「テリファー以上の衝撃映像」映画『ダッシュカム』物語エンディングまでネタバレ！世界的には超低評価ですが、実際に見てみると後半に進むにつれ先の読めない展開が怒涛の勢いで繰り広げらるので視聴後は悪くない映画だなと思うはず。だが、汚物の映像がリアルに描かれるのでちょっと…と思う人もいるかもしれません。
タイトル『ダッシュカム』の意味
映画の原題でもあるDashcamとは車載カメラ、ドライブレコーダーのこと。実際この映画では主人公の女性が車に搭載したカメラから配信し続けている姿から物語が始まります。そしてダッシュカム＝車載カメラの定点カメラに映る恐怖映像を堪能する作品となっています。
あらすじ、予告
女性ラッパーで迷惑系ライブ配信者として人気を得ているアニーは、ロサンゼルスのコロナ規制に辟易し、イギリスに住んでいる昔の音楽仲間であるストレッチのもとを訪ねる。しかし、今は配達員として普通に暮らしているストレッチにとってアニーの来訪は迷惑でしかなく、追い返されてしまう。頭にきたアニーは、ストレッチの車とスマホを盗み、ライブ配信をしながら彼のフードデリバリーの仕事を勝手にやりはじめる。そして、あるレストランのオーナーから大金を積まれ、ひとりの女性を運ぶという奇妙な配達依頼を受ける。悪態をつきながらも女性を目的の場所へ運ぶため出発したアニーだったが、その先には想像を絶する恐怖が待ち受けていた。
映画『ダッシュカム』物語ネタバレ
ロサンゼルス、配信者でミュージシャンのアニー・ハーディ（アニー・ハーディ）は今日も過激な右翼発言を繰り返しながら配信を行なっていた。コロナウィルス感染症に伴う連日の規制に辟易していた彼女は、突然ロンドンへのフライトを予約するとかつてのバンド仲間で、食品配達のドライバーをしているストレッチ（アマール・チャダ＝パテル）と恋人ジェマの家に突撃訪問する。ストレッチはかつての仲間のアニーとの再会を喜ぶが、ジェマはコロナ感染症に敏感なこの時期に連絡なしの突然の訪問、マスクや消毒液は陰謀だ、必要ないとコロナを軽んじる行動や言動の数々、そして偏った政治に対する考え方にイラついており追い出す。追い出されたアニーはストレッチの配達業務に同行するが、訪れるレストランのオーナーたちにマスクをしろと注意されても反マスク精神を貫き激怒され出禁になる。いくらなんでも仕事の邪魔をされ、怒るストレッチと家に帰る。
帰宅後、話を聞いたジェマがアニーに出ていけと激怒されるが、当のアニーは反省の色などなく、逆にジェマがストレッチにアニーを追い出すようにお願いしている会話を聞いたアニーはストレッチの車と携帯電話を盗んで外出する。
ストレッチの電話に配達依頼の電話がかかってきたので、自分で食べるつもりで配達を引き受けたアニーがレストランに到着するが、店内は暗く営業中には見えない。店内を物色して勝手に食材を頬張っていると女性のオーナーが現れ、アニーに店の片隅で座り込んでいるアンジェラと呼ばれる老女をとある場所に連れていくように指示すると、大金をアニーに渡す。
渋々アンジェラを後部座席に乗せ車を走らせると、無口のアンジェラを馬鹿にするような言動を繰り返しその様子をライブストリーミングで配信を続けていた。
アニーが陽気に歌っていると突然アンジェラが失禁してしまい途中にあった、レストランに立ち寄りアンジェラをトイレに連れていき世話をする。二人がトイレにいるとアンジェラの名前を呼びながら店内に入ってきた女性がアニーに襲い掛かってくる。命からがら逃げたアニーが店内で隠れていると、謎の女性がアンジェラに近づいた途端不思議な力で謎の女性は吹っ飛ばすのを目撃して慌てて店外に逃げる。
ライブ配信でアニーの居場所を突き止めたストレッチが店を訪れアニーを車に乗せて出発するが、アンジェラがいつの間にか車内に乗り込んでいるのを見て驚く。それよりも自分勝手に生活を掻き乱したアニーに対して苛立ちを隠せないストレッチはアニーを外に連れ出して口論する。その間後部座席に佇むアンジェラの姿を配信カメラは映し出していたが、る瞬間に突如姿を消してしまう。
ストレッチとアニーが車内に戻るがアンジェラの姿がないことに気がつき、二人は彼女を探すために近くの森を探す。アニーが闇の中の木の上に立っているアンジェラを見つけ、ストレッチが登って助けようとするが、アンジェラはふわふわと空を浮かび地面に着地する。訳のわからないことが続き狼狽えていると、店舗でアニーを襲った女がショットガンを持って現れ、二人に発砲しながら追いかけてくる。
