「この映画を見るなら同じアマプラのThe Boys観た方がいい」海外でも酷評された映画『サマリタン/Samaritan』物語エンディングまでネタバレと海外の感想を紹介。スタローンがヒーローに!?と楽しみにしていた人には悲報ですが結構退屈な作品です。唯一の救いは吹き替えが玄田哲章さんなのでイケボを楽しめるって点ぐらいです。
もくじ
映画『サマリタン』あらすじ
13歳のサムは、ごみ収集人のジョーが伝説のサマリタンではないかと疑っている。20年前、グラニット・シティの超強力な自警団員サマリタンは、ライバルのネメシスとの激しい倉庫バトルの末に死亡したと報告された。サマリタンは火事で死んだというのが大方の見方だったが、サムのように彼がまだ生きているという希望を持つ者もいる。犯罪が増加し、街が混乱に陥る寸前、サムは街を破滅から救うために隣人を説得することを自分の使命とする。
映画『サマリタン』スタッフキャスト
監督
ジュリアス・アヴェリィ
脚本
ブラギ・F.シュート
監督のジュリアス・アヴェリィは2018年に制作された映画『オーヴァーロード(overlord)』で第二次世界大戦下で悪魔化研究施設に未知なる強敵に遭遇するSFアクションホラーで一躍有名に。それから4年、ついに待望の新作、スタローン出演のヒーロー映画「サマリタン」が配信された。
キャスト
シルベスター・スタローン … ジョー
ジャボン’ワナ’ウォルトン…サム・クリアリー
ピルー・アスベック …サイラス
ダッシャ・ポランコ …ティファニー・クリアリー
ソフィア・テイタム … シル
モイセス・アリアス… レザ
マーティン・スター… アルバート・キャスラー
ジャレッド・オドリック … ファルシャド
マイケル・アーロン・ミリガン … マグロ
ヘンリー・G・サンダース …アーサー・ホロウェイ
エイブラハム・クリンクスケールズ … ジェイス
映画『サマリタン』物語ネタバレ
サマルタンとネメシス
何年も昔からスーパーヒーローのサマリタンとヴィランのネメシスは双子の兄弟でありながら二人の争いが続いていた。
二人は幼少期から超人的パワーに目覚めていたが有り余る巨大な力を持った彼らを恐れた住民から放火され両親は死にいき残ったネメシスは悪に目覚め世界を憎しみに包もうと画策する。逆にサマリタンはネメシスと止めようと活動し二人は争うことになったのだ。しかし力が拮抗する二人はいつも引き分けてしまうため、ネメシスはサマリタンを倒すために作り上げた憎しみのハンマーを作ると、街の発電所を襲い助けに訪れたサマリタンをハンマーで追い詰めるが大爆発が起こり二人とも死んでしまったと噂されていた。しかし一部のファンは今もサマリタンはどこかで生きていると願っていた。
貧乏なサム
現在
サマルタンファンの一人13歳のサム・クリアリー(ジャボン’ワナ’ウォルトン)は母親のティファニー(ダッシャ・ポランコ)と二人で暮らしているが貧乏な経済状況を救うため、悪友のジェイス(エイブラハム・クリンクスケールズ)と配線泥棒の手伝いをする。
そこで出会ったギャングのリーダー、サイラス(ピルー・アスベック)の部下のレザ(モイセス・アリアス)たちに誘われ強盗の手伝いをするが、宝くじだと思っていた中身がお菓子とわかり殴られそうになる。しかしボスのサイラスがサムの勇気ある行動を気に入り報酬として110ドルを貰う。そのお金でアパートのオーナーお金を払い追い出されることは無くなったが母親はサムが危ないことをして稼いだことに対して少しだけ嫌悪感の表情を浮かべていた。
サマリタンのジョー
その後、レザたちに見つかったサムは彼らに襲われるが、サムのアパートの向かいに住むゴミ収集人ジョー・スミス(シルベスター・スタローン)が現れ、片手で彼らを吹き飛ばしギャングを撃退、背後からナイフで襲われるも素手でナイフを受け止めぶっ飛ばす姿を目の当たりにしたサムはジョーがサマリタンだと思い込む。(ついでにジョーが素手で握って歪んだナイフを宝物のように持ち帰る)向かいのアパートに住んでいたサムはジョーの上半身が火傷だらけなのを目撃してますます彼がサマリタンだと思うようになるのだった。
