テリファー超えのグロさで19年間封印された映画『クロムスカル』物語ネタバレ!記憶をなくした女性がひたすらマスク男に襲われ続けるスラッシャー映画、封印されていたのも納得な閲覧注意なゴア表現満載な本作は、気持ち悪さ以上にに製作者の情熱を感じることができるホラー映画好きには一度見てもらいたい作品に仕上がっています。
続編『クロムスカル2(原題:Chromeskull: Laid to Rest 2』ネタバレはこちら↓
もくじ
あらすじ
棺桶の中で目を覚ました少女は、頭に傷を負い、自分の記憶がない。彼女はすぐに自分が連続殺人犯に誘拐されたことに気づき、生き残るために戦わなければならない。
キャストスタッフ
監督
ロバート・ホール
脚本
ロバート・ホール
キャスト
ボビ・スー・ルーサー… 女(自称プリンセス)
ケビン・ゲイジ … タッカー
レナ・ヘディ… シンディ
ショーン・ウオーレン… スティーブン
リチャード・リンチ … ジョーンズ氏
ジョナサン・シェーヒ … ジョニー
トーマス・デッカー… トミー
ニック・プリンシペ … クロムスカル
ジャナ・クレイマー… ジェイミー
ルーカス・ティル… 若い店員
アンソニー・フィッツジェラルド …アンソニー
映画『クロムスカル』物語ネタバレ!
BGMが鳴り数多くの女性を傷つけているカメラ目線の映像が次々流れる。
葬儀場の棺桶の中にいた女性が目を覚ますとパニックを起こし暴れたおかげで棺桶が落下し脱出する。薬の影響なのか記憶が曖昧で隣の死体安置所の電話から911に通報する。オペレーターが出て話をしようとするが、なぜここにいるのか、自分のことすらも記憶が曖昧になっており上手に状況を説明することができずにいた。状況を飲み込もうと周辺に目をやりステンレスベッドに横たわる死体を見ようと少し引っ張ってしまったため電話線が外れてしまう。
電話ができなくなり慌てているところに葬儀屋の従業員が現れ外からドアを開けようとしてくれたが、肩にカメラを装着したドクロマスクの男(クロムスカル)に背後から刺されて殺されてしまう。女性はとっさに扉に体当たりしてクロムスカルの目を刺し(葬儀屋をブッ刺した鉄パイプを取ろうと屈んでいたため目にぶっ刺さる間抜け)倒れている間に逃げ出し偶然近くを通りかかったタッカーの車に乗せてもらう。タッカーの自宅で妻のシンディとタッカーの二人に自分の名前はプリンセスと呼ばれていること、何があったのか事情を説明するが、運悪く車のガソリンがなく、電話も通じないため明日の朝、保安官事務所に行くことを約束する。
クロムスカルの逆襲
その頃クロムスカルはプリンセスの逆襲で受けた傷の手当てを終えてタッカーの家に向かっていた。トラウマで眠れないプリンセスと話をしているタッカーがシンディの様子を見に行くクロムスカルがシンディを押さえつけ二人の目の前シンディの頭にナイフを突き刺して殺す。タッカーとプリンセスはトラックで逃げる。
タッカー家の近くでシンディの兄ジョニーとそのガールフレンドが道に放置されていたクロムスカルの車を見つけ車を停車させるとジョニーはナイフで顔をブッ刺され即死、ガールフレンドは腹を割かれて臓物を撒き散らして死亡する。
いきなり目の前で愛する人を失い泣き続けるタッカーとプリンセスはさっさと公衆電話か店を探すかとにかく遠くに逃げればよかったのに近所のギーク、スティーブンの家を訪れ警察にさっさと電話をすれば良いのに、なぜか後回しにしてネットでクロムスカルを調べてもらい相手は女性を殺害する様子をカメラに収めてテープを警察に送りつける変態連続殺人犯であることが判明する。
スティーブン、タッカー、シンディの三人は電話せずなぜか警察署に向かう。しかし保安官と保安官代理は留置所で惨殺されていた。シンディが迂闊に死体に近づくと隠れていたクロムスカルに背中を切られるが、タッカーの体当たりでクロムスカルを吹っ飛ばし、鉄パイプを太ももブッ刺して三人は警察署を脱出する。
何故か戻りたがる
このまま逃げると思いきや葬儀場の前でプリンセスの馬鹿が車を止めて欲しいと言い出し彼らは従う。プリンセスとスティーブンが葬儀場に向かい、タッカーは自宅に戻って銃を手に入れている間、クロムスカルが襲いかかってくるスティーヴンが囮になって気を引こうとするが、ガン無視して近くの納屋に逃げたプリンセスを追いかける。
