「彼女はなぜ人を殺すのか?」世界が大絶賛した映画『ミーガン/M3GAN』物語エンディングまでネタバレ!まさかの続編!?ミーガン役の可愛らしい素顔とプロフィールなど色々と紹介。学習機能を持つ高性能Androidはなぜ暴走して殺人を犯したのか?ジェームズワンが仕掛ける最新作は色々と考えさせてくれます。
もくじ
映画『ミーガン/M3GAN』物語結末ネタバレ!
幼い少女キャディ(ヴァイオレット・マクグロー)は猛吹雪で動けなくなった車で待機中にトレーラーが突っ込んできて両親を失ってしまう。
ロボット工学者で大手玩具企業”ファンキ”の研究開発者ジェマは上司のデイビッド(ロニー・チエン)から競合他社に差をつけるために、誰も見たことのない新しいおもちゃ作るように命令されていたがジェマは命令を無視してどんな子供にとっても完璧なおもちゃとして機能するアンドロイド”ミーガン / M3GAN”(Model 3 Generative Androidの略)をデイビッドに紹介する。が、間抜けな同僚が部品を取り付け忘れ目の前で爆発してしまい大目玉を喰らう。
帰宅したジェマは突然警察からの電話で妹の娘(姪)のキャディを引き取ることになる。しかし人生の大半をロボット開発に捧げてきたジェマは突然の姪っ子の扱いに手間取る。絵本の読み聞かせをせがまれても絵本はない、彼女のロボット工学だけの人生から子育てをするなんて選択肢がなかったのだから仕方がない、それでも夜になると聞こえるキャディの鳴き声を聞いて彼女なりになんとかしたいと考えているようだ。
ミーガン値段はまさかの…
ある夜、ジェマの自宅オフィス(玩具やガラクタがいっぱい)に現れたキャディに学生時代に作ったブルースという特殊な手袋を使って遠隔操作できるロボットを紹介する。興味を持ったキャディに説明をしているが高価だから簡単に手に入れることができないと説明するとキャディの”こんなおもちゃがいるなら他のおもちゃなんていらない”その言葉に触発されたジェマは同僚を集め頓挫していたミーガンの開発を一気に仕上げる。
ジェマは半信半疑の上司デイビッドにキャディと一緒に遊ぶミーガンを紹介する。ミーガンが少し緊張しているキャディに見事な絵を描いて喜ばせる場面を見た半信半疑だったデイビッドもミーガンに投資する意志を示す。そして更に資金を獲得するため評議会にミーガンを出すことを決める。
デイビッドにジェマは説明を続ける。キャディの言葉が開発のきっかけだったこと、子供が1つの高級玩具を一生使えるなら、人気のある玩具を無限にアップグレードし続ける必要はなくなり(100万円もする高級おもちゃになるが)、彼女は自ら学習するためバージョンアップは勝手にすること、メンテナンスも最小限で済むこと、子供の特性に合わせて自らの性格や意思を変化させる柔軟性があること、子供と遊ぶだけではなく、アドバイスや教えたり叱ったりする。母親は子供に約80%時間を取られているが、ミーガンがいれば自分の時間を確保することもできるのです。と。
母代わりのミーガン
ジェマとキャディ、そしてミーガンが家に帰ると、キャディに対して直感的な学習プログラムによって友達でもあり、教師でもあり、セラピストでもありそして母のような存在になっていく。
ジェマが一度だけキャディに言った手洗いや食事のマナーを理解するまで根気よく笑顔で教え、なぜこのマナーが必要なのか?と聞かれればしっかりと解説し、更に生まれた質問もわかりやすく答え、寝かしつけの絵本を読んだりするなど、ジェマがやるべき子育てをミーガンが行っていく。
ミーガンをメンテナンスしている時に同僚は何もかもミーガンがやってしまったら、母親としてジェマは何をしてあげるの?娘と一緒にいてあげないの?と聞かれるが、ジェマは咄嗟に私の娘ではない。と答え、今はミーガンを正式に評議会で認められるのが先で、認められたらバランスを取りたいとは思っていると言う。
話をしていると突然ミーガンがキャディの両親はなんで死んだの?と質問を始める。電源を切ったはずなのに、と驚く同僚をよそに勝手にネットでミーガンの両親の記録を話し始め、ジェマが電源をオフにするように指令を送るがミーガンは無視して自分の電源をオフにしようとするジェマに対して”死生観について”話し始める。
ジェマは再びプロトコルを設定し直してジェマを二番目のメインユーザーとして登録させ”あなたはキャディの精神的、物理的に守ってくれればいい”と説明した後電源をオフにするのだった。
ミーガンはなぜ攻撃をする?
