「素晴らしい家族映画!必見!」映画『シング・フォー・ミー、ライル』物語エンディングまでネタバレ!売れない手品師ヘクターが見出した転生の歌声を持つワニのライルは人見知りで喋れない代わりに歌えるのだが、群衆を前にすると歌えなくなってしまう欠点を持っているが・・・。
もくじ
映画『シング・フォー・ミー、ライル』作品情報
上映日
2022年10月7日(米国)
日本公開日未定
制作国:米国
公式サイト
ソニー公式
言語:英語
撮影地
マリエッタ(ジョージア州)
制作
Eagle Pictures
Hutch Parker Entertainment
Sony Pictures Animation
あらすじ
天性の歌声を持つワニのライルは屋根裏で孤独に暮らしていたが、事情を知らずに引っ越してきた家族のおかげで誰かのために歌うことを再び夢見ることになる。
スタッフキャスト
監督
ジョシュ・ゴードン
ウィル・スペック
脚本
ウィル・デイヴィス
原作
バーナード・ウェイバー
キャスト
ハビエル・バルデム… ヘクター・P・ヴァレンティ
スクート・マクネイリー… ミスター・プリム
コンスタンス・ウー … プリム夫人
ブレット・ゲルマン … ミスター・グランプ
ショーン・メンデス… ライル (声)
ウィンスロー・フェグリー… ジョシュ・プリム
サル・ヴィスクーソ… ザ・ジャッジ
アダム・マーレイ… 下衆野郎
ドン・ディペッタ… 救急隊員
リリック・ハード… トゥルーディ
メアリー・ニーリー… メアリー
映画『シング・フォー・ミー、ライル』
物語ネタバレ
パフォーマーのヘクター・P・ヴァレンティ(ハビエル・バルデム)が強引に乗り込んだオーディションで自信満々で安っぽい手品を披露するがカビの生えた古いマジックなどとうに飽きられており、新鮮なものを探していると言われて追い出される。意気消沈しながらもヘクターは自分のパフォーマンスに使えそうな動物を探しにペットショップに行くと「I Like It Like That」を歌う赤ちゃんワニ(ショーン・メンデス)に一目惚れしライルと名付けてパートナーとなる。
マンハッタンの自宅に戻ったヘクターはライルと会話しようとするが、ライルは生まれつきの恥ずかしがり屋で会話はできないが歌うことが気がついたヘクターは伴奏を始めてライルの緊張を徐々にほぐして一緒に「Take a Look at Us Now」を歌う。
ライルの天性の歌声で一発逆転しようとヘクターはショーのオープニングに登場するがライルは大量の観客を前に歌えずショーは大失敗に終わってしまう。全てを失ったヘクターは現金をかき集めるために旅に出ると伝え、ライルは悲しみと孤独に包まれ家に取り残されるのだった。
歌うワニ、ライル
18ヵ月後、
プリム夫妻(スクート・マクネイリー、コンスタンス・ウー)と息子のジョシュ(ウィンスロー・フェグリー)はかつてのヘクターの家に引っ越す。
隣には嫌な感じのグランプ(ブレット・ゲ ルマン)と愛猫ロレッタが暮らしている。ロレッタはよくジョシュの部屋に現れるので仲良くなり遊んでいると屋根裏部屋から謎の歌声が聞こえたため観にいく。暗闇の中二本足で立つワニのライルを見つけるがライルは驚いて逃げ出してしまう。逃げたライルを追いかけたジョシュは裏路地に迷い込んでしまい強盗に襲われかけるが、ライルが脅して助けてくれたのをきっかけに二人の友情が始まる。
一方、ジョシュは学校でトゥルーディ(リリック・ハード)という少女とワニについての本を読んでいるところを見られて友達になる。ジョシュは夜になるとライルと合流して周辺のゴミ箱を巡ってライルの食事を探す遊びをする。(ライルはそうやってずっと生きてきたのだ)
ライルとジョシュは屋上で食材を並べて食事をする。ライルは会話はできないが、学校がうまくいかないジョシュを励ますために歌う姿を見て優しさに触れた二人は絆を深めていく。
