Netflix:シュガーランドの亡霊たちあらすじ感想評価「短時間で攻めてくる」




Netflixオリジナルドキュメンタリーはやはり良質作品を作ってくれる。アメリカで共に育った友人が過激派組織ISISに入るばかりかFBIのスパイ容疑に驚き過去の思い出を写真と共に探って行く。

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Netflix:シュガーランドの亡霊たち作品情報

  • 配信:2019年10月
  • 21分
  • ジャンル:短編映画ドキュメンタリー
  • 監督:バッサム・タリク
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あらすじ

友人がISISに加入したと知り、ショックを受けるテキサス在住の米国人イスラム教徒たちが、彼とのオミでを語り、彼が過激派に心酔した理由を考える。

彼は何故ISISに入隊したのか?

黒人のイスラム教とは極稀であったが、彼の行動全てはFBIのスパイ活動だったのか?

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感想評価

彼は何か大きな犯罪を犯した重罪人か指名手配犯なのか?

謎も多く残るがそれも狙いなのか?

とある一人の人間の謎の行動を追いかけたドキュメンタリー。

過激な映像も物語もない、淡々と彼との思い出話しを語り続ける友人達を過去の写真と共に振り返る21分間の映画である。

ISISに入隊したマークと呼ばれる黒人の話が主体だが、私はムスリムの予備知識もキリストもISISの知識もない。だからこそ逆に新鮮なドキュメンタリー作品だったと思う。

良く分からないがイスラム教徒の人たちからすると常軌を逸した行動そのものだったようだ。

黒人で、米国人でもありキリスト教徒だったマークはテキサス在住の米国イスラム教徒達と青春を過ごして行くうちにムスリムに改宗し友人たちから祝福を受けるが、友人のとある回答が引き金となり(少なくとも友人の一人はそのように捉え後悔をしている)

徐々にイスラムの正当性を訴え始め過激派組織に入隊してしまう。

そして彼は実はFBIのスパイでもあったと言うが・・・。

一緒に青春時代を過ごした彼らは当時から彼のおかしな言動には気になっていたようだ。。。

先に行っておくが、今作は事前にある程度の情報などの謎の補填をしてくれるようなことはない。

ただ、淡々とマークとの思い出を語っていくだけだ。

21分間でわかった情報は以下ぐらいだ。

  • マークが誰で過激派組織ISISに入っていたらしい。
  • FBIのスパイだったらしい。
  • まだ死んでいるかも知らない。
  • どうやら生きているらしい。

謎も残るが、日常から一人常軌を逸した行動をした彼の半生を知るだけだが面白かった。

脚本のないドキュメンタリーは最高だ。

同じNetflixオリジナル作品の「フラクチャード」の10倍マシな作品でした。(主演のサム・ワーシントンは徐々に映画の質が下がりっぱなしだが、大丈夫ではなさそうだ。)

監督:バッサム・タリクとは?

ほとんどがWikipediaからの情報しかないが、イスラム教の生活様式や生活などを主体とした短編ドキュメンタリー作品を手がけてきた監督。プロデューサー業や共同で肉屋も経営しているようだ。短編含む映画製作は2013年で止まっていたが突如として2019年にNetflixオリジナル作品として配信された。21分間と短いながらもマークと呼ばれた彼の生い立ちや思い出を語る彼らの姿が審査員の心を掴み「2019年さんダンス映画祭ノンフィクション部門短編映画審査員賞を受賞した」

まとめNetflix:シュガーランドの亡霊たちあらすじ感想評価「短時間で攻めてくる」

彼は誰だ?

何をしたのだ?

いや違う、友人達は彼を愛していたし、同じイスラム教徒としてあのような行動を取ったことが理解できないからこそ、理解しようと努力をしている最中なのだ。

それが感想か。

イスラムやISISについて詳しく知っている人ならもっと楽しめたのだろうか?

21分間だし良ければどうぞ。

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