「メタスコア38点の低評価の理由とは?」映画『エクソシスト 信じる者(原題:The Exorcist: Believer)』結末ネタバレと海外の感想評価の賛否両方を紹介します。
もくじ
映画『エクソシスト 信じる者』物語ネタバレ
プランス、写真家のヴィクター・フィールディング(レスリー・オドム・Jr)は妊娠中の妻ソレーヌ(トレーシー・グレイヴス)と休暇中に、ブードゥー教の呪術師に祈祷してもらい子供に祝福を与える儀式を行います。
ある日、二人の滞在する街で大地震が発生し、逃げ遅れたソレーヌが瓦礫の下敷きになって重傷を負ってしまいます。ソレーヌはヴィクターに子供を守ってくれるよう頼み、気絶した後、病院に運ばれますが、ヴィクターは医師から、母体を助けるか、赤子を助けるかどちらかを選択しなければなりませんと、非情な選択を迫られます。
娘の失踪
13年後、
ジョージア、
ソレーヌを失ったヴィクターは、神への信仰を止め、娘のアンジェラ(リディア・ジュエット)と二人で暮らしていました。アンジェラは母親への愛情に飢えている様子でしたが、親子関係は良好です。学校を終えたアンジェラは親友のキャサリン(オリビア・オニール)と一緒に森に遊びに向かい、降霊術の真似事の遊びを始めます。
カメラマンのヴィクターはスタジオで家族写真を撮っていると、撮影中に子供の顔が恐ろしい形相になったり、現像前の家族写真が歪んで表示されるなど、奇妙な現象が起きていました。
帰宅したヴィクターは、アンジェラがいないことから連絡網を通じ、近くの森に遊びに行ったきり帰ってこないことを知ります。ヴィクターはキャサリンの母ミランダ(ジェニファー・ネトルズ)と父トニー(ノーバート・レオ・ブッツ)と森に捜索に向かうと、廃屋でバックパックを、ヴィクターは水の中にアンジェラの靴を見つけ警察に相談して大捜索を行いましたが、二人は見つかりませんでした。
二人の失踪から一週間後、牧場の納屋に隠れていたアンジェラとキャサリンが見つかります。ヴィクターはすぐに会いにいき再会を喜びます。二人は足に赤く水ぶくれ、皮膚は傷だらけ程度で命に別状はない様子でしたが、二人は疲れ切っており表情は暗いままでした。診察や聴取中二人は離れた場所からずっと見つめ合っていました。
ヴィクターはアンジェラと家に戻り、何があったのか聞くと、森の中の廃屋で母ソレーヌの霊とコンタクトを取ろうとしたら、穴に落ちて迷子になったたこと、二人にとっては三日間彷徨っていただけだったことを話してくれました。
悪魔パズズの再臨
アンジェラが保護されてから不可解なことが起き始めます。夜になるとアンジェラは目に見えない存在と話していたり、虚ろな表情で照明をいじっていたり、朝彼女のために風呂を沸かそうとすると、お湯が真っ黒になり、お風呂場には自分で剥いだであろうアンジェラの足の爪が剥がれ落ちていました。さらに、アンジェラはヴィクターの背後からソレーヌのスカーフを顔に巻きつけて転倒させたあと、突如倒れて痙攣を始め、病院に連れて行かれるまでの間、ずっと汚い言葉を吐きかけ続け鎮痛剤を打たれてやっと静かに落ち着きますが、彼女の手足の爪は剥がれる一歩手前で血だらけになっていました。
ミランダ、トニー、キャサリンは教会に礼拝に訪れ牧師の言葉に耳を傾けていました。目を離したすきにキャサリンは、教会の備品を壊しまくり血だらけの状態で牧師の前に立ち塞がると、「THE BODY AND THE BLOOD(体と血、祈りの言葉でキリストの体と血のことを指すが、この時の様子から推測すると、キャサリンの体に憑依した悪魔が神に喧嘩を売るように繰り返しつぶやいた可能性があります。)」と繰り返し叫び周囲を驚かせた後、病院に連れて行かれます。キャサリンもアンジェラのいる病院に連れて行かれたため、ヴィクターは再びキャサリン親子と会い、何があったのか、と頭を抱えることしかできません。
