「楽しむ映画を作れるという韓国の新たな一面」海外でも絶賛されたNetflix映画『ソウル・バイブス』物語エンディングまでネタバレと海外の感想を紹介。正義が悪を討ち滅ぼすシンプルで軽快なノリで楽しめるので最近お疲れ気味な私たちが今こそ見る映画だと思います。
もくじ
映画『ソウル・バイブス』あらすじ
天才的なドライブテクニックを持つドンウクはその腕前で海外で違法な運び屋をして稼いでいた。ソウルに戻った途端にアン検事に逮捕しない代わりに違法な組織の運び屋として組織に潜り込み逮捕するための証拠を持ってこいと脅されてしまう。
ドンウクの才能を認められ組織の裏金運びを始めるが組織の中でもきな臭い内部抗争が起きており作戦は簡単にはいかなそうだ。
映画『ソウル・バイブス』スタッフキャスト
監督
ムン・ヒョンスン 脚本クレジット
スア・シン
出演
ユ・アイン…ドンウク
ゴ・ギョンピョ..ウサム
ムン・ソリ ムン・ソリ …カン・インソク
ハリソン・シュウ … ヒヨン
パク・チュヒョン… ユンヒ
エル・エル … ユンジェ
ジェイソン・ハー… アン検事
キム・ソンギュン… イ・ヒョンギュン
イ・ギュヒョン…ボク・ナム
オン・ソンウ オン・ソンウ… ジュンギ
チョン・ウオンイン… 検事総長
映画『ソウル・バイブス』物語ネタバレ
1988年8月21日韓国オリンピックが開催決定して盛り上がりを見せていた。
ボンナム、ドンウクと弟分のジュンギの三人はサウジアラビアでの仕事を終え空港で合流した途端に謎の男に追いかけられてため彼らは逃げる。久々に韓国に戻った三人は韓国オリンピックに向けて行われている再開発の余波で次々と故郷(汚い)が潰されて平地にされていたのだった。
本拠地に戻りドンウクの妹のユニも合流し四人で再会を祝っていたところ、ドンウクの叔父で検事アン・ピョンヨクが登場し二人がサウジアラビアで運び屋の仕事を繰り返していたことなどを理由に逮捕をしようとする。が、ピョンヨクは逮捕しない代わりに違法な仕事を依頼してきたのだ。韓国のNo.2のカンの管理している裏金の運び屋を行い組織に潜入、その組織のトップの韓国政権の大統領を捕まえたいのだと言う。
政府の裏金を運ぶお仕事
無理な依頼だったがドンウクはアメリカで行われるクラシックカーレースに出場する夢があるためビザを用意してくれるならと依頼を引き受け早速運び屋を選ぶ試験に参加する。赤いジャージのガルチも参加し彼らは映画フィルムを受け取ると所定の位置に運ぶレースがスタート。このレースの参加者は全員この高額な仕事を引き受けるために必死で車を当てて妨害などは当たり前、しかしドンウクたちは地元の土地勘を生かし歩道や裏道を駆使する。妹の妨害工作のおかげで勝利したドンウクはそのままVIPルームに案内されカンとイ室長に会い極秘の何かを10回運べば一生遊んで暮らせるぐらいのお金を報酬で受け取る依頼を受ける。
叔父の助力でグレンジャーという新しい車を手に入れた四人は危なげながらもドンウクの巧みなテクニックで警察の追跡をかわし次々に依頼をこなしていく。が、いく先々で警察の妨害に会うのは何かがおかしい、別の妨害者がいる予感がするのだったが彼らの働きは予想を裏回ったらしくなんと団地を丸ごと貰うなど破格の報酬をもらい有頂天になる。
しかし、ある日イ室長の妨害で四人は銃で脅され、叔父の検事と会っていることを暗に白状しろと言われるが彼らは口を破ることはなかった、これもテストだったのだ。気を引き締めろという警告だったのだろう。残りの運搬物は半分。
余計なこと
しかしDJが盗み出した鍵で彼らの野望を打ち砕くとができるかもしれないと鍵を盗みカンのオフィスの帳簿を盗み出すことに成功、しかし彼らの車には盗聴器が付いており作戦はすべて筒抜けで彼らに仕事を依頼していたアン検事は殺されDJは捕まれ拷問されてしまう。ドンウクたちのアジトは放火された挙句、四人のもらった団地の一室から裏金が出た犯人だとニュースで報道されてしまい四面楚歌となってしまうのだった。
ドンウクはアン検事の上司の男に会うと隠し持っていた裏金帳簿をアン検事が持っていたテープを渡すと、妹を除く三人は残りの金を保管しているカンとイ室長のアジトに乗り込むと奪った帳簿とカンがイ室長を裏切り捨て駒にするという発言を収録したテープを聴かせイ室長を仲間に引き入れることに成功する。
ドンウクはイ室長が保管している裏金全てを安全に空港に運び、報酬は10億ウォン。ガルチにも声をかけ全員で「88ソウル作戦」を開始する。
エンディングネタバレ「正義は勝つ」
DJは妹のユニが助けると”本当の作戦”を開始するドンウク、見張のために乗っていたイ室長の部下を蹴り落とすとイ室長たちの乗る車をボンナムが車を犠牲に妨害して逃亡に成功、オリンピックパレードに侵入してガルチの助けを借りて追手から逃れ無事に飛行機に車ごと乗り込むと待ち構えていたカンが暴走して銃をぶっ放したため飛行機から裏金ごと車で飛び降りるがパラシュートを開いて無事に着地に成功する。帳簿は検事部長のおかげで逮捕のきっかけとなり韓国の悪い膿は全て取り除かれるのだった。
ドンウクはしれっと裏金の一部をバッグいっぱいに奪っていたのでLAに行く前にオシャレをしようと仲間に声かけをして物語は終了する。
海外の評価 IMDb 5.5/10「韓国映画の新たな一面」
5/10
ワナビー・アメリカンムービー?