一方、サイラスは警察の押収品保管庫を襲いネメシスのマスクと未だ憎しみの光を失わないハンマーを見つけると、ハンマーを装備したサイラスは新たなネメシスとなり、街中に暴動と混乱を巻き起こす。
サムはヒーローを追うジャーナリストのアルバート・ジョー通称”アル”(マーティン・スター)を訪ね、最初は子供の発言だと蔑ろにしていたがジョーのナイフを見せることで少しだけ信用を得ることができる。
出勤前にジョーを監視しているサムに対していつも見ていることは知ってるぞと警告するが、抑えきれないサムはジョーの部屋に侵入しクローゼットからサマリタンの記事を収集したスクラップブックを見つけますます確信しついでに盗む、が、ジョーに速攻バレてしまい家まで取り返しに来られたため、謝罪ついでにあなたはサマリタンだと思っていることを伝えるが、ジョーはただのサマリタンファンだと伝える立ち去ろうとするが、ジョーを憎んでいたレザの車がジョーを轢き逃げして立ち去る。
重傷を負って全身骨折していたジョーがサムの目の前で蘇生し怪我を治して立ち上がる。そこでジョーは治癒能力を使うとジョーが危険なレベルまで体温が上がりすぎてしまい心臓が破裂してしまうため、シャワーやアイスを食べて冷却しなければならないことを知る。そしてサムはかつて死んだ父親がジョーに助けてもらったことを話すとジョーはサムに親近感を覚える。
ネメシスのサイラス
サイラスは”インパクトを残す”ためネメシスの仮面を被りハンマーを手にし”サマルタンは金持ちだけを救い、弱者を救わなかったお前らを救いにきた”と演説して住民たちを扇動し略奪行為を始める。
ジョーは夢を見ていた。かつて爆発の起きたあの現場でサマルタンとネメシスの二人の戦いのことを。夢から覚めたジョーはネメシスの仮面を被った男が街で暴動を起こしたというニュースを見る。家でニュースを見ていたサムはジョーについていくがジョーはいつも通り質屋に行き換金して、一緒に散歩をしながら彼は今は隠居暮らしで人と関わりを持たないようにしていること、スーパーパワーはあるが少しは衰えていること、そしてサムと同じくジョーにも怖いものがあり、戦うことは怖いと伝え、逃げるサムに対してそれが正解だと伝える、逃げることで生きる、死なないことが大事だと伝えるとサムの壊れた腕時計を直してやると別れる。
友情を築いたジョーとサムは格闘術を教え始めるが、暴力を好まないサムの生来の優しさをジョーは誉める。痛めた傷を癒しにジョーの家に訪れるがサマリタンとネメシスの戦いのことを聞くと噂話だけが先行していることに激怒したジョーはサムを家から追い出す。
その帰路でサイラスにアジトまで連れられたサムは次の仕事のために口笛を吹けるように練習するように言われて帰される、しかし不審な動きをするサイラスを尾行する。そこでサイラスがネメシスの真似をして発電所を爆破しようと計画しているのを聞いてしまい、目の前で人が死ぬのを目の当たりにしたサムは逃げ出す。その途中でレザが悪友のジェイスをボコっているのを見て助けに入りレズたちに殴りかかるが返り討ちにされ手をハンマーで潰されてしまう大怪我を負う。
サイラスの企み
街は暴徒が溢れますます治安が悪化していた。
レザたちがアパートの敷地に捨てて行ったサムを見つけ病院に連れて行ったジョーはレザに目撃されており、死ぬはずだった男が立ち上がったという話を聞いたサイラスはジョーを拉致するように部下に命令する。
ジョーは仕事に行くふりをして尾行してきたギャングを貧民街に誘い込むと、ギャングたちにナイフで刺され銃で撃たれながら致命傷を負わせる。生き延びたギャングのグレネード爆発から少女を守った姿を撮影されてしまい、ニュースはサマリタンが復活したと希望に満ちたニュースを流していた。
サムがサイラスが発電所爆破計画を企んでいるとジョーに伝えるが、ジョーは頑なに自分は人を救うことはできないと怒り、サムを落胆させる。ニュースを見たサイラスはジョーをサマリタンだと確信してジョーの家に向かい関係のあるサムを拉致してジョーを誘い込むのだった。