アンジェラの病室で診断に訪れた看護師のポーラ(アン・ダウド)に対し、アンジェラがしゃがれた男性の声で突然ポーラの過去について話しはじめ、大声で笑い出したと思ったら下半身から大量出血し始めシーツが真っ赤に染まります。アンジェラは下から大量に出血し始めます。
翌朝、ポーラはヴィクターの家を訪れると、過去修道女になるために修行していたこと、婚前妊娠して中絶させられたことなど過去に言わなかったことを、昨夜アンジェラが話はじめたことを話した後、娘のリーガンが悪魔に憑依された経験談を記したクリス・マクニール(エレン・バースティン)の本を渡します。(リーガンはオリジナル版エクソシストで悪魔に憑依された少女、クリスはリーガンの母)
最初は疑っていたヴィクターでしたが、クリスの本を読み、彼女のインタビューを見た後、クリスの家を訪れます。突然の訪問にもヴィクターを快く迎えたクリスに対し、ヴィクターは自分の家族の身に起きた状況を説明します。世界中の悪魔祓いの方法を研究してきたクリスはビクターと一緒にアンジェラの病室を訪れます。
施錠された病室のアンジェラはベッドの下に潜り込み様子を見ているクリスに対して威嚇をするような態度を見せた後、”リーガンが地獄で待っている”と言われたことで、アンジェラの中にはリーガンに取り憑いたのと同じ悪魔”パズズ”がいると確信します。
ヴィクターとクリスがキャサリン家族の家を訪れると、自分の顔を傷つけ血だらけの少女キャサリンの悪魔を追い出すための祈祷を始めます。しかし、クリスは穏やかになったキャサリンに油断して近付きすぎてしまい、十字架を使ってクリスの両目を潰されてしまうのでした。彼女は病院に運ばれ一命を取り留めますが、ヴィクターはクリスに相談して連れてきたことを後悔し謝罪しますが、クリスはあの子を助けようとしたことで後悔はしていないことを伝えます。
クリスが入院した後、ポーラは友人のマドックス神父(EJ・ボニーヤ)を通して悪魔祓いを行う許可を教会に申請しますが、教会は誰かが死ぬ可能性のある悪魔祓いを認めていないと告げられてしまいます。
そこでキャサリンの両親ミランダとトニーは、自分たちの友人でバプテスト派の牧師のドン・レヴァンス(ラファエル・スバージ)、ヴィクターはソレーヌの墓を訪れ、フードゥー教の祈祷師ドクター・ビーヒベ(オクウイ・オクポクワシリ)に、さらにペンテコステ派の牧師スチュアート(ダニー・マッカーシー)を頼り、二人の悪魔祓いをするために準備を始めます。
現代の悪魔祓いの方法
ヴィクター、ミランダ、トニー、ポーラ、レヴァンス、ビーヒベ、スチュアートは、床に魔法陣を描き、床に固定した二脚の椅子、そして医療器具を取り付け現代の悪魔祓いの儀式を始めます。
縛り付けられた二人を中心にビーヒベが悪魔に語りかけます。ポーラが聖書を読み始めると二人は苦しみ始めます。休憩後、今度はビーヒベが儀式を始めます。彼女が二人の顔に聖水を垂らし始めると二人は苦しみ始め、キャサリンは口から謎の黒い物体を、アンジェラは口から謎の黄色いモヤを吐き出し始めます。皆で聖書を唱え始めますが、悪魔は力を失っておらず、アンジェラの中の悪魔パズズがアンジェラを通して語り始め、ヴィクターはあの地震の後、子供のアンジェラではなく母体のソレーヌを救うことを選んでいたことを明かし、アンジェラの声でヴィクターを非難したあと、キャサリンとアンジェラは口々に”私を捨てないで”と口にし始め、そして一人の少女は生きるが、もう一人の少女は死ぬ。両親に誰を残し、誰を殺すのか選択しなければならないと恐ろしい予言を伝え皆に恐怖を伝染させます。
そこに聖書を唱え始めながら現れたマドック神父が教会の意向を無視して悪魔払いを始めに現れます。マドック神父が聖書を唱えながら二人の額に手を乗せ、儀式を続けると悪魔は苦しみ始めます。効果があると思われた瞬間、キャサリンの中の悪魔パズズがマドック神父の首を180度回転させて殺害します。
エンディングネタバレ「生き残ったのは」