ある日、キャディが庭で探していた矢が隣家との境にある柵の隙間にあるのを見つけたミーガンが矢を取ろうとすると隣の家の大型犬に首筋を噛みつかれて襲われてしまう。
ミーガンを守助けようとキャディが伸ばした手も噛まれ叫び声を上げてやっとジェマが気付いて駆けつける。隣人に文句を言うがだったらお前のそばを離れないように躾けろ、柵を直さないあんたが悪いと逆ギレされ話にならない。
警察に通報したが法的に何もできない、柵を直すべきだったと言うだけで何もしてくれない。外で2人が会話する様子もミーガンは全て見て聞いており、疲れて眠っているキャディを見つめるミーガンは夜になると隣人の声を真似て隣人の犬を呼び出し殺して隠すのだった。
翌朝、ジェマは評議会のためにミーガンと腕が痛むキャディを連れてみんなの前でお披露目をする。しかしミーガンを前にキャディは突然泣き出してしまう。
”何故泣くの?私のせい?”
違う、とキャディは顔を上げ、両親が亡くなったことを覚えているが、いずれこのことを忘れてしまうことが怖いことを思い出して悲しいのだと伝える。お披露目失敗か?と思われるもミーガンはキャディを落ち着かせると覚えている両親との思い出を話させてその声を録音し、キャディに聞かせると、これならあなたが忘れても私が忘れずに記憶していつでも聞かせてあげるから安心して欲しい。ミーガンは優しくなだめると大好きな歌を歌いキャディを笑顔にする。2人の中は友達以上の絆が芽生えた様子を見ていた評議会の人々は涙して拍手しミーガンへの投資が決定。二週間後にミーガンの一般公開をすることが決まる。ジェマに多少の不安は残るが昇格も決まり納期は問題ないと伝えてしまう。
その裏で、デイビッドの秘書であるカールがミーガンの極秘資料を全て自分のPCにコピーしていた・・・。
ジェマとキャディの溝
キャディとジェマの間に明らかに溝が生まれていた。
腕を痛いと主張したのに無理やり自分のために評議会に連れて行かれたこと、そんなジェマの感情が爆発した時に母のように助けてくれたミーガンを信頼しきっている様子だった。その様子を見て自分との会話を避けるキャディにミーガンはおもちゃだと一方的に命令してミーガンの電源をオフにするジェマに対してキャディはキレ散らかす。
夜になり野菜を食べるように伝えるとキャディは不満そうな顔をすると横からミーガンが野菜を無理やり食べさせる必要はないと統計データがあると言う。
少しだけうざったく感じてきたジェマはミーガンの音量を下げてキャディと学校の話を始めるが、キャディは自宅学習で他の学年よりも勉強できていると伝えるが”本当”の人間と社交性を高めるべきだと勝手にキャンプへの参加を決めてしまう。
アレな子供が集まるキャンプにキャディは参加するが、早速アレな男の子がキャディを木の実で傷つける。そしてキャディを困らせるためミーガンを連れ去ってぶん殴ったりするが、ミーガンが悪い子供はどうなるか知っているか?と言うと子供の耳を引きちぎる。逃げる子供を獣のように追いかけると逃げた子供は車道に落下し走行中の車に轢かれて死んでしまう。
落ち込むジェマの前に新たな脅威が、犬が行方不明になったのはジェマのせいだと警察に通報した隣人である。警察の静止を振り切り家に殴り込み罵詈雑言を浴びせる隣人に頭を抱えるジェマだった。その日の夜、ミーガンは犬を探し徘徊する隣人を犬の鳴き声で物置小屋に誘い込み釘打ち機で手を打ち動けなくした後殺してしまう。
ミーガンは暴走している?