翌朝、ジョシュとライルが一緒に眠っているところを見てしまったプリム夫人は取り乱すが、ライルが”How Sweet It Is to Be Loved By You “を歌うことで冷静になりジョシュの後押しもありライルのことを認める。ジョシュが学校に行った後、ライルの料理の才能と歌声に感化されたプリム夫人はプライベートの悩みが吹き飛び活き活きとなる。
ヘクターとの再会
夫のプリムは、最近妻が明るくなったことで不倫してるのかと疑い始めたためライルを紹介する。プリムは夫人と同じように取り乱し逃げ出し玄関を開けると旅を終えたヘクターが現れる。突然の訪問に驚くがヘクターが1年のうち15日間貸し屋に滞在できる正式な書類を持っていること、そしてライルの正式な飼い主であるため奇妙な共同生活を始める。
ヘクターのおかげでライルは昼から一緒に外に出てジョシュと一緒に遊び回り充実した生活を送る。しかしプリム氏はライルに慣れておらずさらに自由気ままなヘクターの存在がストレスの元だった。しかしライルがプリムのお古のレスリングウェアを見つけたのをきっかけに、日頃の鬱憤を払うかのようにライルとレスリングを始める。巨大なライルに勝ったプリムは自信をつけて学級崩壊していたクラスを復活させるのだった。
隣人グランプ氏は、隣から聞こえてくる騒音、ロレッタが夜な夜なジョシュ食べ残しを残しを食べているため過敏性腸症候群になっていることから、プリム家が鬱陶しくなっていたため、ヘクターを買収して匿名で動物管理局に通報させてライルは動物園に連れて行かれてしまう。(ヘクターは逃げる)ライルは他のワニと一緒に過ごしながら独りで「Carried Away」歌い悲しむ。
後日、意気消沈するジョシュの前に現れたヘクターは金のためにライルを売ったことを反省していると伝えるもジョシュは許せず無言で立ち去る。ヘクターは独りで動物園に向かうと手品を使ってライルの囲いの中に入り迎えにいくが裏切られたことに傷ついているライルはヘクターを無視する。そこにジョシュが現れ説得されたライルは三人で脱出しようとするが警察に囲まれてしまう。ヘクターが囮になってライルとジョシュはバイクに乗って脱出する。
エンディングネタバレ
ジョシュは、ライルが危険生物ではないことを証明するため歌番組オーディションに飛び入りで参加しジョシュが「Take a Look at Us Now」を歌い始めると、ライルはあがり症を克服して歌いだし、みんなを驚かせる。その様子は街中で放送されて留置場のヘクターにも届き喜ばせる。会場はステンディングオベーションで二人を讃える。
後日、法廷でグランプは立ち退き裁判を行なっているがヘクター家はどんなエキゾチックな動物を飼っても良いと認める証書を手にしたヘクターが現れたことで逆転勝訴となる。納得のいかないグランプが襲い掛かろうとするがプリムのタックルで封じ込められる。
プリム一家はライルとロレッタと一緒にクロコダイルロックを歌いながら世界を巡るバカンスに向かう。残ったヘクターは、トゥルーディのビートボックスするヘビを見て野望を燃え上がらせ物語は終了する。
海外の感想評価
6/10
演出がうまく、魅力的だが、ストーリー的には微妙。
いやはや、驚いた。この軽快なミュージカル映画で、実はかなり楽しい時間を過ごすことができた。
この映画は徹底的に演出された映画であり、それは私にとって衝撃的だった。登場人物が自分の周りで起こる出来事に対してどのような感情を抱いているかを視覚的に強調するような、気の利いたカメラ配置がかなりなされているのだ。
ミュージカル・ナンバーは意外と難しいものですが、この映画はかなり豪華なものをやってのけたと思います。各ミュージカルシーンの映像表現もバラエティに富んでいて、キャラクターやカメラが楽しい振り付けで動き回ります。
