映画『ソングバード』物語エンディングまでネタバレと感想「恋人のために人類滅亡させる主人公もといテロリストの話」




「登場人物全員キ○ガイ」トランスフォーマーのマイケル・ベイが進化したコロナウイルスで滅亡しかけた世界を描いた問題作『ソング・バード(原題:SONGBIRD)』物語エンディングまでネタバレと感想。海外で2020年公開後「誰がこの映画を求めているんだ?」と超酷評&憤怒の低評価レビューの意味とは?久々に見ることになるB級映画以下のC級映画の威力をご覧あれ。

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映画『ソングバード』作品情報

先に言っておきますが、マイケル・ベイの名前が前面に出ているように見えますが、彼がどれだけこの映画の制作に携わっているのかは微妙なところ、実際「超つまらない映画」になっているので、最近面白い映画を作れていないマイケル・ベイの質が落ちているのか、この監督がやばいのかは不明ですが、この作品の情報を紹介していきます。

あらすじ

2024年のLAで4年以上の封鎖が行われ、COVID-23が変異し死亡率56%に。数少ない免疫者だけが家を出ることができる。ニコはその数少ない一人である。彼はバイクで荷物を配達する宅配便業者だ。検問を除けば、ロスの街は彼の独壇場だ。彼は免疫を持っていて動き回れるので、人々から嫌われている。かわいい恋人がいるが、連絡はすべて携帯電話。ロスの衛生局は、感染者と免疫のない家族を強制的に自宅から集め、検疫ゾーンに連れて行く。Qゾーンは即死地帯と考えられている。

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スタッフ&キャスト

アダム・メイソン … (監督&脚本)
サイモン・ボイズ … (脚本)

監督のアダム・メイソンは「ハングマン」の監督でもあり、個人的には結構面白いホラー映画を作った人だったので楽しみにしていたのですが・・・。

マイケル・ベイ…プロデューサー

言わずと知れた超有名プロデューサーも監督もこなすすごい人。だった。過去の人。この映画を作った罪は大きい。そう思えるほどツッコミどころ満載のクソ映画なのでお楽しみに。

キャスト
K.J.アパ… ニコ
ソフィア・カーソン… サラ
クレイグ・ロビンソン… レスター
ブラッドリー・ウィットフォード… ウィリアム・グリフィン
ピーター・ストーメア… エメット・ハーランド
エルピディア・カリージョ… グラミー / リタ
アレクサンドラ・ダダリオ… メイ
ライア・マクヒュー… エマ・グリフィン
ポール・ウォルター・ハウザー … ドーザー
デミ・ムーア … パイパー・グリフィン

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日本公開日は?

映画『ソングバード(原題:SONGBIRD)』の日本公開は2022年10月7日(金曜)全国ロードショー予定。

映画『ソングバード(原題:SONGBIRD)』が上映される劇場一覧はこちら

映画『ソングバード(原題:SONGBIRD)』公式サイトはこちら

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動画配信は?

現時点でソングバードは動画配信されていません。

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映画『ソングバード』物語エンディングまでネタバレ!

K.J.アパ… ニコ
ソフィア・カーソン… サラ
クレイグ・ロビンソン… レスター
ブラッドリー・ウィットフォード… ウィリアム・グリフィン
ピーター・ストーメア… エメット・ハーランド
エルピディア・カリージョ… グラミー / リタ
アレクサンドラ・ダダリオ… メイ
ライア・マクヒュー… エマ・グリフィン
ポール・ウォルター・ハウザー … ドーザー
デミ・ムーア … パイパー・グリフィン

2024年、COVID-19(コロナウイルス)はCOVID-23に変異し、感染後の致死率は56%,死者は世界で1億1千万人を超えている。COVID-23を相手に世界は4年目を迎えていた。

そのような過酷な状況が続くアメリカでは、国政がファシスト警察国家に転換、全国民はスマホでの定時検温を義務付けられ、COVID-23に感染した人々は、意に反して家から連れ出され、「Qゾーン」または「強制収容所」と呼ばれる検疫キャンプに強制収容されてしまう。このような残酷な規制に強く反対する者も出てくるが、この二つの収容所に向かう感染者は基本的に治療されることなく見放され自然回復するか死ぬ以外の道はない。

