映画『自由への道』物語ネタバレ!「白黒にしなければ面白かった」




「アメリカ最悪の内戦南北戦争の裏側を見よう」ウィル・スミス最新映画『自由への道 Emancipation』物語結末までネタバレと海外の感想評価まとめ。そのほか、あらすじ、予告動画、上映時間まで様々な情報を紹介しています。

「トレーニングデイ」「イコライザー」のアントワン・フークアとドル箱スターウィル・スミスがタッグを組んだら絶対に面白いはず!と世界中が待ち望んだ最新作はAppletv +オリジナル映画、しかも「南北戦争に従軍した元奴隷についての映画」と言うこともあり期待や不安を感じた観客も多かったようですが実際にはどんな内容になったのか?どんな評価になったのか?を紹介していきますので最後までご覧になってみてください。

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映画『自由への道』作品情報

配信日:2022年12月9日(世界)
上映時間:2時間12分
制作国:米国
言語:英語
オリジナルタイトル:Emancipation
制作会社
Apple TV+
CAA Media Finance
Escape Artists

あらすじ

1861年、逃亡した黒人奴隷が、殺されかけた農園主から逃れるためにルイジアナの湿地帯を奔走する。
アメリカが南北に分かれて争った南北戦争では、南部は奴隷を酷使、北部は奴隷解放する側で分かれていたため脱走した黒人奴隷は北部について従軍する。

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キャスト・スタッフ

監督
アントワン・フークア
脚本
ビル・コラージュ
ウィリアム・N・コラージュ

キャスト
ウィル・スミス…ピーター
ベン・フォスター… ジム・ファッセル
シャルメーヌ・ビングワ…ドディエンヌ
ギルバート・オウワー … ゴードン
ロニー・ジーン・ブレヴィンズ…ハリントン
アーロン・モーテン…ノールズ
ジャバー・ルイス …トーマス
マイケル・ルウォイエ…ジョン
スティーブン・オグ… ハワード
グラント・ハーヴェイ…リーズ

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タイトルの意味は?

原題『Emancipation』は”奴隷解放”を意味しています。この映画の中で奴隷だったウィル・スミスが農場を脱出して南北戦争に参加して従軍する姿が描かれています。

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映画『自由への道』物語結末ネタバレ

1863年1月1日、エイブラハム・リンカーンが奴隷解放宣言に署名し、奴隷の自由を宣言した直後、反乱を起こした南部の3万5000人の奴隷は北軍による解放を待つか、自ら自由を求めて脱出するかの選択を迫られた。

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黒人奴隷ピーター

1863年、ルイジアナ州

奴隷のピーター(ウィル・スミス)妻ドディエンヌ(シャーメイン・ビングワ)、子供たちベッツィ(イマニ・プラム)サイピオン(ジェレマイア・フリードランダー)、ローレット(ジョーディン・マッキントッシュ)と共に暮らしていた。

彼はクリントンの新しい農園に強制的に移動させられそうになったため、雇い主の用心棒であるハンドラーたちに歯向かうが妻ドディエンヌに銃を向けられたためピーターは抵抗を諦め、他の奴隷たちと一緒に家族と離れ離れとなり連れて行かれる。

クリントンに到着したピーターたちを待っていたのは過酷で不衛生な労働環境だった。奴隷たちに人権はなく雇用主たちの気分一つで命が奪われ馬で引きずられていた。奴隷たちは果てしない虐待と差別に耐える日々を送るしかなかった。逃亡したが捕まったジョン(マイケル・ルウォイエ)は頬に焼印を押されて奴隷たちの小屋に投げ捨てられた。ジョンのためにピーターは神への信仰を語るが、ジョンは”奴隷に神はいない”と述べ、ピーターを黙らせるのだった。

ピーターは噂で奴隷解放のリンカーンの北部軍がバトン・ルージュに駐在しており、アメリカ中の奴隷が自由を求めてそこに向かっているという話を聞き、ピーターはこの場所から脱出する計画を立てる。

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家族のため逃亡開始

共に働いていた仲間の奴隷が目の前で死んでしまうも、無慈悲に穴に捨ててこいとショベルを渡されたピーターは採掘用の爆破が起こるタイミングでのを待ち、白人たちを殴り殺して逃亡を開始。その場にいた他の奴隷たちも次々に逃亡を始め現場は大混乱となる。ファッセル(ベン・フォスター)率いる一団に猟犬を放たれ執拗に追われるも、数人の奴隷とともに沼地へ向かって走り出す。

奴隷の一人トーマス(ジャバー・ルイス)は沼に飛び込むのを躊躇したため猟犬に襲われ捕まってしまう。ファッセルはトーマスに、他の奴隷たちの行き先を告げれば自由にすると言われ、目的地はバトン・ルージュと答えるとファッセルに撃ち殺されワニの餌食となる。