納屋に逃げたプリンセスは棺桶の中に遺体の他に生きている犠牲者を見つけ助けようとするが叫び出したため見捨てる。追いついたクロムスカルは叫ぶ捕虜の女性の首を掻っ捌いて殺す。精神的に追い詰められたプリンセスはしゃがみ込んで叫ぶとクロムスカルが追いつきプリンセスを失神させて棺桶に入れる。
棺桶に穴を開けて外からプリンスの表情を撮影していると、タッカーとスティーヴンが納屋に突入し銃弾を数発クロムスカルに打ち込みぶっ倒してプリンセスを助け出す。周囲を見渡すと同じような棺桶が何十と並んでおりプリンセス以外は全員残虐な方法で殺されていた。
三人はクロムスカルの車を奪って脱出している間に、クロムスカルは立ち上がり腹部に受けた傷を治療してしていた。
プリンセスはクロムスカルから奪ったカメラの映像を見て、クロムスカルは葬儀屋の従業員だったことがわかったが電池が切れてしまったため、タッカーとスティーブンがトランクから遺体を移動させている間に勝手に車に乗ってコンビニに向かってしまう。
エンディングネタバレ
復活したクロムスカルはGPSでプリンセスの後をつけてコンビニエンスストアに到着したプリンセスの車に乗り込むと携帯電話の文章でカメラのテープを買ってくるように脅迫する。
店内にいた若者がプリンセスの脅迫文を見て助けようとショットガンを向けるがヘタレの従業員は撃てずクロムスカルに銃を奪われて頭を吹き飛ばされてしまう。
客店内にいた二人の男性客の一人アンソニーが裏口の鍵を閉めようとしたところクロムスカルに首を切られて殺される。遅れてタッカーとスティーブンは店に到着、クロムスカルが持っていたスーツケースを奪い中にあったマスクの接着剤を硫酸に入れ替える。
その途端店内の電源が落とされ真っ暗になるとクロムスカルはスティーブンの耳に空気入れを注入して、顔を破裂させる。タッカーは貴重な銃を慌てて発砲し見当違いの方向を撃ってしまう。タッカーは別の若者客トミーとプリンセスが逃げる時間を稼ぐためにクロムスカルに立ち向かうがあっさりと殺されてしまう。
プリンセスはとっさに冷凍庫に逃げるがビデオカメラを置いて閉じ込められてしまう。残されたカメラを見るとそこには売春婦としてクロムスカルの相手をしているプリンセスの姿と、バットでぶん殴られて気絶させられてクロムスカルに連れ出されていく様子が収められていた。
記憶を失っていたプリンセスは記憶を取り戻して激怒し、クロムスカルの前でカメラをぶっ壊して煽り襲いかかってきたクロムスカルの仮面を剥がすことに成功する。慌ててクロムスカルは仮面を付け直そうと接着剤を塗りたくって顔に装着するが、スティーブンの手で中身が硫酸になっていることを知らず皮膚が溶けて悶絶する。仮面を外したクロムマスクは眼球から全て溶けて瀕死の状態だったためプリンセスはバットでクロムスカルの顔面を破壊して決着をつける。
プリンセスはタッカーの遺体を抱きしめ別れを告げると、生き残った客のトミーと共にアトランタに向かう。
海外の感想評価
4/10
筋金入りのスラッシャーファンには一見の価値があるかもしれない。
これは、実際にある種の創造的ないくつかの陰惨な死がある、大丈夫なスラッシャーです。この映画には筋書きすらなく、ただ血とグロアの言い訳を作ろうとしている。私はこの手の映画には寛容だが、プロットの穴はあまりにも目立ちすぎる。そして、殺人鬼がなぜそのようなことをするのかが語られることも示されることもなく、ただクロームメッキのドクロマスクをつけて殺人のすべてを撮影して回っているだけなのだ。しかし、出だしは好調で、実際かなり不気味だったが、最初のシーンの後、すぐにその華やかさを失ってしまった。若い女性が鍵のかかった棺の中で目覚め、自分が誰なのか、どうやってそこにたどり着いたのかの記憶がないというのは、独創的ではないがクールなコンセプトだ。しかし、最初のシーンの後、サスペンスは死んでしまった。クールな展開で、ちゃんとしたひねりがあるかと思いきや、そのひねりも実はかなりバカバカしいものだった。結局、クロムドクロキラーに皆殺しにされるのを望んでいるようなもので、私が言ったように私は寛容だが、登場人物や被害者があまりにも愚かだからだ。でも、スラッシャーの大ファンや、殺戮に飢えている人には一見の価値があると思う。