マドックが死亡し周囲に絶望が溢れます。そこでヴィクターはアンジェラにソレーヌのスカーフを巻き自分の選択について謝罪して愛を伝えます。反対にトニーはキャサリンを生かしてくれ!と叫びます。するとアンジェラの体が宙に浮き上がり、黒い体液を天井に吐き尽くしたあと床に倒れます。
ヴィクターが倒れたアンジェラを抱きしめて涙を流していると、キャサリンが目を覚まし、トニーとミランダはキャサリンを抱きしめて喜びます。しかし、キャサリンの魂が、森の中の廃屋で目を覚ますと、悪魔パズズの声がしてキャサリンの魂を地獄に引きずり込んでしまうのでした。その瞬間、キャサリンは気絶するように死んでしまいます。ミランダとトニーがキャサリンの蘇生を試みている間、アンジェラは目を覚ましヴィクターは娘を強く抱きしめます。
しばらくしてアンジェラは普通の生活に戻りますが、かつての親友キャサリンがいた席には誰もいません。ミランダとトニーは自分たちのせいで地獄に落としてしまったキャサリンを悼む日々を送っています。ヴィクターがもう一度ソレーヌの墓を訪ねている間、ポーラは警察との聴取で自分の信仰を再確認していました。
クリスは病院に誰かが訪ねてくるのが聞こえ、応対すると”私よ”とリーガン(リンダ・ブレア)が母の病室を訪れたのでした。
海外の感想評価 IMDb 5.1/10
ハロウィンシリーズを復活させた凄い監督が今度はエクソシストの新たな三部作を作り上げると聞いて期待しないファンはいないと思います。しかし結果としてメタスコアは38点と超がつく低評価となってしまいました。
やはり多くの低評価をつける人は、1973年のオリジナル「エクソシスト」と比較しているのが原因です。本作を見た後、にやはりオリジナル「エクソシスト」を見るととにかく不気味で恐ろしく、悪魔に取り憑かれた少女を救うべく、信仰を失いかけた神父が挑むというシンプルなプロット、丁寧な背景描写と、恐ろしいほど不気味な悪魔の所業などの緩急も完璧としか言いようがありませんでした。
面白い好意的な意見
8/10
目新しさはないかもしれないが、愛すべきホラーの古典の続編としてはしっかりしている。先行上映後の厳しい反応を聞いて、少しショックを受けている。
最初に断っておくが、私は『エクソシスト』(1973年)の大ファンだ。私のホラー映画ベスト3に入る。
文字通り、このジャンルの真髄とも言える作品のひとつである。だから、特にデヴィッド・ゴードン・グリーンが『ハロウィン・エンド』で没落した後、この新作が公開されるのを正直とても恐れていた。
映画を観た今となっては、一般の観客がこの映画をどう感じるかわからないし、私が目にした反応はかなり賛否両論だった。とはいえ、私はこの映画がとても良く、1973年のオリジナルの名作にまったく不快感を与えないものだと思った。特に、最後の10分間はアドレナリン全開で、最後には度肝を抜くようなことをやってのけた!この映画は明らかにオリジナルの『エクソシスト』ほど良くはないし、そうなるはずもなかったが、この映画の内容には純粋に驚いた。今週末、お時間がある方は、ぜひ映画をご覧になって、ご自分の感想をお決めください。
7/10
驚くほどとても楽しい。
エクソシスト』のファンや一般の観客が望むほど、『エクソシスト』を祓うことはできないだろう。「Believer』はそのどちらもやっていない。
ハロウィン・キルズ』や『エンズ』(『エンドズ』は面白かったが)のような忌まわしい作品は誰もが知っているし、ブラムハウスが『エクソシスト』3部作を製作すると発表されたときには、誰もがそれを期待していた。しかし、デヴィッド・ゴードン・グリーンはよく練られた脚本と演出でストーリーをまとめ上げ、なかなか良いエンディングへと導いてくれた。
脚本の問題や、悪を “退治 “するために皆が最後に力を合わせる方法について、私は何度も何度も語ることができるが、そんなことに何の意味があるのだ!?映画を見てください!楽しめること請け合いだ!
