『予告で全てネタバレしてるので見る意味がないクソ映画』海外で酷評の嵐!映画『The Invitation(2022)』物語エンディングネタバレと感想。遠い血縁にイギリスの貴族がいることを知って有頂天で遊びに行ったら吸血鬼一族が待っていました…という壮大なネタバレを予告で流しているにも関わらず、”映画の終盤”に実は私たちは吸血鬼だったのだ!って驚愕の秘密のようにネタばらしするが…予告以上の出来事は起きないので本編を見る価値が無い稀有な作品として歴史に名を残しそうです。
ポスターだけなら超面白そうなだけに残念。
もくじ
映画『The Invitation(2022)』あらすじ
母親を亡くし、身寄りのないイヴィー(ナタリー・エマニュエル)はDNA鑑定を受け、自分でも知らなかったいとこを発見する。
新しい家族からイギリスの田舎での豪華な結婚式に招待された彼女は、最初はセクシーな貴族のホストに誘惑されるが、すぐに家族の歴史におけるねじれた吸血鬼一族の秘密とその罪深い寛大さの背後にある不穏な意図を明らかにするため、悪夢のサバイバルに突き落とされることになる。
注意!
この↓公式予告編にはこの”映画の全て”が詰め込まれており、これから本編を見ようか迷っている人は予告編すらも見ないことをお勧めします。
まじで予告編を見ただけで面白さが10分の1に減ります。
予告編を見た後に本編を見ると目新しいものは最後のエンドクレジットの文字列だけです。(まじです)
映画『The Invitation(2022)』キャストスタッフ
監督
ジェシカ・M・トンプソン
脚本
ブレア・バトラー
ジェシカ・M・トンプソン監督の監督作品一覧
2022 The Invitation
2020 The End (TV Series) (6 episodes)
2018 Unstoppable (TV Series documentary) (1 episode)
2017 The Light of the Moon
2013 Across the Pond (Short) (as Jessica M Thompson)
2012/IThree (Short) (as Jessica Thompson)
2008Percepio (Short) (as Jessica Thompson)
2008Hike (Short) (as Jessica Thompson)
キャスト
ナタリー・エマニュエル… イヴィー
トーマス・ドハーティ… ウォルター
ステファニー・コーネリウセン… ビクトリア
アラナ・ボーデン… ルーシー
ショーン・パートウィー … ミスター・フィールズ
ヒュー・スキナー … オリバー
ヴィラージュ・バラージュ… エマリーン
コートニー・テイラー… グレース
カタ・サルボ …ネイリスト
ジェレミー・ウィーラー … ジョナサン・ハーカー
キャロル・アン・クロフォード … スウィフト夫人
映画『The Invitation(2022)』物語ネタバレ
ニューヨーク。
売れない芸術家のイヴリン・”イヴィー”・ジャクソン(ナタリー・エマニュエル)は、ケータリング会社でウェイトレスをして生計を立てている。幼くして父を亡くし、最近母親を亡くし天涯孤独となったイヴィーには親友のグレース(コートニー・テイラー)だけが唯一の身寄りだった。天涯孤独で売れない日々を過ごすイヴィーはあるイベントの福袋からDNAキットを手に入れ自分の歴史を知るため郵送することにする。
すぐに検査結果が届き家系図を見ていくと遠い親戚にはイギリス人がいることが分かり驚く。イギリス人の従兄弟のオリバー・アレキサンダー(ヒュー・スキナー)に迷ったが連絡をするとすぐにメールが届き、会いたいと言われる。
イヴィーを待っていたオリバーは気さくでチャーミングな男性で物腰も柔らかく育ちの良さが伝わり話がはずみ、気を良くしたオリバーは、今度イギリスで行われる家族の結婚式にイヴィーを招待し、皆に会わせようと提案する。もちろん気後れしたイヴィーは少し戸惑うがオリバーの笑顔な強引さに負けてしぶしぶ承諾する。
アレクサンダーの屋敷
イヴィーはオリバーに連れられ、運転手付きの車に乗ってイギリスの田園地帯にある豪華な屋敷に到着するとたくさんのメイドに歓迎され驚く、出迎えてくれたのは領主のウォルター・デヴィル(トーマス・ドハーティ)に一瞬で魅了される。執事に案内されて屋敷の中に入るとバイオハザード1の館のように広く豪華で、悪魔的な造形物が目を引く、スイートルームのような大きな部屋に案内されたイヴィーは 有頂天になる。
