寄ったレストランで、カイルがプロゲーマーを目指していることを知ったダンは、諦めるように仕向けるが、納得のいかないカイルは隣にある、レーザー銃で撃ち合うサバゲー競技(レーザータグ)でダンを負かそうとするが、本職のダンに叶うはずもなく圧倒的に勝利する。ついでに父の威厳と親子の絆を深める。
多くの気晴らしを経て、ダンと彼の家族はついにラスベガスに到着しオーギーからパスポートを手に入れ、ついにジェシカに伝えようとしたが、ジェシカを悲しませたくないダンは言えずにディナーを楽しむのだった。一方、子供たちは豪華なスイートルームにいろ、と言われていたが、なぜかカイルの得意なゲーム、ヴァロラントのベガス大会に飛び入りで参加してしまい、すぐに追手が集まってしまう。
ホテルに戻ったダンとジェシカの前に追手が待ち構え、ジェシカを人質にしたため、ジェシカはダンが何者かがある程度把握できてしまう。そしてダンが隠し持っていたナイフで追手を殺した後、子供たちのいるゲーム会場に向かう。道中、ジェシカはダンが過去18年間嘘をついていたことに怒っており、会話を拒否する。
ゲーム大会で優勝を決めたカイル、マックスとニーナを連れて、元殺し屋で、元同僚に命を狙われていると真実を話すが、冗談だと思われ笑ってしまう。が、目の前でダンが追手を殺している姿を見て納得して脱出する。
ダンはなぜ殺し屋になったのか?
隠れ家のモーテルでダンは家族を座らせ、自分の過去を話す。本名はショーンで、幼い頃に母親を亡くした後、18歳で軍隊に入隊した彼は、暴力的な父の遺伝子が優秀だったのか実力を上げていく。そこでマキャフリーという元SASのエージェントから誘われ殺し屋となり43人殺したこと、最終的に金のために仕事を請け負い始めたマキャフリーから逃げ姿を隠して今に至ることを伝える。
ダンは家族に偽造パスポートを渡し、新しい人生を歩もうと伝えるが、家族はダンの提案を拒否する。当たり前だが、彼らは自分たちが築いてきた生活を愛しており、それらをすべて捨ててまた最初からやり直すなんて考えられなかった。ジェシカに至っては、自分はただのダンの隠れみのだったんだと騙されたことにショックを隠せず憤っていた。
ジェシカは旅行業を営む友人のグウェンに電話して別のルートで自宅に向かうことを決め、ダンには自分たちの危険を排除して、と伝え立ち去る。グウェンの用意してくれた旅客機に乗ると、実はグウェンはダンの命を狙うため、ジェシカから信用を得るために近づいていた刺客の一人だったことがわかるが、時すでに遅く家族全員がマキャフリーに捕まってしまう。
エンディングネタバレ「家族は幸せになるのか?」
ダンはついにマキャフリーからの電話で対話を持ちかけられる。指定されたタワーでついにマキャフリーと対峙すると、結局のところ、マキャフリーは復讐を考えていたが、この数日のダンの殺しの腕前を見て、成長した彼を誇りに思い、家族を捨てさせて仕事に復帰させたいのだ。最終的にダンは取引に応じ、ジェシカ、カイル、ニーナ、マックスは自宅に戻ることを許された。
が、なんだかんだで父親を愛していた家族は、エレベーターに乗りながら作戦を練り、マックスのうんこを部下の顔にぶつけ階段から突き落とし、ついに覚悟を決める。
ダンはグウェンをあっさり気絶させるが、異変に気づいたマキャフリーが大量の部下をダンに仕向ける。カイルは部下のドローンを扱い、ダンのために有利な情報を共有してダンが部下を殺すのを手伝う。
目覚めたグウェンがジェシカに襲いかかるが、元十種競技者のジェシカが槍投げで竹をぶん投げてグウェンをぶっ刺し殺す。ダンはマキャフリーを無力化して警察につき返す。
半年後、
半年後、マキャフリーが投獄され、ジャーナリストを目指していたニーナがこの秘密準軍事組織を取材したことがわかる。ダンは警備会社を立ち上げ部下に武術指導をしていた。ジェシカは十種競技のトレーナーに、ダンはプロゲーマーとしての道を歩み忙しそうにしているが、ダンが彼らに声をかけると家族全員が集まり一緒にキャンピングカーに乗り込み、一緒に出発の合図をしてドライブ旅行を初めて物語は終了する。
IMDbの感想評価 (6.3/10)
- “Loved this film” (8/10)
- この映画は非常に良かったです。マーク・ウォールバーグの作品が好きなら、時間を割いて見る価値があります。アクションとバイオレンスの面白さを、家族の問題とバランス良く組み合わせていました。視覚と音の面でも、この種の映画にふさわしい質の高さがありました。
- “Popcorn movie” (8/10)
- この映画は、真剣に捉えるべきものではありませんが、楽しめます。極端に現実離れしていて、時には面白くもあります。キャストが愛らしく、それぞれの役割に適していると感じました。特に、赤ちゃんのキャラクターが際立っていました。
- “Family isn’t always what it seems…..” (6/10)
- 映画の予告編を見た後、期待していましたが、期待に応える作品でした。特別なものはありませんが、家族の視点を持ちながら、楽しめるアクションを提供しています。マーク・ウォールバーグはいつも通りの演技を見せていました。
- “The Family Plan Keeps its Promises” (6/10)
- この映画は、マインドレスなアクションコメディのジャンルにしっかりと位置付けられています。予測可能でフォーミュラ的ですが、10か月の赤ちゃんのキャラクターが映画の予想外のハイライトとなっていました。
- “More turkey than firebird” (3/10)
- この映画は、すでに何度も見たような平凡なものでした。クリシェに満ちており、新しいアイデアが一つも感じられませんでした。
メタスコアの感想評価 (41/100)
- Calum Marsh (The New York Times) – 70