韓国ドラマはユニークで特別なもので、そのためにここ数年人気を博しています。韓国ドラマには独特で特別なものがあり、それがここ数年人気を博しています。
私は多くのドラマで主役たちを見てきて、彼らがいかに優れているかを知っています(特にユ・アインは役柄ごとに完全に変身します)。
でも、この映画も十分面白いし、テンポも良いのですが、もっと期待してたんです。
10/10
直感的に楽しく、気持ちよく !!!
エンターテイメントとして完璧な素材の映画だと思います。
アメリカンカルチャーを目指す不器用なキャラクターがとても可愛いです。
1988年の韓国でヒップホップ、ファッション、音楽を融合させることで、観客の目と耳を楽しませてくれました。
こういうネタの韓国映画は初めて見た気がする。
古い車でカーチェイスをするシーンが素晴らしくて、もうメロメロです。
シリアスでメッセージ性の強い韓国映画しか見たことがない人は、この映画を見て驚くと思います。
笑って楽しめる映画です。
こういう映画が韓国で頻繁に出てくるといいなと思います。
9/10
素晴らしい この映画は、とても面白いです。
80年代の車と、彼らが行うカスタマイズが大好きで、エキサイティングで、暴力的な部分もありますが、見れないほどではありません。素晴らしい番組です。絶対に見る価値があります ただ一つ批判があるとすれば(なぜ星を10個にしなかったか)、この番組は間違いなく「クール」であるように見えるので、現代の10代の若者に影響を与えるかもしれないということです。また、この作品では、上流階級の車を盗んだり、親が買った上流階級の車、都心や郊外の車など、あらゆる社会的地位(持てる者と持たざる者)を巻き込み、面白おかしく撮影・アップロードされています。だから、励みになるのかもしれません。
9/10
韓国映画は、どんな物語も美しく作ることができることをよく示している。この映画は、視聴者を悩ませることなく、政治や社会の出来事を再現しています。著者は権力の乱用について映画を作ることに成功し、観客を退屈させることなく、コメディと興奮、そして俳優の信じられる演技を加えることによって、観客を楽しませます。
通常、韓国映画は非常に美しいドラマのため好きですが、この映画では韓国から異なる映画を作る能力を見ることができます。俳優たちは役をうまくこなし、正しく選択し演じています。この映画を友人や家族と一緒に見て、楽しんで、必ず評価することをお勧めします。ありがとうございました。
まとめと感想「日本コメディとノリが似ててキツい」
と思っていた時期が私にはありました。
安っぽいセット、化粧で厚塗りされた俳優同士の寒い軽いノリの会話、と思っていたが結局最後まで止めることなく見てしまった。最初はヤベェ、日本ドラマみたいなノリのヤベェやつ見てるのかと危惧していたが、慣れてくると彼らはコメディというよりそういう軽いノリを楽しむ人物なのだと遅れて理解すると楽しめてしまった。
そうだ、あまり考えずに楽しめた。
これはなかなかできない。
物語はよくある天才ドライバーが犯罪組織の危険な荷物を運ぶが最後は笑うというシンプルなものだったし、悪い組織が韓国政府ってだけで私でも理解しやすく誰が悪い奴で良いやつかも分かりやすく、安っぽいセットだったのは途中のパレードぐらいで後はしっかりと作られており違和感なく楽しむことができた。
楽しそうな仲間と笑いながら悪を出し抜く、シンプルでいいじゃないか、アメリカ音楽にかぶれていてもいいじゃないか、当時の韓国はそんな感じだったのだとしてもそれでいい、いや、羨ましいとすら感じて一緒に楽しめたのだ。映画はこれでいい。最近ホラー映画ばっかり見てたから脳みそが麻痺していたがそうだ、楽しい映画は楽しいんだ。
韓国俳優、特にドンウク役のユ・アインにメロメロになってしまう自分がいた。見たことあると思ったが同じくNetflix映画「#生きている」でゾンビが跋扈する世界で生き残った引きこもりのダメやろうだった人だったんだ。あの時はすっとぼけた人を演じていたが、今回はイケメンドライバーか、台湾、韓国、、アジア映画の見応えがヤバすぎる。ドライブシーンが好きなのでもっと見たかったぐらいかな。
当分Netflixでの検索ワードは韓国と台湾になりそうだ。みなさん、ホラー好きならまずは台湾で検索して上から順番に見よう。
2024年アメリカ公開映画
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