「おかえりジョニー」「ジョニーデップの復帰作にして最高傑作」海外では大絶賛されアカデミー賞候補の声が上がるほどに高評価なMINAMATAの主演ジョニーデップの演技の凄さとは?海外の評価や反応をまとめています。
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もくじ
MINAMATAのあらすじ、予告
1971年、アメリカの写真家W・ユージン・スミスは「ライフ」誌に掲載された数々の「フォトグラフィック・エッセイ」で有名になるが、隠遁者となっていた。
別の仕事をしていたスミスは、情熱的な日本人翻訳者のアイリーンから、水俣を訪れて水俣病を撮影・記録するよう促される。
スミスは、地元の警察や政府の共犯者である[要出典]企業の貪欲さがもたらす破壊的な影響の正体を暴くために最善を尽くすことをついに確信する。
水銀中毒と水俣病による沿岸地域の被害を記録するために、彼は日本の水俣を訪れた。
水俣病は、化学会社チッソが引き起こした産業公害が原因であった。
ミノルタのカメラだけを持って強大な企業に立ち向かい、スミスは壊れたコミュニティの信頼を得て、この物語を世界に伝えるための画像を見つけなければならない。
しかし、スミスは現地で厳しい報復を受けることになり、アメリカに緊急送還される。しかし、この報道によって、彼はフォトジャーナリズムの象徴となる。
私たちも学生の頃に習った記憶がある水俣病は日本人による告発だけではなく、日本企業の隠蔽や圧力に屈しずに世界に報道したアメリカ人ジャーナリストがいたことに驚きです。
そのような事実を日本では教わった記憶がないのですが、そもそもの隠蔽体質が根強く残っているのか「水俣市はこの映画を後援しない」と言っているようです。しかもその理由が「水俣病ということを忘れたいと願う人もいるため、後援する行為が適切かどうか判断できない」ということですが、映画の公開が少なからず水俣市にとってはマイナスであるという認識であることに少しだけしこりが残ります。
しかしそんな後援の有無には関係なく、こんさくMINAMATAは海外で先行で公開されておりますが絶賛されております。
特に例のDV疑惑からの泥沼離婚劇で多くの映画の降板を余儀なくされ地の底まで評判が下がったジョニーデップの久しぶりの主演作で色んな意味で注目をされていましたが、公開直後から今までのネガティブな下馬票を全て吹き飛ばすほどに評価がされている点に注目してみてください。
MINAMATAは面白い?海外の評価反応まとめ「ジョニーの最高傑作だ」
全てのレビューで映画“も“素晴らしいと褒めて始まりますが、最後に必ずジョニーデップの演技力に対する賞賛で締めくられてる点に注目です。
この海外の評価、反応は海外のIMBdやその他さまざまなメディアの口コミ、レビューを翻訳してまとめたものです。翻訳にあたって多少の意訳もある点はご容赦ください。
ジョニーデップの演技に賞賛「おかえりジョニー」
7点:”MINAMATA”はジョニー・デップが素晴らしい、とても重要な映画です。
堅実で重要な映画で、特に最近の話題になっています。
画期的で、衝撃的で、絶対的な関連性があるので、映画館で語られるにふさわしい話です。
また、ジョニー・デップが本来の演技力を取り戻した作品でもあります。デップが素晴らしいのは、役作りのために脱皮に成功したからだけではなく、彼が自分の演技の武器を取り戻したからです。彼は、映画の長さに悩まされることもある中で、本当に素晴らしい演技を見せてくれました。というのも、この物語は絶対的に重要であるにもかかわらず、監督のアンドリュー・レヴィタスは、この物語をどこへ持っていけばいいのかわからなかったからです。伝えたいことはわかっていても、それを2時間の映画にどうまとめればいいのかわからなかったのです。デップの復調は見る価値がありますし、新人の南さんが女性の主役を演じているのも素晴らしいことです。彼女は素晴らしく、ジョニー・デップと素晴らしい相性を見せてくれました。「おかえりジョニー。待っていたよ」
10点:ジョニー・デップが伝説的な俳優である理由を示している。
ジョニー・デップは期待通りの面白い演技を見せてくれましたが、成熟しています。
まるで自分の才能に別のギアを見つけたかのようだ。
この”MINAMATA”はパワフルで、今の時代の結果として不思議と必要なものです。
私がジョニーの成熟した演技を賞賛した理由の一つは、彼が周りの人たちのギアを上げさせたからです。賞を取るような映画では、俳優同士の競争を感じることがありますが、ジョニーは他の俳優を輝かせるだけでなく、ここ数年で最高の演技をしていました。