- この映画は、ありきたりな素材ですが、魅力と熱意で実現されています。監督のSimon Cellan Jonesは、コミック・スリラーのトーンをうまく扱い、アクションを洗練された創造性で撮影しています。
- Richard Roeper (Chicago Sun-Times) – 63
- 『ファミリー・プラン』は、すべての論理と現実を無視する世界に存在します。これはオーバーザトップなコメディであり、暗い笑いがいくつかありますが、基本的には生き生きとしたカートゥーンです。
- IndieWire – 50
- この映画は、1作目のダンと同じで、予測可能でフォーミュラ的で、家族のお気に入りになるほどのジュースはありません。
- Peter Bradshaw (The Guardian) – 40
- スクリプトは効率的に機能しており、関係者全員が一生懸命に取り組んでいます。しかし、映画のロボットのような光沢が最終的にはそれに逆効果をもたらしています。
サイモン・セラン・ジョーンズ監督の紹介
サイモン・セラン・ジョーンズは、イギリス出身の映画およびテレビ監督で、多様なジャンルの作品を手掛けてきました。彼のキャリアは1980年代半ばに製作アシスタントとして始まり、『Edge of Darkness』などのシリーズに携わりました。1980年代後半には、彼は監督としての地位を確立し、『Cracker』(1993年)や『Our Friends in the North』(1996年)など、90年代の英国テレビで最も評価された作品に貢献しました。
彼の最初の長編映画『Some Voices』(2000年)により、彼は英国アカデミー賞の新人監督賞にノミネートされました。その後もBBC Oneの『Sherlock Holmes and the Case of the Silk Stocking』(2004年)やMore4の『The Trial of Tony Blair』(2007年)など、様々なテレビ作品を手掛けています。
サイモンの特徴的な映画スタイルは、現実主義と感情的な深さのバランスが取れていることにあります。彼の作品はしばしば社会的または政治的なテーマを扱い、複雑な人間関係や深い感情を描き出しています。『Our Friends in the North』などの作品では、社会的な変化と個人の生活が絡み合う様子を巧みに描いています。
サイモン・セラン・ジョーンズ監督は、独特なビジュアルスタイルと強烈な物語性を持ち合わせた映画製作の才能を持つ監督として、業界内外で高く評価されています。
主演マーク・ウォールバーグの紹介
マーク・ウォールバーグは、アメリカの俳優であり、プロデューサー、ビジネスマン、元ラッパーとしても知られています。彼の映画キャリアは、コメディ、ドラマ、アクションなど多岐にわたり、バフタ賞を受賞し、二度のアカデミー賞、三度のゴールデングローブ賞、九度のプライムタイムエミー賞にノミネートされています。
彼は1990年代初頭にヒップホップグループ「Marky Mark and the Funky Bunch」のメンバーとして活動し、映画界に足を踏み入れたのは1994年の『Renaissance Man』でした。『Fear』(1996年)、『Boogie Nights』(1997年)でのパフォーマンスが高く評価され、2000年代初頭には『The Perfect Storm』(2000年)、『Planet of the Apes』(2001年)、『The Italian Job』(2003年)などの大作に出演しました。特に『The Departed』(2006年)での演技はアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。
ウォールバーグは『Ted』(2012年)、『Daddy’s Home』(2015年)などのコメディ映画や、『Transformers』シリーズの二作品に出演するなど、多様な役柄を演じてきました。彼は2017年に世界で最も高給の俳優とされ、HBOシリーズのエグゼクティブプロデューサーとしても活躍しています。
ウォールバーグの演技スタイルは、リアリズムと強烈なスクリーンプレゼンスによって特徴づけられます。彼は、複雑なキャラクターを体現し、観客に強烈な印象を与えることで知られています。彼の代表作には、ドラマからアクションまで幅広く、映画界での彼の地位は、彼の多才さと映画への情熱によって確立されています。
まとめと感想
映画『ファミリー・プラン』は、サイモン・セラン・ジョーンズ監督が手掛け、マーク・ウォールバーグが主演を務めたアクションコメディ作品である。この映画は、元暗殺者が家族と共に逃亡するというストーリーで、アクションとユーモアのバランスを取りながら家族の絆を描いている。世界中の観客からは、その軽快なストーリー展開と家族の絆を前面に出した内容で好評を得ている。
まぁ面白い。
人はばんばか死ぬが、血はほとんど出ることはなく、最強の殺し屋のお父さんが無双するアクションシーンは見応えもある。その中で秘密を隠してきたことがSNSでバレてしまい追手に追われてしまうという、もう何番煎じだよってぐらい使い古された内容の脚本には疑問が生じるが全体的にはシンプルに楽しめた。
何番煎じかは置いといて、脚本は家族というテーマが巧みに織り交ぜ、主人公の過去と現在が交錯し、家族それぞれの悩みは現状を一つ一つ丁寧に解消させながら、飽きさせないように追手を彼にぶっ殺していき、マックスだけがいつも笑い、最後は一家で危機を共に乗り越える様子が感動的に描かれ、家族もの好きにはたまらない。ただ、マーク・ウォールバーグの演技はいつも通りすぎて、すごいお父さん、すごい殺し屋、全部同じに見えるのがなぁ・・・。
あと、ちょいちょいエロ挟むのはやめて欲しいかな。子供と見ていて、久々に燃えたわ!とかやめて欲しいわ。
2024年アメリカ公開映画
ネタバレ↓