悪夢で目を覚ましたイヴィーは深夜2時に屋敷を探索するとメイドと執事が起きて会話をしてどこかに向かうのを目撃する、それを阻むようにメイド長のスウィフト夫人に部屋に戻るように諭される。その頃、執事と一緒に部屋の清掃に向かったメイドは何者かに襲われていた。
翌朝、イヴィーが目を覚ますとそこには既にアレキサンダー一族が揃っていた。イヴィーが現れると皆から熱烈に歓迎され、パーティーの主賓に任命されるのだった。しかしその地下では同じく執事によって手引きされた二人のメイドが謎の影に襲われている。
イヴィーは慇懃無礼で嫌味っぽいヴィクトリア(ステファニー・コーネリウセン)と、気立てがよく子犬のような懐っこさを見せるルーシー(アラナ・ボーデン)と話をした後、ウォルターに誘われるがまま別館で二人はセックスをする。幸せな時を過ごすが彼女は何者かに襲われる夢か現実か曖昧な出来事に遭遇するがウォルターがなだめ再び眠る。
目を覚ますとヴィクトリアとルーシーに招待され導かれた先は美しく広大な浴室だった。全裸になったヴィクトリアが湯船で泳ぐ間、ルーシーとイヴィーはメイドたちにネイルケアを受ける。しかしメイドがミスしてイヴィーの爪を傷つけ血を流してしまうと笑顔で湯船から上がったヴィクトリアがイヴィーの指の血を舐め取り動揺させる。
イヴィーはウォルターのオフィスに向かうとイヴィーの身辺調査の書類を目にして憤慨したイヴィーは出て行くと脅すが、ウォルターの求愛に根負けしたイヴィーと和解しセックスをする。
僕たちはきゅうけつき
仮面舞踏会のディナーが始まりついに新郎新婦に会えると思っていたイヴィーだったが、ウォルターは突然立ち上がる、イヴィーと結婚することを発表し一族から拍手喝采を受ける。笑顔のウォルターは準備をさせると巨大なガラスのボウル、そしてメイドが現れる、するとメイドの喉が切り裂かれるとガラスボウルいっぱいの血をグラスに分け合い一族全員に配られる。その間に皆が食べている食事も一瞬だったが人体と思われる。
もうわかったと思うがウォルターたちアレキサンダー一族は全員が吸血鬼であること。そして3つの家族は繁栄、保護、権力を引き換えに、各家から1人ずつ3人の妻(女性)を提供する血の契約を結んだこと、そしてウォルターのアレクサンダー一族から遠い親族のイヴィーが現れたことで、契約を再び果たすことができることに感激していた。
そして謎の立ち位置だったヴィクトリアとルーシーはウォルターのヴァンパイアの花嫁だったこと、そして三人目の花嫁としてイヴィーを地下室に連れ込むと、この結婚がどれほど素晴らしいかを一通り説明すると婚礼までの間地下室にイヴィーを閉じ込めるのだった。
エンディングネタバレ「イヴィー無双」
翌朝、イヴィーはメイド長のスウィフト夫人によって解放される。彼女はイヴィーの曽祖母の友人だったということで、イヴィーにこの呪われた屋敷から逃げるように伝えるのだった。イヴィーは屋敷を離れ助けを求めて近くの町へ逃げ込み出会った老夫婦に助けを求めるが老夫婦はアレキサンダー一族に忠誠を誓っており屋敷に連れ戻されてしまう。
屋敷に連れ戻されたイヴィーはウォルターにされるがまま一族全員の前で地下の教会で誓いを交わし、彼の血を吸って半吸血鬼に変身する。あとはイヴィーの血をウォルターに捧げることで誓約は完了するが実はここまではイヴィーの策略だった。吸血鬼となったイヴィーは体を変化させ力強さを手に入れたことを実感すると、周囲にあった蝋燭を薙ぎ倒して教会に火を放つ。駆け寄ってきたウォルターを燭台で突き刺して逃亡する。
怒り狂ったヴィクトリアがイヴィーに襲い掛かるが、ルーシーが助太刀に現れヴィクトリアに襲い掛かると二人一緒にホールのオブジェに串刺しになり消滅する。
ホールに出たイヴィーは執事長に襲われるが返り討ちにする。火炎に包まれた屋敷を後にしようとするがウォルターに追いかけられ首を絞められるが、隠し持っていたワイヤーで腕を切り落とすとウォルターを火の中に蹴り焼死させる。
驚いたことにウォルターが死ぬと、イヴィーの吸血鬼化が収まり人間の姿に戻っていくのだった。
2週間後、イヴィーはロンドンに到着し、友人のグレースと一緒に生き残ったオリバーを見つけると二人は復讐のために彼の後を追う。
海外の評価『続編を見るぐらいなら血を捧げるよ』
3/10
予告編を見た人は
この映画を見に行く理由は、全くありません。全てのプロットは、最初から最後まで、映画のハイライトは全て予告編で示されており、映画を見続けることは、全く時間の無駄である。
出演者はみんないい味出しているし、演出もいいし、技術的には何の問題もないのだが、本編を見る前にすべてがバレてしまっているので、何の驚きもなく、ただ最後のクレジットを待つことになる。
