「私ときどきレッサーパンダのパクリ」海外で低評価の映画『RUBY GILLMAN, Teenage Kraken』物語ネタバレと海外の感想評価を紹介。映像も美しくキャラデザも良いが、思春期でパッとしないティーンエイジが実は隠された力を持ち…という使い古された脚本と展開に誰も驚けず、ディズニーの過去作とのパクリまで指摘される始末です…
もくじ
映画『RUBY GILLMAN, Teenage Kraken』物語ネタバレ
クラーケンの女王(ジェーン・フォンダ)
海辺の町、オーシャンサイドに住むルビー・ギルマン(ラナ・コンドル)は、両親のアガサ(トニ・コレット)とアーサー(コールマン・ドミンゴ)、弟のサム(ブルー・チャップマン)、そしてペットのイカのネッシーと暮らしている若いティーンエイジのクラーケンです。
ルビーの親友マーゴット(リザ・コーシー)、ブリス(ラモナ・ヤング)、トレビン(エドゥアルド・フランコ)が海に誘ってくれますが、ルビーは水の近くに行くことを禁じられているため渋々断ります。
ルビーは海禁止のルールを守ってきたため様々なイベントごとに参加できない苦い思い出があったため、プロムには絶対に好きな人と行きたいルビーは片思いの相手、コナー(ジャブーキー・ヤング=ホワイト)をプロム(高校生活最大にして最高の出会いの場でいかないと人生損するレベルのダンスパーティーのこと)に誘います。そこでコナーがルビーの紙吹雪砲をいじって暴発させ驚いて海に落ちてしまいます。ルビーは海に飛び込むのを躊躇いますが、コナーのために禁を破って海に潜ると、ルビーの体が光り始めると巨大なクラーケンの姿に変化しコナーを無事に助け上げ彼女の姿は元の人の姿に戻ります。
アンチリトルマーメイド
その様子を見ていた学生たちは突如海から上陸したコナーを助けたのは誰だと騒ぎ始めていると、赤髪の美少女チェルシー・ヴァン・デル・ジー(アニー・マーフィー)がコナーを救ったと言い始めますが、陽気な性格と美貌で人気があった彼女は人々を信じさせるのでした。騒ぎの間自分の手に吸盤が生まれ光出したので逃げ出したルビーは母アガサに電話して助けを求めますが、彼女の意思に反して巨大なクラーケンに変身して図書館を破壊してしまいます。
その様子を遠くから見ていたアガサは娘の巨大な姿を見て、助けに向かいますが、なぜか道の途中でアガサの母でクラーケンの女王(ジェーン・フォンダ)の命令を受けルビーを探しているアガサの兄のブリル(サム・リチャードソン)と合流して一緒にルビーを探しに向かいます。灯台の後ろに隠れているルビーに会いに行ったアガサは、いきなり巨大化して驚いているルビーに対しこれが私たちの普通だと説明してルビーを落ち着かせて普通のサイズに戻します。一緒に家に帰った後、自分たちはクラーケン一族の末裔だと伝え彼女の出自を教えますがいきなりそんなことを言われてルビーは納得がいきません。
そこでルビーは海に帰ろうとしているブリルを追いかけ海に潜って巨大なクラーケンに変身したルビーは、美しく紫色に光り輝く自分の姿に感動し始めて海を自由に泳ぐことを楽しみながらクラーケン王国に向かいます。ます。そこで待っていた祖母でクラーケンの女王 に歓迎され王国で暮らすクラーケンの住民たちを紹介された後、クラーケンの歴史と長い間戦争を続けてきたマーメイドとの歴史を話し始めます。かつてマーメイドの女王、ナリッサは、神の力が宿るオケアノスのトライデントを使って海を支配しようと目論みましたが、ルビーの母アガサのおかげでマーメイドを追放することに成功、女王はアガサを次期女王にしようとしますが、アガサは王位を継ぐ代わりに地上で生活することを選択したこと、そして女王はルビーを後継者として育てたいと勝手に群衆に紹介し始めたため、パニックを起こしたルビーは王国を逃げ出します。
ルビーが暗い海の中考え事をしているクラーケンを捕まえることに執着しているゴードン・ライトハウス船長(ウィル・フォルテ)が仕掛けた罠にハマってしまい巨大なモリを撃ち込まれますが突然人魚姿のチェルシーがルビーを守り彼女を助け出します。戸惑うルビーにチェルシーは自分がマーメイドであることを明らかにし、友達になりたいと言われますが状況が飲み込めないルビーは家に逃げ帰り眠るのでした。
クラーケンのルビー
学校では、昨日巨大化したクラーケンの話題で持ちきりで困っているルビーを再び助けたのは、人魚のチェルシーでした。ルビーを見つけたチェルシーは亜人の自分たちがどうやって学校の人気者になれたのかをルビーに伝授しつつ、返信して海をどのように楽しむかを伝授して二人は仲良くなります。遊んだ後、チェルシーは自分がマーメイドの女王ナリッサの娘であること、クラーケンとマーメイドの確執をなくす夢を持っていること、そのためにトライデントを手に入れることで、追放されたマーメイドたちも海に戻ってきてクラーケンもマーメイドも共に暮らせる理想の国を作るのだと伝えルビーもその考えに賛同します。そこでルビーは巨大な海流に守られたトライデントを手に入れるため、女王に近付きクラーケンの泳ぎ方や、目からレーザーを出す攻撃方法を学ぶなど様々な生きる術を学びます。自信を取り戻したルビーはチェルシーと過ごす時間が増えたことで、かつての陰キャな友人たちを無視し始めます。
