映画『サンクスギビング(2023)』ネタバレ徹底解析、フェイク予告よりマイルドな点が賛否分かれる




「食後の視聴超閲覧注意」フェイク予告を16年後に映画化!『サンクスギビング』物語結末までネタバレ!イーライ・ロス監督の最新作は暗い感謝祭の秘密を暴く、血に飢えたスラッシャー映画です。

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映画『サンクスギビング』作品情報

タイトル: 映画『サンクスギビング』
上映日: 2023年11月17日(アメリカ合衆国)
ジャンル: ホラー、ミステリー、スリラー
制作国: アメリカ合衆国
上映時間: 106分
予算: $15 million
メタスコア評価: 63/100
監督: イーライ・ロス
主要キャスト: ・パトリック・デンプシー(シェリフ・エリック・ニューロン役) ・アディソン・レイ(ギャビー役) ・マイロ・マンハイム(ライアン役) ・ジャレン・トーマス・ブルックス(ボビー役) ・ネル・ヴァーラック(ジェシカ・ライト役) ・リック・ホフマン(トーマス・ライト役) ・ジーナ・ガーション(アマンダ・コリンズ役)

ストーリー概要あらすじ(ネタバレ無し)

プリマスで起きたブラックフライデーの暴動と悲劇を背景に、謎のシリアルキラー「ザ・カーヴァー」が現れ、暴動の関係者をターゲットにする。

映画『グラインドハウス』で上映されていた「サンクスギビング」のフェイク動画版↓

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主要キャラクター紹介:

  1. パトリック・デンプシー(シェリフ・エリック・ニューロン役)
    役柄: プリマスの町の保安官。カリスマ的なリーダーシップを持ち、町の安全を守る。
  2. アディソン・レイ(ギャビー役)
    役柄: 魅力的な高校生で、事件に巻き込まれる。
  3. マイロ・マンハイム(ライアン役)
    役柄: 冒険好きな若者。事件の謎を解明しようと奮闘する。
  4. ジャレン・トーマス・ブルックス(ボビー役)
    役柄: 町の若者で、自身の信念を持って行動する。
  5. ネル・ヴァーラック(ジェシカ・ライト役)
    役柄: 強気で独立心の強い女性。事件の真相に迫る。
  6. リック・ホフマン(トーマス・ライト役)
    役柄: プリマスの有力者で、影響力ある立場にある。
  7. ジーナ・ガーション(アマンダ・コリンズ役)
    役柄: 町の重要人物で、事件に深く関わっている。
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主演パトリック・デンプシーの紹介:

「グレイズ・アナトミー」で名高いデンプシーは、深みのある演技で知られ、本作で新たな挑戦を見せる。彼の演技は、繊細さと強さを併せ持つ。

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視聴者の反応と評価:

具体的なネタバレ有りレビューは物語ネタバレ後に紹介していきます。

  1. ポジティブ: “本格的なスラッシャー映画の復活。クリエイティブな殺害シーンが見どころ。” (8/10)
  2. ポジティブ: “予想外の展開と緻密な脚本。エリアス・ロスの最高傑作とも言える作品。” (9/10)
  3. ネガティブ: “ストーリーは魅力的だが、グロテスク過ぎるシーンが苦手な人にはお勧めできない。” (6/10)
  4. ポジティブ: “映画の最後までスリルとサスペンスが続く。見事な演出とストーリーテリング。” (8/10)
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映画のテーマとメッセージ:

商業主義への風刺と、伝統的なホリデーシーズンの裏に潜む暗い面を描く。感謝祭の象徴的な要素を使い、新しい視点からホラージャンルに挑戦。

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映画『サンクスギビング』物語ネタバレ

マサチューセッツ州プリマス

感謝祭の日、ブラックフライデーのセールを始めようと準備をしているのは、このスーパーの店長のミッチ(タイ・オルソン)妻(ジーナ・ガーション)、そしてオーナーでトーマス(リック・ホフマン)です。多くの群衆が並び待っている間、トーマスの娘ジェシカ(ネル・ヴェルラック)とジェシカの恋人ボビー(ジェイレン・トーマス・ブルックス)、そのほか友人たちを先行して店内に入れたところを、待ち構えている群衆が発見し口論になります。しかしグループの一人が待っている群衆を煽るような行為を行ったため、突如群衆は暴徒化し店のバリケードをこじ開けて侵入してしまいます。

