映画『The Offering』物語ネタバレと海外の感想評価「平凡ホラー」




「最低な脚本と俳優で凡作に」ホラー映画『The Offering』物語エンディングまでネタバレと海外の感想評価を紹介します。ユダヤ教コミュニティの父の元を訪れたバカ息子が悪魔を解き放ち地域全員に迷惑をかけるだけの何も面白くないホラー映画です。

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映画『The Offering』物語ネタバレ

魔術を研究している老人ヨシル(アントン・トレンダフィロフ)が暗闇の中で、灰を部屋の中央に撒いて儀式を行おうとしていると、廊下から病気の母が現れてそんなことはやめて欲しいと言いますが、ヨシルは母親に”地獄で焼かれろ”と悪態をつき儀式を続けます。

儀式が進むと彼の読んでいた呪文の書のインクが滲み出した途端、暗闇の奥から少女が現れます。少女は灰の守護陣に守られているヨシルに”妻にもう一度会いたいのではないのか?”と言うと、ヨシルは魔法陣から出て悪魔に取り憑かれるのを許可します。その途端黒い影になった悪魔がヨシルの体の中に入り込みますが、この時を待っていたかのようにヨシルは隠していたナイフで自分の心臓を突き刺し自殺します。乗り移った悪魔はヨシフのつけていたお守りのネックレスを取り外そうとしますが、ネックレスの聖なる力が悪魔を拒否したためヨシルと悪魔は共倒れとなりました。この時、ヨシルのネックレスの青い宝石には謎の呪印が刻まれていました。

ユダヤ教と悪魔

アーサー(ニック・ブラッド)は妊娠中の妻クレア(エミリー・ワイズマン)とともに、ユダヤ教の葬儀屋を営む父のソウル(アラン・コルドゥナー)の家を訪ねます。ソウルは二人を関係し二人が結婚後に疎遠になってしまったが、再開できたことを喜び歓迎しています。しかし疎遠の父親の元を訪れたのにはもう一つ理由があり、アーサーは失敗しつつある不動産の資金を得るため父親の家を担保に入れてもらおうとしていたのでした。

ソウルに自殺した遺体が入荷したと連絡が入ったため、アーサーはソウルとの良好な関係を築くため葬儀の手伝いを志願します。葬儀場に到着するとソウルと長年働いているハイミッシュ(ポール・ケイ)と会いますが、突然帰省してきたアーサーには何か理由があるのではないかと訝しんでいました。

一人残されたアーサーが死体袋を開けるとそこには冒頭で悪魔の儀式をしていたヨシルの遺体がありました。服を脱がし、ナイフを取り出した後、首から青い宝石のネックレスを見ていると突如ヨシルの目が見開き驚いたはずみで青い宝石を落としてしまい割ってしまいます。割れた途端に悪魔が解き放たれますがアーサーには何も見えていないようでした。しかしその頃、妻クレアは暗闇から現れたヨシルに妊娠しているお腹を鷲掴みにされる悪夢を見ており、悪魔に取り憑かれたように見えます。

戻ってきたソウルがヨシルのナイフを見つけ紋様を見て不審に思いアーサーを家に返します。翌日、ソウルはナイフの紋様を調べるため呪術に詳しいレブ・チャイム(ダニエル・ベン・ゼヌー)を呼び尋ねると、このナイフを縛るための宝石が一緒にあるはずだと言われますが、そんなものは見ていないと言いますが、チャイムはそのままだと危険だと警告して電話を切ります。

一方、アーサーとハイミッシュは行方不明になっていた少女サラ・シャインデル(ソフィア・ウェルドン)の遺体を引き取る作業をしている最中、ハイミッシュはアーサー宛にかかってきた電話を取ると、アーサーが陥っている不動産の資金問題と、父親の実家を抵当に入れるようとしていることを知ってしまいます。その日の夜、ソウル、アーサー、クレアがい時にハイミッシュはアーサーの悪巧みを暴露してソウルとクレアを落胆させます。クレアがアーサーとなぜそんなことをするのかと聞きますが彼は母が死んだ時に信仰を失ったことを打ち明けるのでした。

