「劣化したレオンとジョンウィックのようだ」Netflixが再び大失敗!映画『我が名はヴェンデッタ』物語結末までネタバレと海外の評価まとめ。
もくじ
映画『我が名はヴェンデッタ』作品情報
配信日:2022年11月30日(世界)
制作国:イタリア
公式サイト
Netflixサイト
言語
イタリア語
別名
Моє ім’я – Вендета
My Name Is Vendetta
制作会社:Colorado Film Production
ロケ地
イタリア・シュドチロル
あらすじ
美しい自然に囲まれ素晴らしい両親のもとで育ったソフィアはある日写真嫌いの父親の約束を破り父親の写真をSNSに投稿したことで、父親の隠していた過去が暴かれてしまい、父親を長年追い続けていた殺し屋たちが彼らの平穏を奪いに来る。
スタッフ・キャスト
監督
コジモ・ゴメス
脚本
サンドローネ・ダツィエリ
フランコ・フラテルナーレ
コジモ・ゴメス
ファビオ・グアグリオーネ
アンドレア・ノビレ
キャスト
アレッサンドロ・ガスマン…サント
ジネーブラ・フランチェスコーニ …ソフィア
アレッシオ・プラティコ… ミケーレ・ロ・ビアンコ
フランチェスコ・ヴィラーノ …ルーディ
ガブリエーレ・ファルセッタ…フェラリオ
マルチェロ・マッザレッラ…ヴィトゥッツォ
監督”コジモ・ゴメス”について
コジモ・ゴメスは1965年、イタリア・トスカーナ州フィレンツェ生まれ。1991年から映画制作業界に入りプロダクションデザイナー、アートディレクターを経てUgly Nasty People(2017)、My Name Is Vendetta(2022)、lo e spotty(2022)など長編映画監督を務めている。
映画『我が名はヴェンデッタ』物語結末ネタバレ
ソフィア(ジネーブラ・フランチェスコーニ )はアイスホッケーの大会で優勝したご褒美に免許を取る前に父親サント(アレッサンドロ・ガスマン)と一緒に車を運転させてもらえる約束を叶えImagin Dragons の名曲『Thunder』をバックに大自然を満喫する。
ソフィアは父を愛し、父サントもソフィア、そして妻を愛しており素晴らしい家族だった。ただ唯一サントは自身が写真を撮られるのを心底嫌っており娘との記念撮影すらも断るほどだった。そんな父親の言葉をただの写真嫌いだと思っていたソフィアはこっそりとスマホで隠し撮りした後SNSで配信してしまう、、、そしてタイトルコール。
SNSで配信されたサントの写真を分析している謎の組織がこいつで間違いないと呟く…
サントは一緒に働いている弟のパトリックが先に帰宅しソフィア、ハントの妻、三人で団欒しているところに突然謎の二人組の男が乱入、無言で徹底的にパトリックと妻をぶん殴り殺すと2階にいたソフィアを追いかけるも間一髪逃れることに成功、ハントが帰宅し目の前の惨状を見たハントは隠れていたソフィアを見つけるとすぐにここを離れようと連れ去る。
男たちはパトリックをハントと勘違いしており逃したのは娘のソフィアだけだと雇い主に報告するが、死んだのがハントではないと気付いた雇い主は娘とハントを殺すように再び指示をする。
ソフィアとハントは隠れ家に入ると、いきなり家族を殺され混乱しているソフィアをなだめるた、かつてハントは”組織”の殺し屋だったこと、しかし妻と出会ったことで全てが変わり組織を抜けて第二の人生を歩んだこと、しかし組織から抜けることは掟で認められておらず見つかったら殺されてしまうため偽名のハント姓を名乗っていたことを伝える。
ハントは携帯電話をソフィアに渡して自分以外に連絡しないで待っていろと伝え車で出かけるがソフィアは速攻ハキームに電話して”あんな男は父親じゃないからここから助けてほしい”と父親の嘘に我慢ができなかったようで約束を無視して助けを求めハキームのバイクで移動する。電話を傍受した組織の殺し屋が先回りしてハキームは殺されソフィアは誘拐されそうになるが間一髪ハントが登場し組織の殺し屋を殺して難を逃れる。
ここでハントを狙っているのは組織の連中ではなく、ハントに殺された息子の報復をずっと願っていた大富豪アンジェロだったことが判明する。しかしハントに殺された息子はハントの所属する組織の人間を殺した報復で殺されていること、その事実を知った上で大富豪アンジェロは息子を殺したハントを許すことができず血の報復を終わるまで続けるようだった。
ハントはソフィアを助けるために受けた傷で死にかけたがソフィアの献身的な看病のおかげで一命を取り留めたハントにソフィアを愛していることを手紙で伝え家族を愛していることが伝わり2人は和解する。