混乱した群衆は我先に店に雪崩れ込み、ガラスで首を切った客が血を吹き出し倒れ、血で滑った人を次々に踏み抜き血だらけになっても、怪我人が出ても、暴徒たちはお構いなく買い物を続けた結果、ミッチの妻は群衆に巻き込まれて死んでしまうのでした。

後日、この戦いはニュースになりましたが、都合よく店の監視カメラが作動しておらず、誰も逮捕者が出ていないこと、将来有望なボビーは暴動で重傷を負い、プロ野球選手になる夢を諦め、町を去ったことが伝えられるだけでした。

一年後、サンクスギビングの日

暴動の様子がネットにアップされた動画を、じっと見ている男がいます。彼は暴動を起こしている人の顔を一人一人チェックし、街のウェイトレスの中年女性が写っているのを確認すると、男は立ち上がり準備をします。

夜、標的になったウェイトレスの女性が帰宅しようとしていると、マスクを被った男の車に惹かれて下半身を真っ二つにされます。そして、暴動のあったスーパーの看板に突き刺し立ち去り、翌朝には彼の犯行は大々的にニュースに取り上げられます。

その頃、ジェシカと友人のギャビー(アディソン・レイ)スキューバ(ガブリエル・ダベンポート)、ジュリア(ジェナ・ウォーレン)、エヴァン(トマソ・サネリ)は、SNSで“ジョン・カーヴァー “と名乗る人物にが”豪華な食卓”の写真をアップし、そこに彼らをタグ付けして投稿したのを見つけますが、最初彼らは冗談だと思って笑っていましたが、次にジョン・カーヴァーが投稿した写真は、彼が昨夜殺害したウェイトレスの女性の殺害現場の写真だったため、彼らを動揺させます。ジェシカたちはニューロン保安官(パトリック・デンプシー)に相談し、「感謝祭は守るべき制度だ」と主張し、事件の捜査を開始する。

ブラックフライデーの夜、スーパーに勤めていた人物や暴動者など暴動に参加していた人が次々と殺害されていき、SNSに写真が投稿されていきます。殺人が投稿されると、豪華な食卓のお皿の上や椅子には犠牲者の一部が並び、彼の主催するディナーに出席しているかのように徐々に席が埋まっていくのでした。

そして、カーヴァーは投稿で、殺人を犯しているのは、ブラックフライデー暴動で何かを奪われたことによる “復讐 “だと、犯行の動機を書いていました。その投稿を読んだジェシカたちは、彼の投稿するディナーの空席にグループの名前も書かれているのを見つけ、殺人事件の犯人を探すため、店の防犯カメラを調べ始めます。

するとブラックフライデーの日、ライアン(マイロ・マンハイム)がブラックフライデーに不審な行動をしているのを見つけ、ニューロンに相談しますがライアンはアデロールを購入していただけだったことが明らかになり、彼のアリバイが証明されます。

殺人は続き、暴動を最初に扇動したした若者カップルも惨殺し、ついにジュリアも命を狙われますがなんとか逃げ延びます。警察に保護されたジェシカは、ブラックフライデーで夢を奪われ街を去ったのに、一年後の今になって戻ってきたボビーに向けられます。

殺人犯とその動機とは?