ワオ
私はもうホラーには免疫があると思っていたが、またしても悪魔祓いの映画が私を信じさせた。) IMAXで見たからかもしれないし、カトリックで育ったからかもしれないが、この映画は遠慮がない。
子役たちが素晴らしかった。私は映画の最初の20秒でジャンプした(冗談抜きで)。ずっと白目をむいていたし、文字通り涙を流し、心臓の鼓動は最高潮に達し、汗をかいていた。この映画は怖い。エクソシストI』や『エクソシスト3』への引用はとても繊細で、完璧なノスタルジーとフランチャイズの全く新しいテイクのように感じられた。これにはすべてがある。深く不安にさせるサイコホラー。恐ろしい映像。素晴らしいジャンプ恐怖。そして象徴的なキャラクターの再登場。そしてエンディングは?私はひどく落ち込み、心をかき乱された。あと2本も公開されるなんて信じられない。
つまらない否定的な意見
4/10
デヴィッド・ゴードン・グリーンにホラー映画を撮らせるのはやめてくれ。
彼には無理だ。今までに4回チャンスがあったけど、どれもダメだった。頼むから止めてくれ。
ビリーバー』の最初の40分ほどは、私もその気になっていた。グリーンの演出は衝撃的なほど抑制が効いており、筋書きは目を見張るようなものではないが、理路整然と導入され、編集は非常に効果的に狼狽させていた。
その後、映画は一般的な泥沼へと急降下し、残り1時間の間、下降のスパイラルは止まらない。この後半で唯一良かったと言えるのは、演技が終始真摯であり続けたことだ。
クリス・マクニール役のエレン・バースティンは、50年後、元の映画で学んだ教訓をすべて忘れ、彼女のキャラクターを骨抜きにされるためだけによみがえった。そして、彼女は映画の中盤で脇に追いやられ、筋にはまったく関係ない。彼女が登場するのは、無礼なほど無意味なファンサービスのためだけだ。
登場人物の誰ひとりとして、1973年の名作に登場したような複雑な思いやりや、欠点のある優先順位や、驚くような勇気を持ち合わせていない。ストーリーが進むにつれて、脚本家たちが脚本に登場する人物をどう使ったらいいのか見当もつかなかったことが明らかになる。
一般的なプロットがクライマックスに至るまで、考えうるあらゆる点で支離滅裂なのだ。テーマ的にも、トーン的にも、物語的にも、あちこちに散らばっており、強引な音楽的合図で呼び起こそうとする感覚は全く得られない。
同じ映画監督が、古典的なホラー映画の流れを汲む映画を4本も作り、しかもそのどれもが、一貫性のあるストーリーテリングを全く考えず、行き当たりばったりで投げっぱなしにされているのだから。
デヴィッド・ゴードン・グリーン、頼むからやめてくれ。
6/10
時間の無駄
正直なところ、この映画にはあまり期待していなかったが、大のホラーファンとして観に行っただけで、それでもがっかりした。
プロットが雑。まったく意味がわからない。
オリジナルの悪魔そのものやパズズという名前への言及はなかった(クリス・マクニールに同じ悪魔だと言及した以外は)。
クリス・マクニールの出番は、意味不明でストーリーにも映画にも何の足しにもならない、忘れられるようなカメオ出演だった。彼女の責任ではないし、彼女はやりたくもなかっただろうが、これは監督の責任だ。
エクソシズム全体も圧倒的で、何の見どころもないダサいものだった。
最悪だったのはエンディングだ。2人が死んでいるのに、警察は何事もなかったかのように歩き回っている。両親への質問もなく、死んだ少女の両親についてもその後あまり描かれていない。ただ愚かだった。
時間の無駄だし、1973年のオリジナル作品に対する侮辱だ。
5/10
すぐに飽きてしまう人は見ない方がいい。
1973年のオリジナル映画「エクソシスト」の本質を完全に見逃している。
劇場にいたのはほとんどが高齢者だった。続編があるということで期待していたのかもしれないが、ほとんど期待はずれに終わった。二人の子供が悪魔祓いされるのを見るのは安っぽかった。スリルもなかった。アップダウンもなく直進するだけのジェットコースターに乗っているような気分だった。
撮影はまずまずだったが、映画が退屈になるのを防いでくれた。演技はまあまあだったが、特別なものではない。派手な効果音によるジャンプ恐怖もあった。しかし全体的に、ホラー映画に期待するスリルや恐怖には欠けていた。恐怖を味わうためにホラー映画を見るのだから。少なくとも、『The Nun』ほど荒唐無稽な映画ではなかった。
2/10
エクソシスト・ディス・ビリーバーに近い。
エクソシスト・ビリーバー』では、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督は既視感のループから抜け出せず、『ハロウィン』で成功したのと同じ方式を再利用しているようだ。
残念ながら、この既視感はノスタルジックな悪寒をもたらすのではなく、むしろ失望感をもたらす。オリジナル版『エクソシスト』の登場人物であるクリスがこの冴えない続編に引きずり込まれる一方で、他のプロットは弱々しくバラバラな物語という奈落の底に落ちていく。
