映画『ソフト/クワイエット』物語ネタバレ！不穏で目が離せない胸糞作品なのでおすすめ

「白人至上主義の女たちの末路とは」映画『ソフト/クワイエット』物語ネタバレ！９０分間ワンショットで撮影されたことにより常に緊迫した状況で瞬きも飲食も忘れるほどのめり込んでしまう傑作ホラーがここに。見た後、きっとあなたは「他の人はどんな意見を持ったんだろうか？」と思うはず。これは、、、良い映画なのか？

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1 映画『ソフト/クワイエット』物語ネタバレ！
2 海外の評価メタスコア 80
3 まとめと感想「女差別だとか言うのかな」

映画『ソフト/クワイエット』物語ネタバレ！

エミリーは妊娠検査薬の結果を見て涙を流している。

教会に到着したエミリーは、前科者のレスリー、キム、マージョリーと合流すると白人至上主義の白人女性たちの組織「アーリア人の統一を目指す娘たち」の会合に参加する。エミリーはナチ党のハーケンクロイツの切れ目を入れたパイをお披露目して盛り上がる。

組織名でわかると思うが彼女たちは、移民、マイノリティ、ユダヤ人、フェミニスト、多様性、LGBTなどのインクルージョン政策（社会的平等を訴える政策）、ブラック・ライブズ・マターなどの人種差別講義をする社会正義団体に対して様々な不満を持っている。ソフト&クワイエット「静かに怒る」彼女たちはそれぞれの想いを吐き出す。しかしこの場所を貸してくれたの牧師はエミリーたちの過激な発言や会合内容を受け入れずいますぐに会合の中止と退出を命じられてしまう。主催者のエミリーは面子を保つためレスリー、キム、マージョリーの3人を自宅に招待する。（この時車に乗る前にお酒を少し飲んでいる）

レスリー、キム、マージョリーの3人は、キムの店を訪れ食事とお酒を買うために訪れワインを選んでいると、アジア系アメリカ人のアンとリリー姉妹が閉店していることを知らずに訪れお酒を買おうとする。

キムは閉店中だからと断るが、いいじゃないかと食い下がる二人に対してキムは英語を理解しているのか？と馬鹿にしたためリリーはキムとレスリーに喧嘩を売りアンは事態を収拾しようと帰ろうとするが、エミリーが迷惑をかけたのだからこの店で一番高い商品を購入すべきだとリリーを脅しつけて高額のワインを購入させる。

姉妹が去ろうとするのをマージョリーが立ち塞がり二人を侮辱するため激昂した姉妹と喧嘩になるがキムが銃を突きつけして店を追い出す。店を出たリリーはガラス越しにエミリーの兄がレイプの罪で服役中なことを嘲笑ったためエミリーは号泣する。女性たちが怒り狂っているとエミリーの夫クレイグが店に現れエミリーをなだめるが、彼女たちの話を聞いたクレイグはため息をつく。

怒りがおさまらないエミリーは先ほどの姉妹の家に行って破壊活動とパスポートを盗もう（移民の彼女たちはパスポートを紛失すると面倒なことになる）と提案する。クレイグは呆れて拒否するが、エミリーに説得され同行することになる。

アンの家に到着した5人はクレイグの５分だけと約束して不法侵入しアンのパスポートを探しながら、目についたものを笑いながら破壊しまくる。パスポートを見つけて帰ろうとするとリリーが突然帰宅してくる。

玄関の扉を開け何か起きていると察知したリリーは逃げようとするが、クレイグが彼女を捕まえて家に連れ戻す。混乱したメンバーはリリーに銃を突きつけて縛って口にテープを貼る。クレイグが立ち去ろうとすると遅れて帰宅したアンを見つけてしまい今度はアンを捕まえて家に連れてくることになる。エミリーのお願いに付き合った結果最悪の事態に陥ったことに怒ったクレイグは四人を置いて立ち去ってしまう。

アンとリリーを縛った四人は、レスリー（前科者）の提案でとりあえず証拠を消すための掃除と姉妹は銃で脅して静かにさせることを提案して実行することになる。しかしレスリーとマージョリーは酒を飲みながら状況を楽しみ始めアンに無理やり食べ物や飲み物を口に詰め込む動画を撮り始める。

エミリーが止めるように指示していると途端にアンが痙攣し窒息し始める。リリーの説明でアンはピーナッツアレルギーだと教わるが時すでに遅く皆の前でアンは死んでしまう。レスリーをせめるエミリーだったが話にならず、キムとマージョリーはすぐに帰ろうとするが、エミリーは悩んだ末に証拠を残さず片付けようと当初の目的を実行することにする。