アガサが開催するパーティーの最中、ルビーは友人のチェルシーを紹介して、二人でクラーケンとマーメイドの争いを終わらせると母を説得しますが、マーメイドたちの腹黒さを身をもって知っているアガサはチェルシーは危険だから付き合うなと警告します。初めての友人を馬鹿にされたルビーは怒り狂いクラーケンの姿になって家を飛び出し女王のトライデントをしたことで二人は喧嘩を始めてしまいます。ルビーは怒り、再び巨大になり、家を破壊し海に飛び込みさります。アガサはクラーケンに変身してクラーケン王国で女王に会いに行きナリッサの娘がルビーを操作していると警告します。ナリッサに娘がいることを知らなかった女王は驚き一緒にトライデントの元に向かいます。
エンディングネタバレ「人魚の正体」
しかし、時すでに遅くルビーは海流の渦を泳ぎ切りトライデントを手に入れチェルシーに手渡してしまいます。トライデントを手に入れたチェルシーは突然醜い巨大なマーメイドに変身して、自分はチェルシーではなくナリッサ本人だと言い、これでクラーケン一族に復讐ができるとルビーを巨大な岩の下に閉じ込め地上に向かいます。
地上に出たナリッサは目の前にいた船上パーティをしている人々に襲いかかりますが、女王とアガサが立ち塞がり、ブリルに助けられたルビーが合流して一緒に人々を守りながら三人で目からレーザーを出してナリッサを撃退。小さくなったナリッサはゴードン船長に捉えられる。
ルビーは、船上プロムに海上から飛び出して登場、友人たちに真実を言わなかったことを謝りますが、仲間たちも参加者たちみんなも彼女を受け入れます。参加していたコナーは正式にダンスの申し込みをして一緒にダンスを始めます。
ギルマン一家は、クラーケンであることを隠さず町の人々が受け入れられ幸せに暮らすシーンで物語は終了します。
海外の感想評価 IMDb5
8/10
楽しいミステリー映画!
私は30歳ですが、この映画を観て、自閉症で、よく善良な人/健全な人であろうと懸命に努力している人にとって、無邪気な8歳のような素敵な気持ちになりました。この映画は、私を終始魅了し、誰にでもお勧めできる素晴らしい家族映画でした!とてもよくできた映画で、きっと次の賞のシーズンにノミネートされると思う。ルビー・ギルマン、ティーンエイジ・クラーケン』は、月曜日のミステリー映画として素晴らしいチョイスだった。流れ、色彩、ストーリー、声、大人の教訓、すべてが素晴らしかった。
6/10
典型的な映画体験、良い家族映画
この映画のストーリー/プロットはドリームワークスアニメーション映画としては低レベルだったが、全体的に映画はまともだった。
この映画のアニメーションはかなり良く、ここ数年の他のアニメーションと同等だった。いくつかの「この世のものとは思えない」キャラクター・デザインは、この映画をより際立たせているが、キャラクターの記憶性を高めるものではない。サウンドトラックはアップビートで元気よく、よりモダンな音楽もある。劇場に鳴り響くような壮大で重厚な “ヒット曲/ブージス “があり、没入感を与えてくれる。
登場人物は、他の映画の登場人物に比べると親近感が湧かないが、それでもベタで楽しい。これは主に二次的な登場人物の二次元性によるものだが、一般的に観客、特に子供たちは気にせず、彼らのおふざけに笑うだろう。
全体的には、アクションあり、娯楽的なビジュアルとストーリーあり、アップビートなサウンドトラックありの典型的な映画鑑賞体験である。観客は、ストーリーや感情移入のために観るよりも、笑ったり、アニメーションや色彩を楽しんだりする傾向があるだろう。家族で映画館に行く価値はあるが、一回きりの映画鑑賞の方がいいだろう。
7/10
6~14歳向けの一等地
内気なティーンが、自分の運命が想像以上に大きな海の底にあることを知る。
“OK、ルビー…まったく、まったく、平凡な一日を…あなたにはこれがある” これはキュートな映画だった…親御さんよりも若い観客に向けた映画だと思う。ターニング・レッド』に似ていると感じたので、6~14歳向けの一等地に見えた。私の自閉症の孫娘はこれを気に入ると思う。良いアートワーク、素晴らしいナレーション、素晴らしいサウンドトラックで、かなり良い作品に仕上がっている。
まとめと感想「ドリームワークスにハズレなし」
ディズニーがLGBTに配慮して美女ヒロインを廃してゲイとかレズとか身障者を取り入れてしっちゃかめっちゃかになっている。そんな中2023年夏の映画に黒人リトルマーメイドを上映したディズニーに対し、アンチディズニーのドリームワークスは独自路線を全く変えることなく、アンチリトルマーメイドな作品を作ったのだが、、、、、出来上がったのは普通の作品だったという。
クラーケン一族と人魚族の対立から数十年後、人間の世界に溶け込み暮らしていたクラーケンのギルマン一家の前に人魚のチェルシーが現れ、陰キャのルビーが自信を取り戻し陽キャと付き合いかつての仲間を無視し始め最終的に彼らとの友情を取り戻すっていう・・・って視聴中の予想通りに終わってしまい、え?終わり?って印象。
キャラは可愛いし映像も最高に美しいので見応えはあった、特にチェルシーの人柄とか普通に陽キャって感じで可愛いし好き。でも、普通以上ではない感じ。
2024年アメリカ公開映画
ネタバレ↓