ジョーは駅にいた。この争いから離れようとしていたのだ。しかしサムの腕時計のアラームを聞いてサムの家に向かうが家は荒らされておりサムの母からサイラスに拉致されたことを聞いたジョーは巨大なゴミ収集車に乗り込むと単身サイラスのアジトに向かうのだった。
エンディングネタバレ
「サマリタンは死んだ」
サイラスのアジトにトラックごと突っ込んだジョーはギャングたちに銃撃を受けながら一人一人確実に丁寧に撲殺していく。
ジョーの前に現れたサイラスはジョーをサマリタンと呼び、サムを人質にジョーとタイマンを始める。生身のはずのサイラスだったが彼の持つ憎しみのハンマーの威力はジョーを叩きのめし追い詰める。
そこでジョーが立ち上がりサイラスのハンマーを素手で受け止めると”善人善人、、、、俺は悪党だ!”と叫ぶ。
そこでかつてのサマリタンとネメシスの戦いの中で、火炎に落ちて死んだのはサマリタンであり、ジョーの正体はネメシスだったことが判明する。そのタイミングでゴミ収集車に仕込んだ爆弾が周囲を吹き飛ばし形勢逆転する。
サイラスは本当のネメシスに怯えサムを連れて逃げる間、部下を消しかけるがハンマーを手にしたジョーは次々に部下を殺してサイラスに迫る。
ネメシスの仮面を被ったサイラスは部下に指示して町中の発電所を破壊させ街を暗闇にして暴徒たちに争いを起こさせる。炎に包まれたフロアでサイラスと対峙したジョーは何百と銃弾を受けており体はオーバーヒート間近で動きが鈍かったがサムがサイラスを殴り隙をついてジョーはサイラスを炎に投げ込み決着をつける。
再びあの時のことを思い出すジョー。兄のサマリタンを炎の海に落とした後、兄に感化されたネメシスは二つの仮面を捨て善良な市民に生まれ変わっていたのだ。
しかしオーバーヒートで体が動けなくなってしまったジョーはサムがパイプを壊し水をかけたことで回復、サムと一緒に窓から飛び降りる。
ジョーはネメシスだと知ったサムだったが、ジョーの趣味のように治すことができるのだと、ジョーは僕のヒーローだと言う、報道陣に対しサマリタンに助けられた、サマリタンは生きている、とニュースに答えると、野次馬たちがサマリタンコールを発すると少しだけ満足そうな顔をしたジョーが立ち去り映画は終了する。
海外の評価RottenTomatoes
「無味無臭な映画」
スーパーヒーローのポップカルチャーに便乗しようとするこの試みは、まともな火種を見つけることができないまま、無味乾燥で鬱陶しい。
脚本が枯れ果てた魚の骨のようなもので、オリジナルのアイデアやこのジャンルに対する新鮮なリフがひとつもない。
スタローンが久々に作った最高の映画。
サマリタン」は、私のスタローン最高傑作リストには入らないが、この俳優がスーパーヒーローの力を発揮できる映画である–そして、ほとんど逃げ切れる。
アクションは…この映画の存在理由であり、スタローン氏は、誰もがそうであるように、CGの助けを借りて、それを乗り越えている。この映画の登場人物に、物理法則を無視したアクロバティックな技を与えることはできる。しかし、動機付けを与えることはできない。
スーパーヒーローであることの意味に挑戦するスーパーヒーローメディアをお探しなら、『The Boys』をもう一度観ればいい。どうせ同じストリーミングサービスにあるんだから。
スタローンのアクション映画には好意的だが(『デモリションマン』は90年代のお気に入りのポップコーン映画の1つ)、陳腐な説明と飽き飽きした題材で、『サマリタン』は結局、救いのない作品になっている。
確かに、ちょっとしたスター・パワーは、ストリーミング・プロジェクトに注目を集めるという点では非常に有効であり、それは戦いの半分である。この文脈では、スターパワーができないことは、平凡で何の変哲もない前提を、良い「サマリア人」に変えてしまうことである。
20年前の古典的なスタローンのアクション映画の雰囲気が感じられる。この映画を支えているのは、ジャヴォン “ワナ “ウォルトンの演技であり、彼は幸運にも映画を支えている。このユーフォニアム俳優が、『SAMARITAN』にエネルギーと感情の多くをもたらしている。