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惨劇が続いているにも関わらず、感謝祭のパレードは行われ参加し、街全体で祝日を祝います。しかし、パレードの最中、ジョン・カーヴァーが現れ、一体を煙幕で目隠しした後、ジェシカ、彼女の父、キャサリン(カレン・クリシェ)が誘拐します。ニューロン保安官は本部で、ジョン・カーヴァーが用意した食卓に座るジェシカたちの写真を見て彼のスマホを追跡し、アジトを突き止め突入しますが、それは偽物で保安官たちはまんまと陽動にかかってしまったのでした。

突入が失敗していること、ジョン・カーヴァーの晩餐が始まっていました。彼はライブ配信しながら、拘束されている皆の前で、キャスリンの丸焼きの皮を剥ぎ、チアリーダーの血のワイン、そして、生きているエヴァンの脳みそを叩き潰したあと、エヴァンはあの日、暴動の様子を撮影していたから殺されたのだと説明します。

ジェシカは指輪のナイフで自由の身となり、単身カーヴァーの屋敷から逃げ出します。森を抜け街に入ると、誰かに襲われ倒れているニューロン保安官を見つけ助けた後、背後でビル逃げるボビーの姿を見たジェシカはニューロン保安官と一緒に捜索します。ジェシカは、ボビーが犯人だと捜査官たちに告げますが、ボビーはどこかに逃げてしまったのでした。

エンディングネタバレ「犯人は誰だ」

ジェシカが保安官事務所に戻り保護されていると、ニューロン保安官のブーツに、彼女が駆け抜けた森と同じ葉がついているのに気が付きます。

すると、ニューロン保安官は突如180度態度を変え、自身がジョン・カーヴァーであることを明かし、犯行の動機を語り始めます。ニューロンはブラックフライデーの暴動で惨殺されたミッチの妻と不倫関係にあり、彼女はニューロンを選び、一緒になるためにミッチと別れるつもりで、すでにニューロンの子供を妊娠していたこと、そして、あの日の夜、ジェシカたちが暴動の原因を作ったとして殺したいのだと伝えるのでした。

そしてニューロンがジェシカを殺そうとしたその時、ジェシカはスマホでライブ配信をしている画面をニューロンに見せつけ、彼の悪事を全て配信することに成功します。

激怒したニューロンはジェシカに襲いかかり、彼がジェシカを殺そうとした瞬間、ボビーがガラスを突き破ってジェシカを助け出します。ジェシカとボビーはニューロンのオフィスから脱出し、ジェシカはパレードに登場する予定だった七面鳥の風船人形を膨らませると、襲ってきたニューロンの隣で爆発させてニューロンを吹き飛ばし生き延びることがに成功します。

後日、ジェシカはボビーと再び付き合い始めますが、彼女は食卓で見た惨劇がトラウマになり、今もニューロンの幻影に悩まされているシーンで物語は終了します。

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海外の感想評価IMDb 7.1/10

  1. レビュー#1 (8/10): “この映画は現代のスラッシャーの中で際立っています。伝統的な要素を取り入れつつ、新鮮さを保っているのが特徴です。特にキルシーンの創造性とゴアの表現が秀逸で、映画全体を通して緊張感が持続します。登場人物それぞれが独自のバックストーリーを持ち、観客に感情移入させます。”
  2. レビュー#2 (9/10): “「サンクスギビング」は見事なストーリーテリングと演出で、私が長年にわたって観たスラッシャー映画の中でも特に印象深い作品となりました。ストーリーの進行は巧妙で、最後まで誰が真の犯人かを推測させます。殺戮シーンのグロテスクな描写も映画の緊迫感を高めており、目を離すことができませんでした。”
  3. レビュー#3 (6/10): “この映画は好みが分かれる作品だと感じました。映画の暴力的な描写は一部の観客には受け入れられないかもしれません。私自身はストーリーの展開には興味を持ちましたが、過度の暴力描写には苦手意識がありました。イーライ・ロスの映画ならではの過激さは健在ですが、全体としては少しバランスを欠いているように感じました。”
  4. レビュー#4 (8/10): “この映画は、一部の観客には受け入れられないほどのグロテスクな描写がありますが、私にとってはまさに求めていたスラッシャー映画でした。殺戮シーンは創造的で、映画全体を通して緊張感が持続し、キャラクターたちも魅力的でした。イーライ・ロスの監督としての技術が光る作品で、特に最後の展開は見ものです。この映画はホラー映画ファンには間違いなくおすすめできます。”

「サンクスギビング」の続編はいつやるのか?