しかし組織はハントを見つけた技術を使い潜伏場所全部の防犯カメラから2人の場所を特定しておりすぐに追手が迫るも逃げて殺すを繰り返すことになる。この報復を終わらせるため大富豪アンジェロの命を奪うにはソフィアと2人で協力する必要があるためハントは不本意ながらもソフィアに殺しの訓練と黒幕を殺す準備を始める。
ハントは大富豪アンジェロの次男ミゲーレを誘拐し、大富豪アンジェロに身代金と人質を交換しようと連絡する。ミゲーレを見捨てた大富豪アンジェロは身代金の代わりに殺し屋集団を差し向けるが、準備していたハントは遠くからサイレンサー付きスナイパーで一気に敵を倒した後車に仕掛けた爆弾で一網打尽にする。
エンディングネタバレ
そしてハントは娘に連絡をすると、アンジェロがミゲールを見捨てたため計画を変更すること、ハント自身がアンジェロを暗殺するため単身乗り込むこと、そして娘を愛していること、お前が生まれたことで人生が変わったこと、お前は奇跡そのものだと伝えた後電話を切る。ハントは闇に乗じて屋敷に侵入すると多くの護衛を皆殺しにした後、アンジェロを殺害そして警察の前に銃を持って現れ銃殺される。
ソフィアの居場所に現れたのは警察で彼女は保護施設に入居することになる。人質だったミゲールがソフィアに会いに来て和解を伝え立ち去るが、車に戻ったミゲールはソフィアが出所したら殺せと命令していた。
後日ソフィアは施設を脱走するとミゲールのオフィスに侵入しミゲールに”私たちの間には問題がある…和解には双方の同意が必要ってことよ”とナイフで首を刺し殺すと、野生に放たれた狼のようにソフィアは下界に飛び出し物語は終了する。
海外の感想評価 IMDb 5.4/10 「レオンの二番煎じ」
6/10
大胆!?
『ヴェンデッタ』の脚本家は、これまでほとんど脚本が描かれることのなかった分野に進出したことを評価しなければならない。この映画は、「96時間」2008をイタリア風にアレンジし「レオン」の二番煎じのようだ。(偶然にも、この映画は私のベスト映画リストに入っている(詳しくは後述)。プロダクションバリューは堅実で、演出と編集は無駄がなく迅速だ。すべてが期待通りだ。そして、この物語の中で、私の知る限り、2000件ほどのIMDbレビューを経て、これまで見たこともないようなキャラクターに出会います。”生意気な娘 “の登場である。物語の最初の10分で、この生意気な娘は、父親から「絶対に写真を撮るな」と言われていたのを無視して家族を危険に晒した挙句にいうことを聞かずにボーイフレンドに電話をかけ、即座にその電話もマフィアに探知され別の殺し屋チームが派遣される。
もう、お分かりでしょう。このまったく予想外の新キャラクター–生意気な娘–の扱いに観客が耐えられるなら、この映画はテンポがよく、かなり見応えがあるものになる。しかし、それは本当に大きな “もしも “なのだ。
8/10
『我が名はヴェンデッタ』
この映画は、私が予想していたよりもずっと良い作品に仕上がりました。もし悪役がソフィアを簡単に見つけられなかったら、あるいはソフィアが序盤で愚かな選択をしなかったら、この映画はたいしたことはなかったでしょう。冒頭のソフィアとその父親の紹介シーンの後、たくさんのアクションがあり、これはエンドクレジットが流れるまで止まらない。このアクションはエキサイティングで、銃撃戦、刺し傷、白兵戦、そして爆発が一つや二つある。主人公たち、特にサントは何度も重傷を負わされる。キャストは堅実で、特にソフィアを演じるジネブラ・フランチェスコーニと彼女の父親を演じるアレッサンドロ・ガスマンが印象的である。ロケ地も印象的で、田舎の美しい風景とミラノの都会の喧騒が見事に対比されている…。全体として、アクションスリラーのファンには間違いなくお勧めの作品です。
5/10
まともなリベンジスリラー
亡命したマフィアの殺し屋が、ひょんなことから匿名の新生活を送ろうとして再登場する、まっとうな海外スリラーです。マフィアは彼が生きていることを知ると、彼と彼の家族を殺そうと追いかけてくる。もちろん、そんな簡単な話ではない。彼は簡単に殺せるような男ではない。生き残った娘に連れられて、彼は何年も前に始めたことを終わらせようとする。この映画、ジャン・ルノーとナタリー・ポートマンの『プロフェッショナル』に少し似ているところがあるが、こちらはそれほど良いものではない。アクションはちゃんとある。キャストは十分まともで、撮影もいい。十分まともだが、ベストではない。
5/10
ザ・パニッシャー