3/10
レディ・オア・ノット・ノックオフ
この女性主人公のナタリー・エマニュエルは、時にそれを恥ずかしくて我慢できないほどにしてしまう。偉そうなアメリカ人、無知なリベラルアーツ専攻、「金持ちを食う」独善的な嫉妬深い貧乏人、第5波フェミニスト、「アーティスト」の最悪の特徴を一人にまとめ、さらに人種差別を楽しんでいると想像してください。彼女はキャラクターというより、フォーカスグループが言った約10の異なる(相反する)層にアピールするチェックリスト項目の集合体です。脳卒中になりそうなほどゾクゾクすることでしょう。
驚いたことにこの作品は続編を作ろうとしているようだ。正気だろうか?この作品をどうやって膨らまし続編を仕立て上げるのだろう?というかこの作品でお腹がいっぱいな僕たちはこれ以上この作品の外伝や続編には興味がないことをなぜわからないのだろうか。この映画を見るぐらいなら私は血を捧げることを選ぶよ。
5/10
結論が急ぎすぎた感があり、展開がよく考えられていない。
映画『The Invitation(2022)』は、素晴らしい設定、予測不可能なキャラクター、興味をそそる状況など、素晴らしい構成になっていました。この映画では、随所に素晴らしいジャンプシーンがあり、ホラー要素もよくできています。図書館のオープニング、寝室のシーン、食卓の発見、ワインセラーのシーンなど、どれもなかなか良かった。また、ラブストーリーは、強烈さと “何か違う “感じが絶妙にブレンドされている。残念ながら、結婚式で映画は間違った方向に進み、結末は急ぎ足で、それまでの展開ほどには練られておらず、映画が終わるにつれて満たされない気持ちにさせられた。クレジットの直前のラストは、監督が期待したほど巧妙でスマートではなかった。
3/10
耐え難いほど熱いゴミ
映画『The Invitation(2022)』の最初の1時間は、ちょうど、上品な英国紳士と普通のアメリカ人女性との間の一般的なホールマークロマンスのように展開されます。
ただひとつ違うのは、絵に描いたようなロマンスのすべてがうまくいっているわけではないこと、つまり不吉なことが隠されていることを思い出させるために、時折、生気のない、予想通りのジャンプ恐怖シーンが散りばめられていることだ。
案の定、ひねりが効いていて、2つ以上の脳細胞が機能している人なら誰も驚かないような展開になる。
そして、この稚拙な物語の仕上げは、エネルギーに乏しく、雑に編集された戦闘シーンからなるフィナーレで、悪役たちはヒロインが勝利するために可能な限りの愚かなことを行う。言うまでもなく、エンディングに登場するCGIの火は、どうしようもなくひどいものだ。
まとめと感想「予告も脚本もクソ」
え、まじでこの作品の続編を検討してるって配給会社も制作会社も頭がおかしいんじゃないか?と思うが、評価はクソみたいなことになっているので続編計画は頓挫することでしょう。
久々に良質吸血鬼ホラー映画を楽しめると思っていた。血の晩餐、メイドの首を切って血を飲む一族、怯えるヒロイン、オイオイこの映画どんなことが起きるんだ!?楽しみすぎるだろ!!!って思った。そして多くの吸血鬼ファンがNetflixのクソ吸血鬼映画「デイシフト」の口直しに最良の選択をしたと思って映画館に向かっただろう。
だが、そこにあったのは予告編以上の見どころが全くないクソ映画だったのだ。予告編で散々ヒロインが吸血鬼のパーティーに参加しているシーンを出しまくっているのに、彼女に吸血鬼ということを教えるのは物語の終盤になる。って馬鹿なのかな?と、そんなのとっくに知ってるのになぜ?って肩透かしを喰らう。
で、すごいのはここから、吸血鬼ってわかったよ、じゃあ私も吸血鬼になるわ、あなたの血を飲んだら力が漲るわ、じゃあみんな死んで、って屋敷に火を放ってウォルターを殺すという超展開。しかも不死身なのだと思うけどいちいち火を怖がるし、腕を切られて痛がるなどかつてない貧弱な吸血鬼っぷりで、吸血鬼になったばかりのイヴィーに軽くあしらわれてしまうという驚きの展開はもう、立ち上がって映画館から飛び出したい衝動に駆られてしまうほどのクソっぷりだった。
そして、ラスト。人間に戻って余生を幸せに暮らせばいいのにアレキサンダー一族を皆殺しにしたいイヴィーはなぜか親友のグレースと一緒に吸血鬼ハンターになってましたとさ。。。。。。。。。。
って世界中の映画ファンを馬鹿にした展開が始まる。
ああ、思い出したくもない。
2024年アメリカ公開映画
ネタバレ↓