6/10
グッドキル+バッドサスペンス=ミックスバッグ
良いホラー映画というのは、猥褻物のようなもので、何がそのホラー映画の良さなのかを説明することはできないが、見ればわかるというものである。
Laid To Rest』は、見た目も演技も非常によく、面白い場面もたくさんある。素晴らしいFXと実に不快な殺戮がある。演技、撮影、演出も十分だが、何かがうまくいっていない。その原因は、おそらく脚本にあると思う。
私が理解できなかった主な点は、登場人物が常に、殺人鬼がすでに恐怖を与えた場所に引き返したがっているように見えたことです。少女は霊安室に戻りたがり、髭面の男は前の犠牲者の遺体を隠すために家に戻りたがる!?もうひとつは、彼らが常に車(ある時は犯人の車も!)にアクセスできるにもかかわらず、誰も方向を決めて運転することを提案しないという事実です。
これらのことは、もし彼らが犯人との遭遇によってより良いサスペンスが生み出されるのであれば、ほとんど気にする必要はないだろう。
6/10
驚異のゴアエフェクトを駆使した実力派スラッシャー
ある女性が棺桶の中で目を覚ますと、自分がどうやってそこに入ったのか、自分が誰なのか、全く覚えていない。しかし、彼女はすぐに、金属製の顔をした男が本気で自分を殺そうとしていることを知ることになる。果たして、彼女は脱出し、探している答えを見つけることができるのか、それとも、彼女の逃げ足は単なる遅延なのか?
サウンドトラックの音楽は、DeadboxとSuicidal Tendenciesが担当しています。後者は知っているが、前者は知らないが、この映画の雰囲気は彼らの功績が大きい。オープニングのシーンと音楽は本当に私を吸い込みました。これほど強い効果を持つオープニングは、ナイン・インチ・ネイルズの「セブン」の冒頭以来です。よくやった、マエストロ。
この作品の監督は、おそらく特殊効果アーティストとして最もよく知られているロバート・ホールです。驚くなかれ、この作品には史上最高のゴア・エフェクトがかなりある。まあ、少し誇張はしているが、それほどでもない。あるシーンでは、男の顔がきれいに切り落とされるんだ。素晴らしくサディスティックだ。最近の記憶では、この映画をライアン・ニコルソンの『ガッターボールズ』と比較できるのは、ニコルソンがグリット、ホールがショックと畏怖を追求している点で、著しい違いがあるね。
犯人のChromeSkullはクールでありながら安っぽくもある。そんなことをする男が捕まらないとは信じがたい。特に、自分の殺人を撮影し、時には野外で、デストロのような格好をしている男だ。しかし、彼は脅威的な人物であり、その純粋な強さだけで、ジェイソンやマイケルよりもはるかに脅威的である。これこそ、『ハチェット』が我々に約束しながらも実現できなかった殺人鬼の姿だ。
電話もなく、ガスもなく、犯人は被害者を数キロ先まで追跡する、という古典的なホラーの決まり文句の多くがここにある。もしそうでないなら、脚本家(同じくロバート・ホール)は危険を明確にするために努力したのだと思う。一本の映画にこれだけの障害があると、「孤立」の要素がなくなり、より滑稽な要素になる。私はこの映画を完全に真面目に見ることができませんでした。
“レイド・トゥ・レスト “は多くの人に見過ごされそうで、それは残念なことだ。私は、オリジナルでないドクロとクロスボーンの表紙を見たとき、過度に興奮しなかったことを率直に認めます。私の期待値はやや低く、他の人もビデオ屋でこの作品の前を通り過ぎるのではないかと心配です。やめてください。他のマスクカバー(これはつまり「ブライアン・ラヴズ・ユー」のあなたのことです)とは違い、このマスクは本物です。購入する価値があるかどうかは分からないが、レンタルするのを怠るのはスラッシャーファンにとって致命的な間違いである。
クロムスカルの正体、中の人は誰だ?