そこでもレスリーは女性グループによる犯行と思わせないためレイプに見せかけることを提案、人参を取り出したレスリーは他の3人の女性が犯罪現場を片付けている間に、アンの膣にニンジンを突っ込み貫通させた後、枕でアンを窒息死させる。

四人は証拠を片付けるとリリーとアンの遺体を近くの湖に捨てて立ち去る。四人が立ち去った後、生きていたアンは袋から脱出して泳いで画面からいなくなったところで物語は終了する。

海外の評価メタスコア 80

流石にこの映画見た人はどんな感想を持つのか？気になる人も多いと思うのでどうぞ↓

8/10
事前にどれくらい知っておくべき？
ストーリー的には、この映画にはたくさんの驚きがあるので、見る前に読んで台無しにしたくない。
一方で、特にある種のトリガーを避ける必要がある場合は、自分が何に巻き込まれるかについて、ある程度知っておくべきかもしれません。この映画はかなり混乱しており、できるだけその状況に没入できるような方法で撮影されています：カメラの位置がそこにいるような状態で、切れ目なく1テイク（実際には4テイクと言われていますが、それでも印象的です）で展開されるようです。時折、少し手ぶれしますが、それはファウンドフッテージではなく、車の動きなど、登場人物が感じるものをカメラが感じているような感じです。
ひとつだけ言っておくと、私はこの映画を寝る寸前につけたのですが、いったん始まると目を離すことができませんでした。”不穏 “というレッテルを貼られた映画を見るかどうかを決めるのは、時に難しいことです。あまり気にならなくなることもあれば、思いもよらない映像が頭に浮かんでくることもある。自分の直感に従うしかないのだろう。私にとっては、『ソフト＆クワイエット』は厳しい内容でしたが、結果的にリスクを冒す価値のあるユニークな体験となりました。

9/10
まさか、こんなことになるとは……。
すごい。これは、何も知らないで見れば見るほど、この映画の衝撃が強くなる、本物のケースのひとつです。すべてが普通に見えるが、パイのショットが来るまでは。これは大変な作品だが、同時にとても楽しい作品でもある。
サム・メンデス監督の「1917」のように、全編を連続したトラッキングショットで撮影しています。実際にはこのように撮影されていないことは理解しているが、私は気にならない。この映画がもたらす生々しさが好きなのです。
この種の映画は、幽霊映画や怪獣映画よりもはるかに怖いと思う。これは世界の本当の恐怖なのです。純粋に怖がるべきものなのです。
この作品は重く、緊張感があり、しばしば非常に不安な気持ちで見ることになる。しかし、限られた予算の中で最後の一滴まで使い切り、クレジットが流れた後もずっと人々の心に残るような、非常に印象深い映画を作り上げた素晴らしい事例である。

7/10
彼女たちがカップケーキのレシピやロマンス小説について語り合うサッカーママたちでないことに気づくのに時間はかからなかった。
幼稚園教諭のエミリー（ステファニー・エステス）が焼いた手作りパイの蓋を開けると、皮に刻まれた鉤十字がくっきりと見える。彼女は有色人種に対する極度の憎悪に満ちた人種差別主義者の偏屈集団である。彼女たちの使命は、「多文化戦争」と「自分たちが獲得した社会的地位のために立ち上がること」であると明言しています。エミリーの口癖は「フェミニストではなくフェミニン」であり、彼女はその理由を説明する。この会話は、牧師が耳にし、彼らを教会から追い出すまで続く。
この緊張感を高め、嫌悪感を募らせるのに一役買っているのが、カットを避け、ワンショットでリアルタイムに見せるという監督の決断だ。私たちは、この卑劣な人たちから一息つくことはない。偏見の大きな懸念は、許しがたい言葉が危険な行動に移行することであり、この映画でもそれが起こっている。ワインをめぐる店の対立から、悪ふざけが始まり、それが恐ろしいほど失敗する。
この映画が、このテーマに関する真剣な対話への導線として意図されているのか、それとも人種差別や偏見の危険性を警告する物語なのか、私にはよくわかりません。おそらく、人種差別や邪悪な振る舞いは、ピックアップトラックに乗った南部の田舎者に限ったことではないことを思い出させるものなのだろう。デ・アラウージョさんがどのような目的で作ったにせよ、この映画は（驚きの結末を迎えたとしても）見るに耐えないものであることは間違いない。