この映画の製作者たちは、この映画をできる限り良いものにしようと努力していることが伝わってきた。その努力は見事に実を結び、ほとんど成功しています。
プロットに関しては、物語的には非常に軽微で、一度も実質的な、あるいは驚きや意味を感じない、工夫と強引な対立に満ちている。このため、私はおそらくこの映画のことをすぐに忘れてしまうだろう。
また、序盤のシーンをモンタージュして見せるシークエンスがあるが、そのまとめ方が不器用で笑えた。
しかしそれでも、これは臆面もなく甘く、魅力的で、気持ちよく有能な小さな音楽アドベンチャーだと思ったのです。家族で楽しめると思います。
5/10
ちょっと平板だけど、魅力的
ライルがなんとも可愛らしいキャラクター。そしてハビエル・バルデムとコンスタンス・ウーが素晴らしい演技を披露している。全体として、中々楽しめる内容だった。
ライルの可能性を阻んだのは、ストーリー、テンポ、そして曲である。ストーリーは、敵役や脅威、大きく立ちはだかる何らかの目的に欠けている。そしてその不在は、「素晴らしいキャラクターたちだが、結局これは何なのだろう」という疑問を抱かせる場面が何度もあり、感じられた。
テンポが少し悪く、本当にエキサイティングな瞬間の後に、長く、退屈な時間が続く。みんなとても魅力的なのですが、映画が退屈に感じることがありました。
最後に、惜しいのは曲です。この曲は象徴的ではありません。Frozen、Moana、Encantoなどの曲はまだ覚えているが、Lyleの曲はどれも覚えていない自信がある。
これは、特にお世辞のレビューのように読めないかもしれませんが、それは私の意図するところではありません。ライルはいい人だけど、特にそうでもないと思っていた。ここ数年、他に格別に良いアニメが多いように思えるのは、私が甘えているだけかもしれません。
7/10
実際良かった。
好きとしか言いようがない。退屈な展開になるかと思ったが、気がつけば楽しませてもらっていた。ライル・ライル・ザ・クロコダイルが私の子供の頃のお気に入りだったというのも悪くない(まあ…お気に入りは言い過ぎかもしれませんが。実際に読んだ本だからというだけで、かなり評価しているのだが…)。
ハビエル・バルデムがなぜこの役を演じたのか、私にはわかります。彼が最も得意とするタイプの映画では滅多に見ることのできないユーモラスな一面を見せてくれました。
ミュージカルとしては最悪ですが、私の趣味ではないので偏見ですが、それでも全体的に好きな作品になりました。
でも、全体的に好きな作品です。
まとめと感想
終始イラつかせてくれたクマのパディントン1.2のワニ版だと思って恐る恐る見ましたが、個人的には去年のミニオンズ新作より面白くて驚いた。音楽はそんなに記憶に残ってはいないが、ヘクター役のハビエル・バルデムが歌って踊っているシーンだけで感動したし、物語は王道ながらもしっかり全員成長していく過程もわかりやすくて楽しめた。ワニのライルがやたらと優しくて可愛くて喋れないけど様々なセンスを持っていて出会った人全員を笑顔にさせていくのはみていてグッとくるものがある。しっかり恐ろしいことがあっても最後は大団円。子供に見せたかったと後で後悔した。
そして、
この文章書いてて思い出したんだけど昔、この絵本読んだことあるわ。って。
絵本だと何も知らない家族が一戸建てに住んだらワニが住んでて驚いたけどなんやかんや仲良くなって町の人とも仲良くやっていたら、前の持ち主のおじさんがワニ返してとか言ってきたけどライルはプリム家を選んで仲良く暮らしましたとさ、的なやつだった気がするけど、昔シリーズ出てたのに図書館になくて買ってもらおうとして断られてそれから全く忘れてたな・・・。
おお、シリーズ7まで出てるのか。
2024年アメリカ公開映画
ネタバレ↓