確かに、いくつかの箇所で少しお下品だが、現実の世界にブーツを置いている。そして、ケーキの上のアイシングであることが判明したいくつかの素晴らしい驚きがある。
ロッキーとバットマンを足したような作品で、スタローンが影から現れ、次のヒーローになるための弾丸をまだ持っていることをアピールしている。あるいは少なくとも良きサマリア人である。
“サマリタン “は、スーパーヒーロー映画があり得るもの、そしてそうあるべきものに対するあらゆる期待を超えている。サマリタンの称号を採用することに抵抗があるジョーは、この巧みに書かれた脚本の核心である。
軽いお薦めだが、スーパーヒーロー映画の燃え尽き症候群に陥っていると感じている人には、ユニークで明らかにダークなトーンを持っている。
まとめと感想「うん、まぁ普通」
スタローンじゃなかったらこの映画は終わってた。
だってスタローンは今年の7月6日に76歳になっている。
76歳。
ついつい超人のイメージがある彼が本当の超人の役を76歳で演じているだけでお腹いっぱいになるのだが・・・クソ惜しい作品に仕上がっているのだ。
二人の超人が死んだと思われていたがー、実は生きていたけどー、って設定は好き。だけど背景が曖昧なままなんだよね。この地球には二人しかいないのか、あんな超人が炎だけで死ぬの?とか、唯一傷をつける武器がハンマーって、サマリタンは剣とか持ってほしかったね。ネメシスが改心したところもはっきり写さないし、サマリタン死んだのは嬉しかったのか悲しかったのかも表情からはなんとも分からない。ただただ隠遁生活していた超人を凝らせたチンピラたちの話って小さい話になっているので結構ガッカリ。ローガンぐらいの何かグッとくるものが欲しかった。
なんとなく、スタローンはサマリタンじゃないんだろうなーって思ったらやっぱりネメシスでなんとなく読めてしまったこと、サマリタンファンの少年との友情もなんとも半端、喧嘩教えて欲しいって言われたから教えたのに手を殴る前から諦めるサムに向かってそれでいい!ってアホか。クソガキが遅れてきてその態度はなんだって怒ろうよ。一度街から逃げようとしたのに戻るのも時計のアラームが鳴ったからってのもなんとも。
体が熱でオーバーヒートする設定も悪くはないんだけどさ、車に轢かれた時は速攻オーバーヒートしたのに、後半何百発も銃弾を体に受けて動きまくったのはなぜ?オーバーヒートを防ぐためにある程度防具とか”隠していたネメシスのスーツを服の下に隠していて…”とかにした方がよかったのでは?結局のところヒーローモノのありきたりなご都合主義で物語を破綻させ、結局ヴィランはただの悪党の人間でしたーってのは少し残念。なんならサマリタンの意思を受け継いだ悪党とか出て来てほしかったなーとか。基本的に退屈なシーンが続くから暇つぶしに色々思いついてしまった映画だった。
あなた文章が下手すぎる。
よく言われます(笑)
日本語勉強していますがまだまだ難しいです。
同じことを言われないために
努力していくのでもしよければ
”が分かりにくい”など指摘いただければ
今後の勉強に役立たせます!
そしてコメントありがとうございますm(*_ _)m
あなたの文章はテンポよくて面白い。
あなたの文章は下手ではない。
サマリタン見てわけわからんかったけど、あなたの感想読んで自分の感想と同じでスッキリした。有り難う。
めちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございますm(*_ _)m
自分だけが違うのでは?
といつも悩みながら生きているので
同じ感想を持った方からのご意見は
涙が出るほど嬉しいです!
いやぁ、僕もあなたの解説好きだけどなあ‼️
いつも映画終わったあと読んでますよ。
……っ!?
ありがとうございます!
ありがとうございますm(*_ _)m
嬉しすぎて
涙でディスプレイが見えません……
( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)