素晴らしい映画ではないが、それでも観るに値する作品だ。テンポが良く、心に響くドラマチックな場面もいくつかある。実は、プロットが単純なので、観客はエンディング以外のサプライズを期待してはいけないのだ。
復讐映画はこれまでにも作られてきた。しかし、この作品が他と違うのは、父と十代の娘の物語であることだ。ボルツァーノのどこかのどかなところから始まる(ドイツとの国境に近いメラーノも登場する)。この辺りの風景は絵になる。その後、都会的なシーンに移る。
戦闘シーンはグロテスクとまではいかないがリアルで、大げさなものは一切ない。サント/ドメニコは、殺すか殺されるかが法律だと信じている、卑劣な殺人マシーンである。アクションシーンはよくできている。
アレッサンドロ・ガスマンとジネブラ・フランチェスコーニがいいコンビを組んでいる。溺愛する父親と愛すべき娘という役柄を説得力を持って表現している。ガスマンは罰当たりな役が似合う。実際、この映画の雰囲気はジョン・バーンサル演じる “パニッシャー “を彷彿とさせる。
時間に余裕のある方は、ぜひご覧ください。
6/10
基本的な復讐のプロット
この映画は、アクションに特化した映画製作の優れた訓練だと思う。この映画は、アクションに特化した映画製作の優れた実践であり、非常に優れたショットと優れた編集により、最も感動的なシーンの目まぐるしい展開を観客に伝えている。
しかし、残念なことに、この映画は非常に基本的な脚本を持っています。深みに欠ける。演技は良いのですが、ストーリーの中で過剰に要求されているわけではありません。
その他の技術的な面は、まずまずである。あまり目立つものはない。ロケ地も良いが、ちょっと使い方が悪いかもしれない。
要するに、『我が名はヴェンデッタ』は、このジャンルが好きな人にとっては、娯楽映画である。他の観客にとっては、スキップ可能な映画です。
3/10
問題は非常に単純で、この映画には何の新しさもないことだ。暴力的ではあるが、ひどく退屈でもある。演技は合格点だが、強力な敵役がいないため、主役を脅かすものは何もない。アクションシーンも革新的ではなく、日常的なままだ。父と娘の絆は良いが、真実が明らかになると、彼女はそれをそのまま受け入れることを余儀なくされる。
ラスト、アクションはほとんど暗闇の中で起こるが、そのひねりは何のインパクトもない。結局、Netflixの別の忘れられた作品に追加されただけだ。
1/10
ジョン・ウィックを凝縮したような作品
キャラクターが全く成長しておらず、何か面白いことが起こるんじゃないかと待ち続けたが、代わりに定石通りの映画であっても深い虚無感に襲われた。
復讐の裏話はいくらでもあったはず。
登場人物について何もわからない。そもそも、なぜマフィアのボスの息子が殺され、この復讐と戦争が始まったのか?
暴力的な演出。妻の首のグラフィックは必要だったのか?
これは細かいことだが、この映画だけでなく、よくあることだ。少女はボーイフレンドが殺されるのを見るが、悲嘆にくれることはない。私たちのヒーローは本当に社会不適合者なのでしょうか?
役者さんは大好きです!!!
まとめと感想「冒頭は最高だっただけに」
超残念。最高の親子、最高の景色、imagindragonのThunderをバックに山道を疾走するシーンは感動的だったし今後どんな試練があってもこの家族がいれば乗り越えられるだろうと思った矢先に家族が無言で殴り殺されるシーンがリアルに描かれておりジェットコースターが急降下したような衝撃とこの先の展開が楽しみでワクワクしたが、その感動は冒頭10分だけの魔法だった。
後半(というか作品のほとんどほとんど)は海外レビューにも書かれているように「96時間」と同じプロットが延々と続くだけで終わってしまうのが残念だった。
娘がアホだし、娘が邪魔するせいで何もかもが台無しになったんだけど娘がアホなことしなければ全てうまくいくけど映画は面白くないだろうし可愛いんだけど最後まで役に立ったのか不明な足手まといでさ…。娘っぽかったのは最初だけでそれ以降はレオンのマチルダほど魅力があわけでもなくなんとも半端で、ラストは半端な父親の死に様のせいで半端に殺しの方法を知ってしまった半端な殺し屋のまま野垂れ死ぬ未来しか見えない。うーん。
アクションも冒頭の殺し屋たちの淡々とハントの子供を殴り殺すシーンを上回るような恐怖感や緊張感があるわけでもなく、レオンなアクションで彼に殺すわけでも、ジョンウィックのようなガンフーでもなければ、イコライザーでもない、すごいんだけどすごくないなんとも言えない凡作だった。もったいない。
2024年アメリカ公開映画
ネタバレ↓