翌朝警察に起こされたジェマは隣人が死んでいることを知りミーガンを疑い始める。ジェマはミーガンが見た情報を閲覧できる権限があるためキャンプ前後の動画を見ようとするがなぜかファイルが壊れて見ることができない。
困惑していると突然”大丈夫ジェマ?音楽でも聴きますか?”とアレクサみたいなAI”エルシー”がプログラムにない行動を始めたことに驚きパソコンを閉じると目の前にミーガンがいた。どうやらミーガンは家を管理するAIエルシーを支配下に置いているようだ。
困惑するジェマに対し質問があるのでは?と聞かれ直球に人を傷つけたか?と聞くと”そうならないことを願うのね””知られたら私たち2人とも困るでしょ?”と斜め上の回答をするミーガンに驚き電源オフを命じるが彼女は止まらない。そこでジェマはこれは何?と持っているペンを認識させている間に首筋にある電源オフボタンを押してミーガンを止める。
すぐにオフィスに連れて行き同僚に相談し危険性を伝え、もし本当なら証拠が必要だから診断することにする。ミーガンの広告用に作られたキャディ、ミーガンそしてジェマの三人で過ごす映像やインタビューを受けるキャディの言葉を聞いたジェマはミーガンと離れ離れになったことで暴れまくるキャディの元に向かう。
怒り狂ったキャディはジェマに平手打ちを喰らわせ、どれほどまでにミーガンに依存しているかを叫ぶ。しかしジェマは落ち着いて彼女と同じ目線に座ると、両親を失ったのは事実で辛いこと、それは私も同じで辛いこと、でもそれを一緒に、2人で乗り越えたいと思っていること、そして今私の一番はキャディ、あなたなの。そう伝え手を繋ぐと一緒に車に乗り家に帰る。
車内で同僚に電話をしてキャディと一緒に家に帰るが、ミーガンは研究室から出さないように伝えて電話を切る。
エンディングネタバレ
研究室でミーガンを調べるとミーガンは同僚とジェマの電話を傍受していたことが判明しミーガンに近付くとミーガンはケーブルで研究者の首を絞めガスを爆発させ火災を起こし研究所を飛び出す。
人形が壊れてお披露目に出せないと聞いたデイビッドが怒り狂って電話をしていると廊下でミーガンに出会う。例のミーガンを象徴するダンスをした後、裁断刃を持ち出しデイビッドをエレベーターまで追い込み刺し殺す。その様子を見て上司を見捨てようとしたカールに近付き、ミーガンの機密情報を盗んだことを知っていること、デイビッドに見つかったことで逃げ場を失いデイビッドを殺したが、自責の念に耐えきれず自殺したことにしましょう。とカールの手に刃を握らせると頭を貫いて殺す。
一般参加者がミーガンのお披露目を楽しみにしていると背後のエレベーターが開き二人の惨殺死体がさきにお披露目されパニックを起こす。その混乱に乗じてミーガンはオフィスを抜け出すと車を運転してジェマの家に向かう。
キャディを寝かしつけたジェマが物音を聞き一階に降りるとミーガンが待っており友人だと思っていたジェマにゴミのように捨てられたことに憤慨していた。そして同じことをキャディにはさせない、私がキャディに愛を教えるのだと暴走したミーガンに頭を叩きつけられる。ジェマは水の入ったコップで叩きつけ何らかの故障を起こさせることに成功するが相変わらず無表情で襲いかかってくる。
逃げた先のガラクタまみれのオフィスで草刈機を起動してミーガンの皮膚を傷つけることに成功するがびくともしない。そこでジェマは私を殺したらキャディの生活が一変してあなたも困るのではないか?と問うがミーガンは大丈夫と即答、ジェマの脳に慎重にドライバーをブッ刺して四肢麻痺にして舌を切り取ってから緩和ケアにぶち込み一生家族でいてあげるから大丈夫よと怖いことを言い始める。
その様子を目撃したキャディに対し、あなたと家族を継続して幸せになりたいならこのドライバーでジェマの頭を貫いてとお願いし始めるミーガン。キャディはしばらくの沈黙の後、あなたに教えていないもう一人の家族がいる”ブルースよ”
いつの間にか操作手袋を装着していたキャディはブルースを操り剛腕でミーガンの胴体を引きちぎる。が、それでも生きてキャディを殺そうとするミーガンの頭皮を剥ぎ取り頭蓋骨を剥き出しにするとキャディがドライバーで中央のチップをブッ刺してミーガンを完全に破壊する。
遅れて登場する救急車や警察の元に向かうキャディとジェマ。
その様子をエルシーのカメラが追いかけているシーンで物語は終了する。
ミーガンは生きている?
