第9地区、エリジウム、ニール・ブロムカンプ監督6年振りの最新デジタルホラー映画『デモニック』あらすじ内容結末までまとめてネタバレしています。常に最新の映像技術を取り込む本作は「ザ・セル」を彷彿させる殺人鬼の脳内に潜む悪魔が現実に侵食する戦いを描く異色のホラー作品となっています。
この記事では、ニール・ブロムカンプ監督作品が好きな人、日本公開の3月まで待てない人向けに書いたネタバレ記事となっています。
多少の誤字脱字を寛容できる方のみがお楽しみいただける内容になっています。
もくじ
映画『デモニック』あらすじ物語結末までネタバレ
数十年出会うことを拒んでいた、殺人鬼の母と娘。
再び母が起こした事件によって、背後にある悪魔の存在が明らかになる。
殺人鬼の母、アンジェラ
カーリー(カーリー・ポープ)は、母アンジェラ(ナタリー・ボレット)母アンジェラは、過去に勤めていた介護施設を全焼させ、教会で毒を盛り21人以上を殺害した罪で有罪判決を受けていたがある日を境に連絡が取れなくなってしまった。
あの優しい母アンジェラがなぜ放火をして毒で人を殺めたのかは誰にも分からず、恐怖を覚えていたカーリーはもう何年もアンジェラに会っていなかった。
カーリーには2人の友人がいる。
親友のサム(カンディーズ・マクルーア)と、もう一人マーティン(クリス・ウィリアム・マーティン)は事件直後から母アンジェラが悪魔が憑いているなど奇天烈な説を唱えるためマーティンとは縁を切っている。
その縁を切ったマーティンから「会って話したい」というメールが届き会うとマーティンは、セラポール社のフォーカス・グループ・テスト(集団に対して特定の質問を行い調査する)に招待され、本物の医療患者の中に、なぜか昏睡状態のアンジェラがいたことを話してきた。なぜ母が?
殺人鬼の心の中へ
科学者のダニエル(テリー・チェン)とマイケル(マイケル・J・ロジャース)に会った彼女は、アンジェラが刑務所での一連の暴力事件で昏睡状態に陥り、意識が体の中に「閉じ込められている」状態だと説明を受ける。二人は「アンジェラはシミュレーションの中で非常に活動的に行動し、、カーリーとマーティンの名前を繰り返し呼んでいる」ことを伝え、カーリーに、アンジェラの心の中に入って話をする気があるかと尋ねる。
渋々それに同意するカーリーは全身をスキャンして母の心のシミュレーションの中に入る。不思議な空間のシミュレーション内はCGの合成のような本物のような、リアルだが違和感のある空間だった。
カーリーは幼い頃に住んでいた実家を見つけ中に入り、目の前にいた母アンジェラに怒りに任せなぜあんなことをしたのかを問いただすが、シミュレーションの中のアンジェラは「出ていって」と何度も何度も怯えた様子で繰り返し出て行くように伝えるため、シミュレーションから一度出る。
母の中に潜む悪魔
家に戻ったカーリーは、その夜、カラスの死骸でできた奇妙なシンボルを見つける悪夢にうなされる。
カーリーは再び母に会いにシミュレーションの中に入る。
前回見当たらなかった新しいトンネルを通ると過去にアンジェラが働いていた古い療養所にたどり着きアンジェラと会う。
「なぜ私とマーティンを呼んだの?」
質問するとアンジェラは、カーリーとマーティンを呼び出したのは自分ではないと言う。
一体誰が?
突如目の前でアンジェラの身体が空中に浮かび上がり叫び声を上げる。
科学者の2人にシミュレーションから出るように言われるもカーリーは無視して療養所に向かうと奥の暗がりから鳥のような悪魔の化け物が現れカーリーに襲い掛かる。腕を切り裂かれると現実のカーリーの体にも同じ切り傷ができる。
必死に逃げたカーリーはシミュレーションを終了する。カーリーはダニエルとマイケルにもう二度とシミュレーションに参加しないと伝えセラポールを後にする。
悪魔専用特殊部隊の噂
カーリーはマーティンを訪ね、セラポール社で起きた自分の体験について話をする。
彼は、カーリーがシミュレーションで見た生き物のスケッチを見せながら、悪魔憑きに関する自分の理論を彼女に解説する。マーティンはカーリーと同じような悪夢を見たことがあり、悪魔は家族や友人を使ってターゲットを誘導させることができるので、アンジェラは既に療養所で悪魔に取り憑かれ操られているのかもしれないと話をする。
さらにバチカンが設立した謎の特殊部隊に資金援助しているという噂を聞かせる。バチカンはセラポールのような会社を買収し、一見病状に苦しんでいるように見える悪魔憑き患者を探し出し、悪魔を排除する退魔活動を行っている噂を話す。
頼ってみないか?と説明するマーティン。しかしカーリーは話を信じず家に戻ってしまう。マーティンは、カーリーの対応を見てすでに悪魔が取り憑いているのではと疑い始める。
その夜、心配したサムがカーリーを訪ねるが彼女を追い出す。しかし夜中に鳥のマスクを持って現れたサムは「森で私を探して」と言い鳥のマスクを被ると、体が歪みはじめカーリーに襲い掛かる。カーリーは寝室に閉じこもるも、クローゼットから現れた例の悪魔に襲われた直後に目を覚ます。
「夢だった?」
慌ててサムの家に駆けつけると、ダニエルとマイケルがサムの家にいた。「なぜここに?」問いかけるとマーティンの推理通り、実は2人は神父で、療養所で悪魔を退治する特殊部隊の一員だったことが判明する。
2人によると悪魔はアンジェラの昏睡状態の体に閉じ込められていたが、カーリを呼び出しまんまとカーリーに取り憑きアンジェラにさせたのと同じ放火と殺人の罪を犯させようとしているのだと言う。
悪魔との戦い
サムを探すが家の中に見つからず、がいなくなったのを見つけ、マーティンに救出を依頼する。二人は森に行き、放心状態となったサムを救出する。サムはなんとか声を出し「男たちがアンジェラを療養所に連れて行った」と説明。
サムをマーティンの車に乗せ、アンジェラを捜しに行く。
療養所に到着すると既に特殊部隊は虐殺された後だった。瀕死の状態のダニエルは、マイケルに悪魔が入り込み隊員を皆殺しにしたことを説明。悪魔を退治するための聖なる槍をカーリーに授ける息を引き取る。
療養所の中でカーリーはアンジェラ救出のためシミュレーションに入ると悪魔から解放された優しい顔をしたアンジェラを見つけたル。彼女は娘に償いをして和解、カーリーの目の前で安らかに息を引き取る。シミュレーションを抜け出したカーリーはいつの間にかいなくなったマーティンを探す。
映画『デモニック』結末ネタバレ「最後の選択」
奥にいたのは炎に包まれたマーティンの車と、サムの焼死体。さらに奥に進みマイケルに拷問されているマーティンを発見する。悪魔に取り憑かれたマイケルはカーリーを追いかける。カーリーはマイケルの隙をついて聖なる槍で刺して彼を殺すことに成功したが、今度は悪魔はカーリーに入り込んでしまった。
悩んだカーリーは憑依と格闘した後、聖なる槍で自分自身を刺して悪魔を殺すことに成功。
その後、
病院で目覚めたカーリーはマーティンに「信じないでごめんなさい」償いをする。
アンジェラの墓に花を供えエンドクレジットが流れる。。
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