ピーターは他の奴隷と別れたあと、近くの農場主の家で食べ物や飲み物を盗むが農場主の娘に見つかり警鐘を鳴らされてしまう。ピーターは鐘の音でファッセルに見つかり窮地に立たされるものの自分の血のついた布を囮にすることで猟犬の鼻をだまし沼に隠れて追っ手を振り切ることに成功する。

しかし、さぁ脱出と沼を出ようとするがワニに思いっきり噛まれてしまうもどうやってかピーターはワニを撃退し木の上に隠れながら体に残ったワニの歯を取り除き傷の手当てをするのだった。

ファッセルたちはピーターを見つけることができず野宿しながら会話をする。ファッセルが幼い頃、自分の世話をしてくれていた女奴隷が自分の面倒を見てくれたことに感謝して、父に彼女を夕食に招待するよう頼むが”奴隷に何かを与えることは、男たちが自分たちに権利があると信じているものを奪うことにつながる”と答える。そこでファッセルは女奴隷にこっそり自分の食べ物を与えていたことを父親に告げると、父親は女奴隷を刺したまま3日間野原に放置して殺したのだと言う。

北部と南部

ピーターの妻ドディエンヌは、農園主のリヨン大尉が彼女を別の所有者に既に売ったこと、そして売れたのはドディエンヌだけで子供を連れて行かせないこと、そして新しい場所では別の男性と結婚しなければならないことを告げられる。彼女は悩んだ末に綿繰り機に自分で腕を突っ込み怪我を負い売り物にならないようにする。

ピーターは無事に逃げ生き延びるため傷を癒やし蜂蜜など食料と水を探しなんとか逃げ続けるがファッセルは執拗に彼を追い続けるのだった。途中野生の玉ねぎを見つけたピーターは猟犬から匂いを隠すために身体中に塗っていると逃亡仲間のジョンに出会い玉ねぎを与えて一緒に逃亡しようとするが、ファッセルたちの猟犬が近づく音が認めジョンは木に登り、ピーターは近くの木の根元に隠れるが、ジョンは見つかってしまいピーターの場所を教えるように脅されるが最後まで口を割らずファッセルに首を切られて殺されてしまう。

ジョンが死に始めての夜森をさまよい歩くピーターの目の前に奴隷の反乱によって屋敷の住民が皆殺しにされた現場に辿り着く。燃える屋敷の中に入り怪我を負った奴隷の少女を見つけ助け出すがピーターに十字架のネックレスを渡した後に死んでしまう。そこに奴隷商人が現れ銃を突きつけられるが十字架で目と喉をついて殺すのだった。

夜通しリンカーン軍の戦闘する銃撃や大砲の音を頼りに歩き続けたピーターはバトン・ルージュに近づいていく。しかし、ファッセルに追いつかれ殺されかけるが北部軍の兵士(元奴隷の黒人たち)がファッセルの首を撃ち抜きピーターを助ける。

エンディングネタバレ「ピーターの決断」

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ピーターは収容所に連れて行かれ、手当てを受ける。収容テントにはこの地に希望を見て逃げてきた奴隷たちが集まり食事を与えられ怪我を癒していた。その後集められた元奴隷たちに自分と家族の自由を確保するために北部軍に入隊してほしいと告げられる。さらにピーターはテントに案内されると、カメラマンが彼の裸の背中に刻まれたおぞましい鞭打ちの傷跡を写真に収め世界中に奴隷制度の恐ろしさを知ってもらうのだと言う。

北軍兵士になったピーターは軍服に着替え、アンドリュー・カイリュー大尉(ムスタファ・シャキール)と共にドワイト将軍(デヴィッド・デンマン)に会い”自分を虐待した人間と戦う”と入隊の動機を伝える。ピーターたちの任務は、南部軍のキャンプに潜入し大砲を奪うことだった。

北部軍が待ち構える中、元奴隷たちで編成された南部軍は正面突破を行いカイリューをはじめ多くの死傷者を出すもピーターが先陣を切って突撃して南軍兵士を圧倒するような突撃を指揮して仲間たちとキャンプを制圧することに成功する。

ピーターたちは家族のいるかつての農園前を行進しながら、農場主や用心棒たちが次々北部軍に処刑されていく姿を目撃する。農園の奴隷たちは自由を宣言され、涙を流し喜び抱き合い自由を祝う。

ピーターは歩きながら家族を探し、ついに指を失った妻と子供たちと涙ながらに再会し涙を流し神に祈る。

エンディングでピーターのモデルとなった人物のイメージは世界中を旅して奴隷制度反対の強烈な叫びとなったという。最終的に1865年6月19日、400万人以上の奴隷であったアフリカ系アメリカ人が自由が認められ解放された。