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大富豪たちの生活

ウイルスの免疫力を持つバイク便の配達人ニコ・プライス(K.J.アパ)は、監禁によって肉体的な接触を禁じられている祖母リタ(エルピディア・カリージョ)と暮らす若いアーティスト、サラ・ガルシア(ソフィア・カーソン)と恋人同士だった。(しかし免疫者と不免疫者同士は絶対に接触してはいけないため彼らは常にスマホのFacetime(ビデオ通話)で互いの状況を報告しあっている)

免疫のあるニコは、”富裕層への小包配達”を営んでいるレスター(クレイグ・ロビンソン)の下で働いている。その最大の顧客のひとつグリフィン一族のパイパー(デミ・ムーア)ウィリアム(ブラッドリー・ウィットフォード)。そして娘のエマ(ライア・マクヒュー)は自己免疫疾患を抱えている。家は厳重に密閉されておりニコに荷物を渡す際も厳重な2重扉越しに渡している。

ニコは配達を終え自宅に帰る前に、検問を通る、銃で武装した軍人たちのいる検問を無事に通るためには免疫保持者だけが装着できる黄色いリストバンドを見せる必要があった。

感染拡大の原因は馬鹿の行動

ある夜、祖母のリタにCOVID-23の症状が出始める。タイミング悪くエメット・ハーランド(ピーター・ストーメア)率いる「衛生局」が通報を受け隣人の感染を確認後アパートから連れ出していた。ハーランドは帰り間際にこのアパートは感染者が増大していることを警告。心配になったニコはドアのそばで一晩を明かす。朝、サラは定時検温を行い合格したが、祖母のリタは不合格だった。

グリフィン一族のウィリアムは元レコード会社の重役で、名曲のカバーをネットで売って生計を立てている歌手メイと浮気していた。馬鹿な二人は互いにマスクをして出会うがsexをする際にはマスクを外して羽目を外していた。そのメイは、レスターのもとでドローン操縦士として働いている退役軍人のマイケル・ドーザーと絆を深めていた。

違法免疫リストバンド

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ニコはレスターに連絡し、彼らが違法な免疫リストバンドを輸送していることに気づいていること、そしてサラのために一本欲しいと伝える。。レスターはそれを売っているのはグリフィン一家だと伝え。ニコは金を用意して彼らの家に行き連絡先の書かれたメモをニコに渡す。そこで待ち構えていたのは衛生局のハーランドだった、彼はニコを手助けするかのように助けたい人の名前を教えて欲しいと伝えるが信用できないニコが戸惑っているとハーランドはニコの足をナイフで刺す。咄嗟に頭突きして逃げたニコはこれが罠だったことに気付くが武装した警察に包囲されてしまうが、謎の男に助けてもらい脱出に成功する。

いつも通り浮気しようとメイに会おうとしたウィリアムだったが、違法免疫リストバンド売買についてバレていること、しかも録音済みなことを理由に今後会うことを拒否されてしまう。その様子を妻パイパーが盗み聞きし、銃でウィリアムを脅しメイと決着をつけてこいと彼を家から追い出す。ついでにパイパーはメイに電話してウィリアムが向かっていると警告しあわよくば共倒れするように仕向ける、メイはチャット仲間のドーザーに助けを求め、メイはドーザーの元に向かおうとするがウィリアムが到着しメイを殺そうと登場するもドーザーのドローンに撃ち殺されてしまう。

エンディングネタバレ「バカが人類を滅亡させる」

サラがニコを待っていると、リタがCOVID-23で死んでいた。衛生局が到着するがサラは防護服を着たメンバーの一人を殴り気絶させると防護服を奪ってメンバーのふりをしてビルから脱出する。

ニコはグリフィンの家に向かうが、レスターの通報でパイパーが待ち構えていた。ニコはグリフィン一族の行っている違法なビジネスを告発しようとはしていないこと、恋人のサラを救うことにしか興味がないと言うと、パイパーはついに協力することに同意し、サラの免疫者登録を行なった免疫リストバンドを渡す。

ニコはサラのアパートに戻るが待ち構えていたハーランドに襲われるが返り討ちにする。ニコはレスターとドーザーの力を借りてサラが連れていかれる収容所に先回りし、収容所に入る直前にサラの腕にリストバンドをつけることに成功、確認を行いIDが間違いないことを認められた彼らは束縛を解除され、二人はキスをする。

最悪のオチ「人類は滅亡」

エンディング直前、パイパーとメイは死んでしまったウィリアムとハーランドを、違法免疫ブレスレットを販売した首謀者として仕立て上げることに成功し二人で抱き合う。メイとドーザーはビデオチャットで恋愛を始める。ニコはサラとパシフィック・コースト・ハイウェイを走る間、レスターにお礼として自分の免疫者リストバンドを送る。

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海外の反応評価は?

