「悩みを全て吹き飛ばすパワーのある青春映画、必見」世界を虜にした最高の映画『ネバー・ゴーイン・バック』物語をネタバレ!貧乏で平凡だけど夢だけは人一倍で仲良しで親友のジェシーとアンジェラが揃えばなんでも笑ってパワフルに乗り越えられる!世界が笑って泣いた青春映画を観よう!
もくじ
映画『ネバー・ゴーイン・バック』作品情報
上映開始日
2018年8月3日(米国)
2022年12月16日(日本)
制作国:米国
公式サイト(日本)
言語:英語
別名
Никогда не возвращайтесь
撮影場所
The Buttermilk Cafe & Bakery – 337 East Pipeline Road, ベッドフォード, テキサス, USA
制作会社
Sailor Bear
Mama Bear Studios
Ten to the Six Pictures
あらすじ
高校を中退した親友のジェシーとアンジェラは、1週間の休暇をとってビーチでくつろごうとしている。しかし、家は泥棒に入られ、家賃は払えず、クビになって、一文無し。
”ねえ?どうする?”
”とりあえずマリファナ吸ってから考えようよ”
スタッフ:キャスト
監督
オーガスティン・フリゼール
脚本
オーガスティン・フリゼール
女優や監督もこなすオーガスティン・フリゼールが初めて手がけた長編映画が今作『ネバー・ゴーイン・バック』。2021年に監督最新作『愛しい人から最後の手紙 The Last Letter from Your Lover』が公開されこちらの方が評価され順調に監督としてのキャリアを築いている。女優としても順調で毎年様々なジャンルの映画に出演している。(出演作品一覧を見る)
Netflixで『愛しい人から最後の手紙 The Last Letter from Your Lover』を見る←
キャスト(クレジット順)
マイア・ミッチェ… アンジェラ
カミラ・モローネ … ジェシー
リズ・カルデナス … 隣人
ミシェル・シェリル… 売春婦
ジュリアン・ヒリアード… ダイナーの少年
ジェニファー・ピラーシク … ダイナーのママ
ジェームズ・ラバウンティ2世 …ノエル
マーカス・M・モールディン …ロデリック
アティナ・フリズエル… クリスタル
ジョエル・アレン…ダスティン
ケンダル・スミス …トニー
マシュー・ホルコム …ライアン
カイル・ムーニー …ブランドン
アリストテレス・エイブラハム2世 …セドリック
映画『ネバー・ゴーイン・バック』物語ネタバレ
アンジェラは寝ているジェシーの顔に男性器の絵を描く悪戯をして仲良く起きる。
テキサス州南部
高校を中退した親友のアンジェラとジェシーは平凡なレストランでウェイトレスとして働きながらダラダラと平和で怠惰な日々を送っているが、、もっと人生を楽しみたいと思い描いている。今日もウェイトレスの仕事に行く前にコカインを一息吸ってから出勤する。
ある日、アンジェラはジェシーの誕生日をビーチで過ごそうと旅行チケットを購入。お金は家賃を使っちゃったけどその分働く時間を増やすだけだ。今日もクソみたいな客の対応を終えた後帰宅するが、ジェシーのおっちょこちょいな兄ダスティンは、友人たちと試みたドラッグ販売に失敗し家賃を使い込んでしまう。まあ嫌なことも馬鹿なこともあるけれど、マリファナがあれば大丈夫だと吸ってハイになって二人は今日も笑顔で1日を終える。
翌朝、ダスティンの友人のトニーは、ダスティンが金をを盗んだと家に侵入して失った金の代わりに彼女たちの私物やテレビを強引に奪い去ってしまう。警察に通報して家で事情聴取を受けるもアンジェラとジェシーが隠し持っていたマリファナとコカインが見つかってしまい2人は逮捕されてしまう。(兄貴は二人をヘラヘラ笑って見送る)
二人は留置所に送られると二人は隣同士の牢屋にぶち込まれるが二人は牢屋越しに手を繋いで乗り切る。釈放された二人の前になぜかダスティンとトニーが仲良く肩を組んで出迎える。どうやら仲直りしたらしい。二人はふざけるなと怒り狂うがのらりくらりとうやむやにされてしまう。家に帰ると電気も水も止められていた・・・馬鹿兄貴のせいで。
電気は止まっているが仕事はある。臭う制服を洗おうとランドリーに向かうと、元同僚のポールから共通の友人であるアート・ドッグの家でパーティーがあるからそこで洗濯機を貸りたらどうだと提案される。アート・ドッグにあった二人は無事に洗濯機を借りて洗濯の間、彼女たちはしらふでいようとするが美味しそうな手作りクッキーを堪能したところで”それ、マリファナクッキーだぞ”と言われなんとか吐こうとするがマリファナが効いてしまった二人はドロドロでふわふわなハイな状態で職場に到着したため速攻バレてしまい上司のロデリックは二人の性格を理解し私のようになるなと気遣いをするが、解雇という苦渋の決断をされてしまう。
旅行にも行けなくなり、仕事もお金も希望も失ったジェシーだったが、兄のダスティンと一緒に部屋をシェアしている変人ブランドンを説得し、彼が働くサンドイッチ店のレジから金を奪い警察に強盗に入ったと通報させることを思いつき早速計画を伝えに会いに行く。最初は嫌がっていたブランドンだが彼女たちが3Pをすると提案したことで計画を受け入れることになる。
エンディングネタバレ「最低で最高」
