「リッチー成分0%の史上最悪の作品」映画『オペレーション・フォーチュン」物語結末までネタバレと海外の低評価な理由と感想評価まとめ。ガイ・リッチーファンですら失望させる初のスパイアクション映画のしょうもない低レベルな内容とは?紹介していきます。
もくじ
映画『オペレーション・フォーチュン』物語ネタバレ
日曜
諜報員ネイサン・ジャスミン(ケイリー・エルウィス)がイギリス政府の上官のものとに向い、ギャングに奪われたコードネーム”ザ・ハンドル”の奪還命令を受けます。ほぼ無理ゲーの指令を成功させるため、ネイサンは世界中を飛び回り世界最強のスパイオーソン・フォーチュン(ジェイソン・ステイサム)をスカウトすると、彼の部下のサラ・フィデル(オーブリー・プラザ)、JJ(バグジー・マローン)と合流してザ・ハンドル奪還計画がスタートします。
マドリードでハンドルの取引データの入ったスーツケース奪取ミッションが始まりますが、オーソンのライバルスパイのマイク(ピーター・フェルディナント)率いるスパイチームの妨害で全て奪われてしまいます。
”ザ・ハンドル”の正体とは?
オーソンたちはコピーしたデータから武器商人のグレッグ・シモンズ(ヒュー・グラント)が取引に関与していることを知ります。そこでオーソンはグレッグのお気に入りの映画スター、ダニー・フランチェスコ(ジョシュ・ハートネット!?)を脅し彼のスタッフとしてグレッグのパーティーに侵入します。グレッグのオフィスに侵入し盗聴器を設置したおかげでグレッグがハンドルの取引に関与していることを知ったオーソンたちは、取引先のマフィアのボスの屋敷に侵入し窃盗に見せかけたハッキングを行います。
サラはグレッグがお気に入りのダニーとサラをトルコの別荘に招待してくれた機会を利用し、グレッグのシステムのハッキングに成功します。グレッグのデータを除くと彼が取引をするのは”普通のAK-47アサルトライフル”のように見えるが、ネイサンがさらに潜るように指示し深くまで侵入するとライフルの取引は偽装で”ザ・ハンドル”の取引情報を手に入れることができました。
オーソンは、グレッグの側近で弁護士ベン・ハリス(マックス・ビーズリー)のデータを奪取するため彼を尾行するがベンに勘づかれてしまい逃げられてしまいます。ビルの屋上に彼を追い詰めると、ベンが襲いかかってきたため反撃した結果彼をビルから落として殺してしまいます。
黒幕は誰だ?
ベンとグレッグのシステムの情報から”ザ・ハンドル”どんなシステムにでも侵入しハッキングできる究極のAI”ということが判明します。
現時点で判明したのは、”ザ・ハンドル”はウクライナのマフィアが所持しており、世界最大の武器商人グレッグが仲介人となり、億万長者のトレントとアーノルドがハンドルを購入することが判明しました。彼らがハンドルを購入する理由として考えられているのは、まずザ・ハンドルを使い世界の銀行システムをクラッシュさせ、次に世界最悪の金融恐慌が発生しお金の価値が失われた後、彼らが保有する黄金の価値が急上昇し地球で最も金持ちになるという筋書きだったようです。
オーソン、サラ、ダニー、JJはトレントとアーノルドがハンドルを購入する予定の取引の場所に到着すると、取引相手のマフィアたちをぶっ殺します。デバイスを取り戻すための戦闘を開始しますがマイクが全てを掻っ攫いハンドルも奪われます。チームの助けを借りてなんとか脱出したオーソンたちは再び体制を整えるとマイクチームの施設に侵入してマイクからハンドルを奪い返し依頼通りイギリス政府にハンドルを渡すことに成功したところで物語は終了します。
海外の感想評価IMDb 6.3/10 「微妙」
7/10
再見可能なポップコーン・スパイの面白さ
オペレーション・フォーチュン ガイ・リッチー監督がジェイソン・ステイサムを起用するのは今回で5回目だが、「壊れてないなら、直さなくていい」!本作は、かなりストレートなスパイ・アクション・アドベンチャーで、かなりのコメディが盛り込まれている。好きだが、『スナッチ』ほどではない。
ハートネットは甘やかされた俳優を好演し、プラザはたっぷり楽しませてくれる。マローン、エルウェス、ステイサムはいずれも堅実で、ヒュー・グラントはこの役を楽しんでおり、『ジェントルマン』の時以上に楽しんでいる。長すぎず、満足のいく終わり方で、目新しさはないが、良いキャストによるコメディとアクションの良いミックスだ。
4/10
リッチー最低の作品
私はガイ・リッチーの映画が大好きで、この人が作るものなら何でも見るつもりだが、『オペレーション・フォーチュン』はガイ・リッチーが作ったという感じさえしなかった。率直に言って、前半を観ているうちに、多くのシーンが携帯電話で撮影され、それをホッチキスで留めたような印象を受けた。後半は良い方向に変わったが、映像、音声、演出の面で中途半端なシーンが残した感覚を拭い去ることはできない。
プロットは酔っ払いが話をしているのを聞いているようだった。最もひどかったのは、ガイ・リッチーが得意とするキレのある台詞、鋭いユーモア、面白いストーリーテリングといったトレードマークが全くなかったことだ。俳優たちは好感が持てるし、ある程度のカリスマ性もあったが、ほとんどの場合、熱心なキャストが映画を作っているのではなく、数人の仲間が楽しんでいるのを見ているような感じだった。
4/10
良いキャストの凡庸な映画
ガイ・リッチー監督作品であることを考えると、かなり残念。
キャストはいいし、ジェイソン・ステイサムはいつ見ても楽しいが、脚本がつまらない。ガイ・リッチーの映画で見慣れたいつもの楽しい迫力がない。
台詞は時々退屈で、結局のところ無理矢理だし、プロデューサーの要求でそこにいるだけのように見えるキャラクターもいる。
本当に素晴らしい作品をいくつか世に送り出してきた監督にしては珍しく、その多くが強引で、それが表れている。演出さえも退屈で、まるでただ終わらせるために作られたかのようだ。
意味不明な台詞もあるし、プロデューサーの意向を満たすために挿入されたような台詞もある。
ガイ・リッチーの映画は退屈ではなく楽しいのが普通で、今回は他の映画で見慣れているような不必要で退屈なものがある。私たちは現実から逃避するために映画を見るのであって、私たちを楽しませるはずの脚本家に現実を背負わされるために映画を見るのではない。
この映画には悪くないアクションシーンがいくつかあるが、それさえもガイ・リッチーのような監督のレベルには達していない。
結局、これは忘れられる映画であり、かなり大きな失望である。
まとめと感想「本当に監督やった?」
ガイ・リッチー作品ならスナッチとかリボルバーとか、とにかくキレの良いアクションとかカメラワークとか、訳わかんねぇセリフとか言い回しとか、ガイ・リッチーらしさってのがあったと思うが、このオペレーション・フォーチュンはリッチー成分が「10%」も無いように感じた。
ジェイソンステイサムのキレの良いアクションも無く、なんとも動きの悪いおじいちゃんのように見えるし、スパイの割にはすぐに見つかるし、最終的に暴力で解決するし、美女は一人も出てこないし、スパイっぽさ無いし。展開も王道すぎて退屈で、予想を超える展開は一度もない、使えるのスパイ仲間はサラぐらいで後は微妙な技術を持った奴らのチーム。なんだろう、つまらなすぎて涙が出るのって初めて。
2024年アメリカ公開映画
ネタバレ↓