IMDbで4.7点、ROttenTomatoesで31%と全体的に低評価となっています。

2/10
今の時代に乗っかろうとした、まったくもって退屈で安っぽい映画で、あらゆる面で失敗している。
この映画が発表されたとき、プロデューサーにマイケル・ベイの名前があり、パンデミック・スリラーになるはずだった。多くの人がマイケル・ベイを軽蔑しているのは知っているが、私は実際、彼のプロジェクトには映像の才能があると思うのだが、彼の名前は知名度のために付けられただけであることは明らかだ。この映画は、視覚的に大げさなものでもなければ、ドキドキするようなスリラーに近いものでもない。時代の変化に対応するため、登場人物同士のコミュニケーションに重点を置いた、非常に素朴な恋愛ドラマである。そのため、だんだんと退屈になり、映画全体の真意は何なのか、自問自答することになる。ベテランの役者もいるが、新人や若手の役者では正直言って役不足である。プロダクションバリューも、大手ネットワークでキャンセルされたTVシリーズのそれである。全体として、これは非常に大きな失敗であり、間違いなく私が期待していたものではありません。

1/10
本気なのか?
この映画、なんでこんなので許可したんだろう…安っぽくて急いでいるように見えるし、8割のシーンがFaceTimeか自転車に乗っている。パンデミックという事実を利用して、恐怖のストーリーを押し付けようとしているのは間違いない。悪役には何の動機もなく、緊張感も全くなく、登場人物もみんな間抜け。この「隔離キャンプ」も、ウィルスの進行も見られず、本当に怖いもの、恐怖を誘うものは少しも出てきませんでした。この作品は非常に大きな失敗作にしてください。

ソングバードの海外の反応評価をもっと見たい方は【こちら】

まとめ「こんな映画を作ったバカの顔が見たい」

やっていいことと悪いことがある。まずアメリカ政府を悪い奴ら風に描き切ってないため、この映画には大きな矛盾がある。この映画で悪い奴らは政府ではなく主人公の関係者全員が人類滅亡に加担するテロリストになっているということだ。

政府は悪いことは一切していない。人類を救うため毎日定時検温を義務化して違反者は逮捕、感染者がいた場合、迅速に確保して隔離しているだけだ。

なのにこの登場人物たちはまるで自分が正義かのように振る舞う。主人公のニコは恋人を救う一心で違法リストバンドを手に入れている。こいつのせいでせっかくの政府が懸命に行なっている感染者との隔離が台無しになろうともお構いなしのただのテロリストに成り下がっている。たまたま偶然恋人のサラが免疫保持者だったからお咎めない風だが、ニコは彼女が免疫があろうとなかろうと違法リストバンドを盗もうとしている。

そして一番危険なテロリストはサラである。

まず、祖母が明らかに感染しているのにドアを塞ぎ衛生局を家に入れないどころか、一刻も早く処置をしようと突入してきた衛生局の一人をぶん殴って防護服を盗み自分だけ助かろうとする謎行動。服を奪われたメンバーは職務のために危険な感染地帯で頑張っているだけなのにマスクなしで気絶、彼は間違いなく感染してしまっただろう。彼が一番の被害者である。

ニコを刺したハーランドもこいつらみたいなバカたちを相手に辟易しているから多少頭がおかしいだけで懸命に仕事をしているだけだ。

オチもヤバい。結局グリフィン一族のウィリアムが死亡して一件落着風に伝えているが、黒幕もバイパーは生き残って今後も免疫リストバンドを売り続けるのだろう。

落ち着くと結局のところ、衛生局以外の登場人物全員が人類滅亡のために頑張っているアホ映画になっている。低評価の意味がわかるだろうか・・・

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