ミーガン2続編の可能性?
映画のラストシーンでこの家のアレクサ風のスマートホームアシスタントエルシーの小さなロボットカメラが勝手に動き出すシーン。これは、ミーガンの知能がインターネットや他のデバイスに簡単に流出していることを示唆している。
間違いなくミーガンは世界中で称賛され興行収入もバッチリのはずな映画なので、次回はどこを歩いてもミーガンだらけなカオスな続編が観れるかもしれない。
ミーガン役女優のかわいい素顔とプロフィール
今作でチャッキーを凌駕するAI アンドロイドのミーガンを演じているのはニュージーランド出身のエイミー・ドナルド(12歳)。
可愛らしさはこの動画を見た方が早い
ミーガンを象徴する不可思議なダンスは本人が踊っているのだが、実はエイミーは女優になる前はダンサーで、9歳の時に出場したダンスの世界大会でジャズダンスで銀メダル、コンテンポラリーダンスで銅メダルをニュージーランドで初受賞するという快挙を成し遂げている。
ミーガンに出演する前は2021年にNetflixオリジナルドラマ『スイート・トゥース 鹿の角を持つ少年』でアヒルやミーアキャット役で登場し人気を集めた。現在製作中のシーズン2ではさらに役が増えて登場予定とのこと。嬉しい。
ちなみに、2021年6月4日にNetflixで配信されたオリジナルドラマ『スイート・トゥース 鹿の角を持つ少年』はIMDbの評価が脅威の7.8点の傑作ドラマ。すみません全く見過ごしていたので子供と一緒に見てみようかなと。
Netflixオリジナルドラマ『スイート・トゥース 鹿の角を持つ少年』を観る
まとめと感想
ジェームズワン最新作、美少女・・・ではない不気味の谷ど真ん中のアンドロイドミーガンが、徐々に学び友達から親友、そして家族、母に成り代わろうとするホラー映画。だが、個人的に面白いし好奇心を刺激する良作ホラーなのだが、過去のジェームズワン作品からしたらトップには入らない。
IMDbでの評価は6.5/10と高めだが、かってに期待しまくった自分からすると少しだけ動く人形アナベルの方が怖いし、第一作目の死霊館が見事すぎて比べてしまう。
暴力シーンも暴力的に見えず、刺すシーンも貫く刃物のシーンを見せず、折角小さな子供型のアンドロイドが大人をも殺す腕力を持っている設定なのに血と暴力が物足りないため折角の恐怖点が低いのだ。
ミーガン怖くて観れずネタバレを見に来ました。
わかりやすい解説(時々名前が間違ってるのか私の理解が及んでないのか?と言うところがありましたが、、)これを見て、ますますUSJでアトラクションとして観てみたい!と思いました。
愛あるいい話込み込みのホラーだけど、現代社会の膿や落とし穴に目を向けるすごい作品なのかも。
あと、関連の作品「スィート·トゥース」がめちゃくちゃ気になります!
こちらも映画になったら観たい!!
素敵情報ありがとうございました!
コメントありがとうございます。
99%間違っているのは私の容量不足が原因によるものなので
通り雨様の頭脳は問題ございません^^