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海外の感想評価 IMDb:5.9/10

6/10
フォールス・ショート

残念ながら、登場人物に深く感情移入することができませんでした。撮影は素晴らしいのですが、それに頼りすぎていて、映画を支えるには物足りない気がしました。簡略化されすぎているように感じたのは、脚本/ストーリーのせいだと思います。急ぎ足で、バラバラに編集されているように感じました…そして、ただ十分に徹底されていなかっただけです。
音楽も平凡なものでした。私たちの心をつなぐような新しいものは何もありません。
演技は一流ですが、キャラクターを十分に掘り下げていない(これも脚本の不備)のは、大きな不公平感があります。
このアメリカンヒーローについて、もっと知りたいと思わせる作品でした。

6/10
ラン・フォー・ユア・ライフ…

しかし、それは、過去の悪事や犯罪を反省し、常に行うべきであり、特に、忌み嫌わない人もいる。ここでは、鞭、銃、犬の審判の悪の魔の手から逃れるために、痛みや疲れを与える泥沼、残酷で恐ろしい世界を旅します。自由は、あなたが獲得するものですが、あなたが勝つ可能性が高い、波と波打つ肌の背中。
私にとっては、映画撮影とセミ・モノクローム効果が全体を損なっていた。セリフの中には少し平凡なものもあり、ストーリーも予想通りでした。スティーブ・マックイーン監督の『12 YEARS A SLAVE』や「Antebellum」、「Roots」と比較すると、相応しくない信頼性を与えてしまうので、奴隷制をテーマにした映画製作のランドマークとして語り継がれるとは思いませんが、ある程度の評価には値するし、語るべきストーリーは持っているのだと思います。

6/10
よく言えばOK

この映画では、「主人」たちが奴隷をキャンプに連れ戻すのではなく、ただ殺すために長い時間をかけて奴隷を追いかけたことが意味不明です。映画の大半はピーターが沼地を走るシーンで、追いかけてくる犬たちはすぐそばまで来ているのに、なかなか近づけない。ウィル・スミス演じる演技が下手くそで、映画が長引くと思いました。20分くらい短くして、走り回るシーンは省いても良かったのでは?映画はゆっくりと進みますが、それでもこの時代の歴史は衝撃的で、どのように展開するのか興味深く見ることができました。全体としては、よく言えばまあまあ。

6/10
もっといいものができたはず…

この映画はそんなに悪くはないのですが、私の読んだレビューでは、彼に対してかなり辛辣です。正直言って、この映画は良いのですが、一言で言ってしまうと、確かに良くはありません。
4Kの時代に白黒で映画を作るなんて、製作者は何を考えているのか、もしかしたら歴史的な効果を狙ったのかもしれませんが、私にとってはこれがこの映画の最大のマイナス点でした。人生の色彩を取り込み、状況をうまくドラマティックに表現していますが、人が映画に求める娯楽性もすべて排除しています。
危険なステップを踏んだが、うまくいかなかった。
演技に関しては、ウィル・スミスに10点満点です。献身的に、心を込めて、このキャラクターを美しく演じきっています。
また、俳優陣の演技も素晴らしく、演出も美しく、シーン、台詞、脚本、全てに価値がありましたが、この色気のない演出がこの映画から美しさを奪ってしまっているように思います。
しかし、この色気のない演出が、この映画の美しさを消してしまっているように思います。

まとめと感想「モノクロのせいで情緒を感じれない」

なんで白黒にしたんだ?ポスターはカラーじゃん。

この映画に関しては白黒にしないほうが面白かったと思う。黒人奴隷なのか囚人なのか雇い主なのか兵士なのか良くわからんぐらいみんな汚いから見分けつかないし、ワニに襲われたり沼の緊迫シーンもなんとも味気ない。とにかく白黒だから迫力に欠けるのだ。南北戦争のことをよく学べたしもっとこの先を知りたいと思った、だけどこの映画には迫力も魅力も面白さもない、情報や展開がツギハギでチグハグで物語に没頭できなかった。

唯一やっぱりすげぇなと思ったのはウィル・スミスの演技。そこに本当の奴隷がいるかのような迫力が画面から滲み出ており、家族のために殺人に手を染め猟犬や追手から逃げ続ける場面など手に汗握る迫真の演技が満載でこれだけでこの映画は素晴らしと思える。なのに白黒で情緒を奪い、平凡な脚本によって、いつの間にか映画は終わってなんとも、なんともって感じで視聴後にうーんってなってしまう。

しかし南北戦争や奴隷がなぜ解放されたのか?などは確かに知りたくなった。Googleで調べたらここでいろいろな疑問に答えてくれているのでこちらをクリックして経緯を学び楽しんでみてください。

AppleTVって微妙なオリジナル映画しか作らないんよね超楽しみにしていただけに残念だった「ラック 幸運を探す旅」とかキャラデザは可愛いのに物語が超平凡だったりしている。

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