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ソウルの死、悪魔の正体

アーサーは父親に謝ろうと書斎に訪れますが、ソウルは震える手で薬を飲んでいる姿を見て打ちのめされてしまいその日は何も言えずに家に帰ります。その夜、霊安室にいたソウルが悪魔に襲われ殺されてしまいます。

翌日、アーサーが目を覚ますと、霊安室の父の遺体の周りで男たちが祈っていた。ハイミッシュは、お前のせいでソウルが死んだのだと責めた後、この家を抵当にすると許可したソウルのサインが入った紙をアーサーに叩きつけます。

ソウルの葬儀の最中、アーサーは不穏なビジョンを見て夢遊病のような状態に陥り、クレアは遺体が収容されたはずのサラ・シュナイデルが”助けて”と叫ぶ幻影を見るようになります。夜になるとアーサーは幻覚と悪夢に悩まされると夢遊病になり、悪魔に導かれるがまま床に巨大な紋章を描き始めるのでした。

アーサーはソウルの仕事を継ぐためにヨシルの遺体を火葬する許可を得るためにヨシルの家に行きます。そこには誰もおらず大量の書籍と部屋中に書かれた呪文に囲まれた異様な空間でした。そこで見つけたビデオテープを再生しヨシルは死んだ妻アイーダを蘇らせるために、生命の大天使マルティエルを呼び出すための儀式を行い、誘拐したサラを生贄として差し出しますが、儀式は失敗し、サラを殺して乗り移ったのは、悪魔の”アビズー”だったことが判明します。(ビデオはここで終わり、冒頭のシーンに続きます。そしてタイトルの「Offering」とは差し出す、供物、贄などの意味があります…)

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エンディングネタバレ「悪魔の願い」

一方、クレアがいる家を”アイーダ “が訪れ、夫ヨシルの遺体を最後に見たいと言います。言われるがまま、悪魔の取り憑いた”アイーダ “がヨシルの遺体を見た後、青い宝石を燃やさせ中に入っていた呪印を焼くと悪魔アズビーが復活します。アーサーが家に到着してクレアを運ぼうとしますが呪いの影響で家を出ることができなくなります。

アーサーを心配し家を訪れたハイミッシュにヨシルのビデオを見せたあと、ハイミッシュはチャイムを家に呼ぶと、アーサーが壊した青い宝石(封印の呪文入り)を直し、ヨシルが死ぬ間際に行った、悪魔アズビーを自分ごと殺して青い宝石にアビズーを閉じ込める儀式を行います。アーサーは妻とお腹の子供のために自分が犠牲になることを約束して儀式を開始します。

アビズーがノータイムで現れチャイムを瞬殺したため、アーサーとヘイミッシュは急いで灰を周囲に撒いて儀式を始めます。灰の円陣の中にいるアーサーを外に出そうと悪魔が最悪の悪夢を次々と見せますが、ハイミッシュが絶対に出るなと警告します。そうなると次の標的はハイミッシュになるわけでハイミッシュもあっさりと悪魔に殺されます。アーサーは呪文を読み始め儀式を始めますがクレアが目の前で悪魔に連れ去られたため、アーサーはあっさり円陣から飛び出します。(あほ)

悪魔に連れ去られそうなクレアの目の前で儀式を再開して無事に自分の中に悪魔を入れることができましたが、大事なナイフを落としてしまいます。そこにナイフを持ったハイミッシュが現れたため、代わりに自分を刺して殺して欲しいと頼みハイミッシュは言われるがままアーサーをブッ刺します。

”サークルの外に出るなと言ったのに”

そう呟くハイミッシュの背後には、本当のハイミッシュの遺体、そして持っていたはずの青い宝石は円陣の遥か遠くに落ちていた、何もかもが失敗したと知ったアーサーは絶望の表情で死んでしまいます。