が、不運は重なる。変装した馬鹿兄貴のダスティンともう一人の友人ライアンが入ってきて強盗しようと現れるが、レジの中には50ドルしかないことを知り妹たちに気づいたダスティンたちはすごすごと立ち去る。でお詫びと言ってはなんだけど二人に好きにサンドイち食べさせようとするがオーナーが戻ってきてしまいクローゼットに隠れるように言われる。
実はスーパーでそのオーナーと一悶着したことのある二人は尚更怖いオーナーにみつかりたくないからと隠れているが、オーナーがおもむろにサンドイッチのパンに自分のイチモツを入れてマスタードを塗りたくった写真を撮っているのを目撃する。とんでもないものを見たと喜ぶ二人だったがジェシーを長い間苦しめていた便秘が突如解除、どうしようもない便意を我慢できなくなりアンジェラの目の前でバケツに大量に排泄してしまう(音がリアルなので注意)
あまりの臭気に我慢できなくなったアンジェラは更衣室のドアを開け嘔吐するとドアの前にいたオーナーが勢いで倒れて気絶したオーナーに向かって大量の吐瀉物をぶちまける。(アンジェラは自分のゲロでオーナーを殺してしまったと勘違いするが気絶しているだけ)慌てて立ち去ろうとした二人だったが、落ちていたオーナーのスマホをチェックすると色々といかがわしい行為の写真が出てきて笑う。そして帰ろうとしたがレジの下に金庫があったため彼の鍵を使って中にあった大金を盗み、代わりに彼のスマホと”警察に届けたら妻に写真を見せる”とメッセージを残し立ち去るのだった。
アンジェラとジェシーは大金を持って(Zhora”Lights”がBGMで流れている)笑いながら希望に満ちた表情で家に戻ると何もかも失敗しているけど憎めない馬鹿野郎たちブランドン、ダスティン、ライアン、トニーが眠っているのをすり抜け部屋に戻ったアンジェラとジェシーはマリファナを吸いながら酒を飲み兄たちに家賃を払うだけのお金を残し、残りを持ってカリフォルニアで新しい生活を始めよう。そんな計画を話しているうちに、二人はベッドで眠ってしまう。
アンジェラとジェシーがビーチで楽しんでいるシーンと再びZhoraの”Lights”が流れ映画は終わる。
彼女たちの明るい未来を祝福するように流れ続けたZhoraの”Lights”↓
海外の評価 IMDb 6.0/10
6/10
悪くない、良い。
クソ底辺のはずなのに、明るさとユーモアを忘れない二人が愛おしい。本当に失敗だらけで文字通りクソだらけになるが最後は見事な着地を決めるところもこの映画は私の子供たちにいつかは見せたい。(最後の嘔吐や便秘解消シーンはどうすべきかは悩ましいが)それぐらいパワフルで人生の悩みなんて吹き飛ばす勢いのある良い映画だった。
7/10
正真正銘の面白さ
このような、 “儚さ “を持った作品に出会えるのは、本当に幸せなことだと思います。安っぽいくだらないダジャレもなく、なんとなく冒険している感じがして、くだらないジョークや裸体でなくてもちゃんとしたコメディが作れるんだと思うと、気分が良くなる。ビールとおつまみにはもってこいの映画で、誰にでもお勧めできる映画です。
5/10
OK
はい、ユーモアもあります。演技力を要求するものではない ステレオタイプなファーストフード店員は、休暇に行くためにお金が必要。いつものドラッグ、イケメン、対極にあるイマイチなイケメン。ドラッグの取引はうまくいかず、仕事でトラブルを起こし、時には無責任になる。お金を盗むのはいいのですが、この「make it real」の物語には良いメッセージはありません。でも、この手の脚本が好きな人には、良い時間潰しになると思います。
8/10
システムが置き去りにした人々の視点から描く、愉快でバカバカしい珠玉のスライス・オブ・ライフ。
Never Goin’ Backは、上から下まで、猥雑でばかばかしい、荒唐無稽な娯楽映画である。ペースは速く、キャラクターは楽しく、脚本家兼監督は偉大な作品に匹敵する(愚かな人々の)人生の一片を瓶の中の稲妻のように捉えることができた。『タンジェリン』を考えてみてください。さらにその比較に近づけると、観客はこの2人のバカを愛せとは言われないが、愛さないわけにはいかないのだ。この2人の無鉄砲なアイデアとバケツのフンには、逃れられない事実がある。それは、この2人がホームレスに近い16歳の少女で、親もなく、方向性もなく、セーフティネットもないらしい、ということだ。お金も家賃も家具も、そして何より大切な喜びも、すべて自分で作るか見つけるしかない。私はこの映画が大好きです。
まとめと感想「ゲロで殺しちゃったのよ」
下品でアホで底辺だけど底抜けの明るさとユーモアで全力で人生楽しんでいる二人には拍手を送りたい。良い映画、、、なんだと思う。最後はハッピーになれたし。最初から最後まで可愛らしい二人が全くなにも上手くいかないし兄貴が愛くるしいバカで仲間もバカばっかで最高だった。
金曜の夜に見るには最高。
でも、
でもね。最後にジェシーの排泄音がドバドバ聞こえてその後アンジェラが盛大にナニにサンドイッチはさむ変態に吐瀉物を大量にぶちまけるシーンがあるため評価を著しく落としている。鑑賞前に”カレー食った”のでハッピーな気分を少し落とされるので閲覧タイミングには注意が必要かも。でも視聴後は幸せな気分になれるから空腹もしくはマリファナ、なければビールとポテチでハッピーな気持ちで見てほしい。
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日本公開予定と聞いて調べてまさかDVDで観れるとは思わなかったのでラッキー英語気にしない人はどうぞ。
2024年アメリカ公開映画
ネタバレ↓