クロムスカルの中のひとは『ニック・プロシンペ』
1978年12月30日、アメリカ・ロードアイランド州プロビデンス生まれ。
出生名 ニコラス・J・プリンシペ
身長6フィート7インチ(2.01メートル)
ニック・プリンシペは1978年12月30日、アメリカ・ロードアイランドのプロビデンスで生まれた。パージで知られる俳優である。エレクション・イヤー』(2016)、『ウェイトレス』(2007)、『グリンスプロイテーション』(2016)などがある。
ボストンを拠点とするハードコア・パンクバンドCTK(Closer Than Kin)の元リードシンガーであるプリシンペは、2度のワールドツアー(Today is the DayとDeath by Stereo)と数えきれない北米ツアーで疲労し、バンドが解散すると、俳優とスタントの道を進むためにロサンゼルスに移住しました。ライブ活動はしていないが、エレクトロニックバンド “They came in Numb3rs “とアコースティックソロプロジェクト “The Love and Suicide “という二つの音楽プロジェクトを持っている。
プリシンペの出演作品一覧はこちら(英文)
まとめと感想「悪くない」
本気で作って失敗しているAAA作品が多い中、低予算ながら持てる力を全て出し切った魅力的な作品。特にゴア表現は20年前とは思えないほど見事にグロいのでスラッシャー好きには一見の価値がある。音楽も悪くない耳には残らないが妙なハイテンション音楽や良い感じに不安を煽る音楽は頭をバカにさせる力があるのかなんだかんだでワクワクとB級ホラーを最後まで楽しませてくれる。ただし、99%の情熱を特殊効果と音楽に極振りしてしまった結果、脚本と演技がはちゃめちゃなのが目立ってしまっている。が、99%の情熱によって見事な作品に仕上がっているので瑣末なことだと思えるので安心してほしい。
安っぽい映像に感じるかもしれないが、冒頭からジェイソンはなんで無敵なの?ハロウウィンの人はなんで死なないの?という疑問を真っ向から答えてくれているのもニヤッとするし“あ、この映画面白いかも“と思わせてくれたのが印象的だった。「彼らも人間だからしっかり傷ついているけど正しい医療技術で治療をしているから不死身に見えるだけだよ、殺したいならしっかりとトドメを刺さないといけないよ」と冒頭や途中で深手を負う本作の殺人鬼クロムスカルが一生懸命治療をするシーンは製作者の愛が込められていると感じてしまうし、安っぽいけど情熱的に作ってるんだろうなと勝手に思い込んで楽しみ始めてしまったらもうおしまい、最後まで楽しんでしまうだろう。
そういえば、愛すべき足の引っ張り合いはもはやお約束なのだろうが、何故か殺害されそうになった現場に戻りたがり、ガソリン満タンの車に3回も乗るシーンがあるのに誰も助けを求めに行かない、例によって全員で足を引っ張りあって死にたがる愛すべきバカな登場人物にツッコミどころが満載なのもこの映画の魅力と思えるだろう。
驚くかもしれないが全体的に悪くはない個人的には70点の評価。テリファーみたいにドカっとグロいシーンをバーン!ではなく、ちゃんとキツイグロシーンをテンポ良く配置してあるので見応え抜群だから飽きないし面白いのだ。
これを映画館で観れるとは日本にいる人は超ラッキー。
本作は2009年にアメリカで公開されていたが、何故か日本ではこの映画の上映を拒否し続け、テリファーやセルビアンフィルムなどのやべえ映画の成功、台湾のTHESadnessの大成功でやっと日本がコアなファン向け映画を上映するようになったのはファンとして喜ばしい。
クロムスカルは続編「クロムスカル2」があるのでこれから見てみようと思う。
見た。
すごかった↓
続編『クロムスカル2(原題:Chromeskull: Laid to Rest 2』ネタバレはこちら↓
こんなグロサ程度の映画などいくらでもあった。Storyも何もない、なぜあのような殺人を行うようになったのか?なぜ主人公が売春婦になったのか?どういういきさつでHOTELに行ったのか?なぜ殺人鬼に知っていながら納屋を貸そうとしていたのか?背景も何もない。3流どころか4ー5流以下のただのスプラッターシーンを陳列した映画。金払って見に行く価値”0”。