朝日が出てクレアはテーブルの下で目を覚まします。玄関から現れたアーサーを見て駆け寄ったクレアの足元には魔法陣が、

気付いた時には遅く、アーサーの姿を模していた悪魔アズビーがクレアとお腹の子ごと襲いかかるシーンで物語は終了します。

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海外の感想評価 IMDb 5.2/10

6/10
ジェーン・ドウの祈り
これは本当に普通の、ありふれたホラー映画だった。
この映画に最も欠けていたのはオリジナリティだろう。美しいショット、照明、雰囲気…脚本は良く、演技もしっかりしていて、テンポも良く、飽きさせない。
エンターテインメント?そうだ。ただ、あまり興奮はしなかった。ジャンプ恐怖に頼っていたのは言うまでもない。もっと冷静になって、本物の不気味さを出すことに集中し、陳腐なホラー描写を減らしてオリジナリティを注入することで、ストーリーを少し練り直せば、大いに役立ったと思う。
ただ、現代の映画的ホラーの傑作を期待してはいけない。カジュアルに楽しめる作品だ。5.5を四捨五入して6点。

5/10
一般的な怖さ
この映画を観ようと思ったとき、傑作ではないとわかっていた。
とはいえ、この映画が(予測可能な)ジャンプ恐怖と古典的な「不気味なサウンドトラック」に依存していることには、少しがっかりさせられた。
ユダヤ教の伝承を散りばめてオリジナリティのようなものを演出していたが、キャラクターがもっと練られていて、一般的な手法に甘んじていなければ、再見する価値のある映画になっていたかもしれない。
とはいえ、悪い映画でもなかった。特殊効果はよくできているし、セットデザインも平均以上だ。いくつかのシーンの細部へのこだわりも楽しめた。
憑依映画が好きなら楽しめると思う!

7/10
ユダヤ密教ホラー
ザ・オファリング ブルックリンのハシド派ユダヤ人コミュニティを舞台にしたユダヤ密教・カバラホラー。ある老人がユダヤ神秘主義の暗い道に入り込み、死んだ妻とコンタクトを取ろうとして、知らず知らずのうちに悪魔を呼び起こしてしまうが、自殺とお守りによって悪魔を体に封印する。放蕩息子が葬儀屋の父のもとに戻り、貪欲と不手際によって悪魔を解き放ってしまう。悪魔は子供としても恐ろしい怪物としてもよく表現されているが、それだけでなく、さまざまな形をとるトリックスターでもある。悪魔が人を浮遊させて殺すなど、本当に不穏なところもある。

3/10
印象に残らないし、怖くない
私は感動しなかった。ブルックリンの正統派ユダヤ人コミュニティで、古代ユダヤ教のカバラ的な悪魔が野放しになり、罪のない人々に牙を剥くという)前提には可能性があり、地下に霊安室がある古い町家という設定は雰囲気があって心地よく不気味だが、それだけだ。恐怖を煽るような演出は、ノイズによるジャンプ恐怖とドアのきしみによるもので、ホラー映画として満足させるには不十分だ。
ストーリーは複雑で、たとえば悪魔の性質や意図は理解できないし(どうやら死んだ愛する人を生き返らせるために召喚されたようだが、なぜか今では人を殺し、子供さえも餌にしている)、悪魔そのもののCGIはほとんど怖くなく、大きな角を生やした巨大なヘラジカかシカのような形をしている。少女の姿をした幽霊が絶え間なく現れるのも陳腐だし、終盤、主人公たちが悪魔とのクライマックス対決に臨む場面では、物事は繰り返され、騒動にもかかわらずうんざりさえしてくる。エミリー・ワイズマンの演技は良いが、ニック・ブラッドは常に目を見開いて恐怖に満ちた視線を送ったり、困惑して茫然自失に陥ったりと、大げさすぎる。

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