この映画は、オリジナルの『エクソシスト』とのつながりはまったくない。グリーンはクリスのような強力なキャラクターを登場させ、深みを加える代わりに、オリジナル作品に失礼なひねりを加えて彼女を盲目にした。
脚本は最悪で、ストーリーはまあまあだが、象徴的な『エクソシスト』とのつながりがあからさまに欠けているため、チャンスを逃した感がある。この映画はサスペンスでもなく、怖くもなく、衝撃的でもなく、オリジナル版『エクソシスト』の何ものでもなく、その足元にも及ばない。
おそらく、映画の珠玉のホラーのひとつと比較するのを惜しんで、新しいタイトルの独立した映画として売り出した方が良かっただろう。デヴィッド・ゴードン・グリーンはホラー映画を撮らない方がいい。
2/10
これはひどい
エクソシズムと憑依を題材にした、史上最高のホラー映画の1つであり、今なお最高傑作の1つである本作の続編を、公開予定日を大幅に過ぎてから作ろうとしたのだから、当然の結論だろう。
私が一番好きだったのは、文字通りラスト15秒のクレジットと(最後に)オリジナルサウンドのチューブラー・ベルズだった。脚本は薄かった。
演技は平板だった。ストーリーは何も展開せず、他のレビューが言うように、森で迷子になった2人の少女の奇妙な行動から、2人の少女が、まだよくわからない宗教的信念に基づく儀式で、未発達の家族と、未発達の無差別な宗教的ヒーラーの寄せ集めに悪魔祓いされるまでの急展開だった。
なぜあの人たちが本当にそこにいたのか?すごい。エレン・バースティンにあんな粗末なセリフを言わせ、おそらく私たちの人生で最後にあのキャラクターを演じさせ、実際の悪魔祓いのシーンにさえ彼女を出さなかった。
彼女が最初に言った理由である非営利活動のための資金が得られてよかった。彼女があの脚本を読んで、”参加する!”と思ったわけがないのだから。とにかく面白半分で観に行くが、最初の45分が過ぎると、最後の5分までスキップできる早送りボタンがあればいいのにと思うだろう。この映画には、森の中で怖がっていた私たちが、ダイニングルームで椅子に縛り付けられ、奇妙な行動をとるようになった経緯を理解するのに役立つシーンがほとんどなかったことを考えると、この悪魔払いの現場にいた全員が、なぜすぐに育児放棄で逮捕されなかったのか不思議に思うことだろう。ただ……様子が変だから憑依されているに違いない!リーガンのお母さんを呼んできて、悪魔を追い出そう。この悪魔憑きのリメイクにはマイク・フラナガンがふさわしいが、デヴィッド・グリーンは違う。
まとめと感想「オリジナルが凄すぎた」
総じて、映画「エクソシスト 信じる者」は、オリジナルの「エクソシスト」と比較して、物語の深みやキャラクターの魅力が全くないので、あれ?と見終わった後に良い映画を見たなーという気持ちにはなりませんでした。
物語の進行:
映画の最初の40分は期待を持たせるものの、その後の展開が他のホラー映画の二番煎じのような展開が続き、かなり早い段階で落ちまで予測可能した。オリジナル作品のキャラクター、クリス・マクニールが50年後に登場するというファンサービスな展開にはグッときたものの、ただの一般市民の彼女が突然研究してきたからと、神父を差し置いて悪魔祓いを始めたりと荒唐無稽な展開に辟易させられました。
キャラクターの欠如:
1973年のクラシックなキャストの中での複雑な背景が、割と生かされておらず、後半登場人物が多い割には誰も活躍しないという点。
編集とストーリーテリング:
最後まで、オリジナルに沿った重厚で重いテーマが来るのか?来ないのか?デビッド・グリーン監督っぽくするのか?など一貫性がなく、重厚感が欠けていたように感じます。
オリジナルとの繋がり: この映画はオリジナル「エクソシスト」との繋がりを強調しているものの、その繋がりが別に感じられないという点も気になりました。あの廃屋が実はエクソシストの舞台になったアパートがあった場所なんだよー的なものもありませんでした。
ノスタルジック的な深い物語ではありませんでした。昔のエクソシストにはすべてにおいて完璧な物語でしたのに。悪魔の像が発掘される冒頭シーンがあまりにも素晴らしく、テーマ音楽が流れる神父様がリーガン宅を見上げるシーンが印象的で50年ものあいだ大好き過ぎる映像。怖いけどとにかく深い深い物語でしたよね。
期待して見ましたががっかりです。中途半端で何がしたかったの?家族愛?バズズは?キリスト教信者の私には全く感じたものがありませんでした。
残念すぎました。
リーガンとカラス神父を越えられる映画を作ってほしいです。
おお、批判するとファンに怒られてしまうので
はっきりとは言えませんでしたが、
あの初代の雰囲気を超えようとする気概もなく
全てにおいて蛇足でしたね。
大人になってしまったせいですかねぇ。
コメントありがとうございます^^