8点:心に響く作品
もし、あなたがエンターテイメントを求めているなら、この”MINAMATA”はスキップしてください。
この映画はあなたの魂を生き生きとさせます。とても感動的で、悔しくて、「小さな人々」の居場所がどこにあるのかを明確にしてくれます。
素晴らしいキャラクター、素晴らしい演技、素晴らしい演出。ジョニー・デップを起用してくれたことに感謝します。このキャンセル文化では、あなたは決して知ることができません。しかし、彼はまたしても自分の才能がゴシップをはるかに超えていることを証明してくれました。
10点:J.D.が再び素晴らしい役を演じたこと。
私はこの”MINAMATA”が大好きです。感動的で、悲しくて、でも同時に面白い。ジョニー・デップはW.ユージン・スミスを見事に演じています。彼はこの作品で再び真の才能を発揮しています。
10点:お勧めします
全体的に素晴らしい映画です。映画は時にスターを使いすぎて観客の感情を利用してしまいます。しかし、この”MINAMATA”にはデップの魅力的な演技があり、ジョニー・デップの才能を人々に思い出させてくれます。
10点:美しい
映画”MINAMATA”が美しいというだけでなく、私にとって最も印象的な演技はジョニー・デップです。素晴らしい演技で、キャラクターを忠実に再現しています。魅惑的
9点:デップはスター
ジョニー・デップは、多くの俳優が持っていないものを持っています。現在の一流と呼ばれる俳優たちでさえも。カリスマ性。スター性。そのXファクターが何であれ、彼はそれを持っている。そしてそれは35年間続いています。彼がハリウッドのフェミニストや新進気鋭のグループによって出演をキャンセルされたことは不名誉なことです。彼は何の罪も犯していません。彼は名誉毀損の訴訟を起こしましたが、成功しませんでした。録画でDVを認めているのは、彼と一緒にいたあの恐ろしい女性だけです。彼女のキャリアは続いていますが、彼女はほとんど演技できません。この男はスターだ。単なる性善説の偽善だ。彼を本来のスクリーンに戻してください。
この”MINAMATA”は良いものですか?はい。よく撮れているし、よく演出されている。興味深いストーリーです。素晴らしいですか?いや、素晴らしいとは言えないが、彼が出演している間は、作品が盛り上がっている。彼はこのカリスマ的な人物に完璧にマッチしていて、それがジョニーだからだ。彼には才能がある。そして、いつもそうだ。
10点:ジョニー・デップが優れたキャストを率いて深刻な問題に焦点を当てる
ジョニー・デップは、企業の隠蔽工作に対して声を上げることができない一般の人々に、人生の現実とその影響をもたらし、この”MINAMATA”とそのテーマを必見のものにしています。今まで観た映画の中で最高の作品のひとつです。
8点:美しい映画
美しい映画なのに、誰も宣伝しない。人々、主流のメディア、ツイッターのブルーチェックがこの”MINAMATA”について語らないのは悲しいことです。デップをはじめとするほとんどのキャスト、さらには「本物の人間」の素晴らしい演技。感動的なストーリー。そしてもちろん、この映画の写真は傑出していますが、これは予測可能なことです。
10点:重要なストーリーと傑出した演技
幸運なことに、2020年のベルリン国際映画祭で、この美しい写真の”MINAMATA”を見る機会がありました…2回も。観客はこの映画を気に入り、私たちも気に入りました。私の友人は泣きました。
この映画は、尊厳、真実、正義についての重要な物語です。いくつかの写真はあなたの心に残るでしょう。演技は控えめですが、激しく、そして深く感動的です。
10:私の劇場で上映されるようになったら、また「水俣」を観ようと思います。
8点:力強いデップがスミスに命を吹き込んだ
デップ氏は、”MINAMATA”で改めて自分がいかにパワフルな俳優であるかを示してくれました。魅力やカリスマ性について書くつもりはありません。
ただ、すべての俳優が2つのカテゴリーに分類されることだけは書いておきます。
1つ目の芝居は、ゲームとして認識されなくなり、人生として見られるようになります。
キャラクターに命が吹き込まれるのです。後者の芝居は、良くも悪くも、それが単なる芝居であることはいつも明らかです。デップは前者のカテゴリーに属する。
10点:ジョニー・デップは、この”MINAMATA”でまたしても彼の真の才能を見せてくれました
私はこの映画が大好きでした。感動的で悲しい。ジョニー・デップはW.ユージン・スミスを演じて絶対に素晴らしい仕事をしているよ。彼はこの作品でまたしても真の才能を発揮しています。