女から逃れ車に戻ったアニーは、アンジェラの血で汚れているのを見てマスクを外すと、アンジェラの口はホッチキスでガッチリ閉じられて血が溢れているのを見て叫び出す。するとアンジェラは口に指と突っ込んでホチキスを無理やり剥がすと、アニーとストレッチに噛みつこうとするため車内はパニックになる。運転操作を誤ったストレッチは新婚旅行中の夫婦の車と正面衝突してしまい新婚夫婦を殺してしまう。
エンディングネタバレ
落ち込み座り込む二人に再び襲い掛かるアンジェラ逃げ惑う二人が通りすがりの車に助けを求めようとするが、車はそのままストレッチを轢いてしまう。車から降りてきたのはショットガンを持った例の女性だった。
彼女は自分が”アンジェラの母親”であること、アンジェラが実は16歳であることを証明するためアニーが見たタトゥーを入れた若いアンジェラの最近の写真を見せながら説明をする。そこにアンジェラが現れると、心配した母親がアンジェラを抱きしめようとすると、アンジェラは母親の首をもぎ取り殺してしまう。
二人は慌てて廃墟の遊園地に避難するが、アンジェラはすぐに二人を追い詰め、ストレッチの首を噛んで殺害してしまう。アニーは走って車に戻り発車させるが、走って追いかけてきたアンジェラに追いつかれて衝突したはずみで川に突っ込んでしまう。
車内に侵入したアンジェラはアニーを殺そうとするが、アニーはなんとかシートベルトでアンジェラを拘束して閉じ込め川の外に出る。それでもしがみついてくるアンジェラをなんとか撃退して岸にたどり着くが、アニーが気づかないうちにカメラには川の中から空に浮かび上がるアンジェラの姿が映し出されていた。
アニーは歩いて人里離れた廃墟にたどり着く。偶然見たメモからこの場所こそアンジェラを連れて行くように指示された住所だと気がつき逃げようとするが、不思議な力で扉が閉まりアニーの逃亡を阻む。パニクった彼女がたどり着いたのは無表情のカルト集団だったが、彼女を姿を見た彼らは同時に首を切って自殺する。さらにパニックとなったアニーにアンジェラが襲い掛かってくるが近くにあったナイフでアンジェラの喉を掻き切って殺すことに成功するが、アンジェラの口から人の手が飛び出してきてアニーに襲い掛かる。アンジェラの口から出てきな奇妙な怪物に襲われながらアニーはトンネルに逃げ込み、そこに止めてあったストレッチの車の中にあった自分の電子キーボードで怪物の頭を叩き潰して殺す。
疲れ果てたアニーが大破している車の中に戻ると、ライブ配信が再開したところで物語は終了する。
海外の反応評価メタスコア：48点
IMDbより引用
1/10
これの全てが嫌だった。これはファウンド・フッテージではない。ゴミが見つかったんだ。
主人公は、あなたが死ぬところを見たいと思うキャラクターです。この圧倒的な欲求は、最初の5～15分で確立される。もしあなたがこの映画を見終えるとしたら、それはこの女性がゆっくりと、痛く、しかし詩的な死を遂げるのを見たいからでしょう。彼女の無知、利己主義、韻を踏まない姿は、まったくもって反吐が出るほどです。このようなふさわしい死が実際に起こったのであれば、私はこの映画に3つ星をつけることができたかもしれません。しかし、残念なことに、この作品は星1つでゴミ箱行きとなり、当然のようにお払い箱となった。
良い作品を探している人にはお勧めできませんが、どれだけ酷い作品なのか、最後まで観たことで隊員になったような気分を味わいたい人には、ぜひどうぞ。
4/10
最初の15分で主役が死んだらもっと良かった。
過去にBlumhouseは素晴らしいホラー映画をいくつか作っています。彼らの名前が映画に付けられたのを見ると、私はその映画を試したくなる。しかし、ここ数年、彼らの作品のほとんどは期待はずれだった。そして今回もまた、私は騙されたのだ。主役の不機嫌そうな声と不愉快な態度、発作を誘発するようなカメラの動き、ストーリーゼロ。Blumhouseはまたしても失敗した。星4つです。
まとめと感想「衝撃の汚物シーン」
悪くはない、悪くはないのに、主人公の女の言動があまりにも酷すぎて「こいつ今すぐしなねぇかな」と思ってしまう。しかしそんな思いとは裏腹にこのクソ女は最後の最後まで生き延びてドヤるので人によってはムカついて低評価扱いしてしまうのも仕方がないとは思う。
しかし、よくある低予算と思いきや、まさかの展開、吸血鬼？怪物？カルト？みたいな超展開は正直ワクワクしたし、ラストの怪物がクソ弱いのもこれはこれで悪くはない。とすら思った。
でも、前半にアンジェラの汚物がめっちゃくちゃ大量に映し出されるのは、映画館で見た人は”テリファー以上に”吐き気を催す気がする。閲覧注意。