エンドクレジット中の後日談などの映像は一切はありません。

しかし、エンディングでニューロンの死体は発見されていないことが明かされているので、この映画が成功すれば、ニューロン復活!と出てきても良いですし、彼にとって復讐対象だった奴らがほとんど生還しているのは、多少残念だった私としては、是非とも復活して欲しいと思います。もちろん、彼女と元鞘に戻った”ボビー”が真犯人として登場しても良いですね。これぐらいしっかりとエログロホラーが作れるのであれば、楽しみで仕方がありません。

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監督イーライ・ロスの紹介:

「ホステル」や「キャビン・フィーバー」で知られるロス監督は、グラインドハウススタイルの映画で独特の暴力的でグロテスクな演出を得意とする。彼の映画は、過激な描写とダークユーモアが特徴。

イーライ・ロスは、ホラージャンルにおいてその名を馳せるアメリカの映画監督、プロデューサー、脚本家、俳優です。1972年生まれのロスは、ニューヨーク大学で映画製作を学び、その後、ホラー映画の世界で注目を集めるようになりました。

主な経歴と代表作:

  • 『キャビン・フィーバー』(2002年): 監督デビュー作で、彼の名前をホラー映画ファンに知らしめることとなった。
  • 『ホステル』(2005年): この作品で、彼は「スプラッター映画の新たな旗手」として認知されるようになりました。この映画は、暴力的で血なまぐさい描写が特徴で、観客に強烈なインパクトを与えました。
  • 『グリーン・インフェルノ』(2013年)と『ノック・ノック』(2015年): これらの映画でも、ロスは彼独自のスタイルを確立しました。

映画作りへのアプローチとスタイル:

イーライ・ロスは、過激な暴力描写と独特のダークユーモアを特徴とする映画を多く手掛けています。彼の作品は、しばしば社会的なテーマや風刺を含みつつ、ホラージャンルの枠組みを拡張する試みを行っています。

『サンクスギビング』の製作動機:

『サンクスギビング』は、もともと2007年の映画『グラインドハウス』の中で見せられたフェイクトレーラーに基づいています。このトレーラーは、80年代のスラッシャー映画へのオマージュとして制作され、ファンからの強い反響を呼びました。ロスはこのトレーラーの人気と、彼自身のスラッシャー映画への愛から、長編映画化へと動機付けられました。この映画は、古典的なホラー映画への敬意として、そしてジャンルへの新たな貢献として製作された作品です。

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まとめ:「個人的にはエロ不足で不満」

もう一度、グラインドハウスのフェイク予告版サンクスギビングを見て欲しいんだけど。

こっちの方が面白くない?

グラインドハウスのエログロ予告で目に焼きついていた「サンクスギビング」を長編映画化ってことで、あの予告通りのグロさとエロさで楽しませてくれると思っていただけに個人的には60点ぐらい。残りの40点はエロが驚くほどなかったこと。

トランポリンで全裸シーンも、フ◯ラしながら首チョンパ、生首のついた七面鳥に腰を振ったりするあのシーンがないのはなんでやねん。時代か!?時代とか言うのか!?

暴力シーンは、いかにグロく見せるか、という点では目を覆うほどにグロく気持ち悪かったので満点。だけど!だけど!あの1分間のフェイク予告のグロさとは程遠い。ストーリーも関係なく感謝祭に殺人鬼が人を殺しまくるってだけ、テリファーのピエロが訳もわからずエンカウントした奴らから片っ端からぶっ殺すぐらいのシンプルさで良かった。

一番印象的だったのは冒頭5分のブラックフライデーで暴徒化した馬鹿野郎たちが我先に品物を求めて走って怪我して殺して殺される間抜けなアメリカ人を象徴するシーン。最高。

物語は、心理描写とかスリラーとかあるんだけど、なんだっけ、、、ゴーストマスクの・・・殺人鬼は誰だ!?って最後の最後にどんでん返しを楽しむやつ。。。を意識した何番煎じの脚本で、この余計な犯人探しパートでテンポを阻害するのもなんとなく緊張感が最後まで継続できず、しかも盛り上がりに欠けた。

グロいし怖いし気持ち悪いし!面白かった!面白かったんだけどさぁ!!

って映画

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