10点:必見の映画”MINAMATA”の中で、ジョニー・デップはまたしても記憶に残る演技を見せてくれた
ジョニー・デップはこの役で本当に素晴らしい。
彼が演じたW・ユージン・スミスは多面的である。彼の演技は、私たちを水俣の犠牲者という、あまり知られていない場所に連れて行きます。
舞台は70年代ですが、今日起こっていることと同じような内容になっています。私たちはいかに自分自身を破壊しているか。彼らは今でも苦しんでいます。
デップ氏は、その名前の力で、通常では見ることのできない不快なテーマを世間に広めています。デップ氏は、なぜ彼が現代の最も偉大な俳優の一人であると言われているのかを何度も証明しています。この映画は、誰もが知っておくべきストーリーを持つ素晴らしい作品です。脇を固める国際的な俳優たちも皆、最高の演技を見せてくれました。
10点:ジョニー・デップがジョニー・デップであること(伝説)
ジョニー・デップは再び私を驚かせてくれた。彼は”MINAMATA” でW.ユージン・スミスを見事に演じている。
10点:必見
“MINAMATA”は思い出せる限りで見た最高の映画だ。
10点:信じられない
“MINAMATA”でジョニー・デップが再び伝説となった。
10点:デップに正義を
“MINAMATA”、またしても、ジョニーの演技が素晴らしいです。
10点:素晴らしい映画”MINAMATA”
素晴らしい映画です。久しぶりに、質の高い作品を見ることができました。キャストはハリウッドでもトップクラスで、ジョニー・デップは同世代の中で最高の存在であることを証明してくれました。
8点:ジョニー・デップは、この美しく心に残るこの映画で素晴らしい演技をしている
“MINAMATA”は、1970年代初頭に大惨事を引き起こした水俣病をテーマにした映画で、撮影、演出、使用されているBGMの選択など、映画を愛するすべての人に見ていただきたい作品です。
おそらく史上最も偉大で多才な俳優の一人であるジョニー・デップは、主に目で感情を表現することができる、力強く沈んだ演技を見せています。今回もまた、故ユージン・スミスという役柄になりきっており、少なくともアカデミー賞にノミネートされるにふさわしい演技だと思います。また、ビル・ナイーは長いカメオ出演で好演しています。南さんも非常に良い役を演じています。
結論として、この映画は、ジョニー・デップの「ブラック・マス」以来の素晴らしい演技と、個人的にはもっと注目されるべきだと思っている、水銀中毒と財閥による環境破壊というトピックのために、必見の映画です。この映画は、芸術と映画の真の目的を体現しています。
10点:”MINAMATA”にはスーパースターがいる
ジョニー・デップは素晴らしく、何度も見ることができます。
まとめ:MINAMATAは海外では大絶賛されジョニーデップの新たな代表作
今までジョニーデップはパイレーツオブカリビアンからファンタスティックビーストでエンタメ系大作映画のイメージが定着していましたが、ギルバートグレイブのようなデッドマンのような静かな演技力でこそ光るものがある点を再び世界に知らしめることができたようです。
それにしてもアメリカの評価の見事な手のひら返っぷりは少し面白いです。あれだけ叩きまくったのに素晴らしい演技で全て吹っ飛ばせる気前の良さ、単純さ?は誰でもやり直せる良い風潮だなと思いました。日本でも一度ヘマしたからといって干すのではなく「もうやんなよ?」「次はうまくやれよ」「待ってたぞ、頑張れよ」と言って背中を押せるようになるといいですね。
そんな気持ちになる映画レビューでした。
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水俣市の後援拒否と伝えられているが、報道を見れば水俣市は中立な感じ。
今まで水俣市は環境先進地域として頑張ってきたと思う。
映画は時には本来の意図以上に過剰に伝わることも有るし、残念ながら、そこに盛られたイメージを切り貼りすること可能な媒体。
それを利用する勢力もある。
水俣市は本当に地道に積み上げてきたと感じている。
監督が市の姿勢をチッソと同じと批判した報道は読んだが、映画という媒体に関わる奢りではないのか。
コメントありがとうございます^^
Yahooでも「拒否」と言う言葉が先行しているイメージがあり
言われるがまま「ああ、水俣市は拒否したんだな」と言う
印象を勝手に持ってしまっていました。
日本では「風化」(申し訳ない)している水俣病の印象を
横槍で入ってきたハリウッドによって再び脚光を浴びつつも
印象操作もされるのは奢りと思いますね。