映画『NO WAY UP(2024)』物語ネタバレと海外の感想評価まとめ




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「人類が想像できる中で最悪な状況からの脱出を描いた」映画『NO WAY UP(2024)』物語ネタバレと海外の感想評価まとめ。墜落した飛行機の一部が海の底に取り残され脱出を図ろうとするも、周囲には人喰いザメが…と話題です

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映画『NO WAY UP(2024)』キャスト

  • コルム・ミーニー … ブランドン
  • ウィル・アッテンボロー Will Attenborough … カイル
  • ジェレミアス・アムーア Jeremias Amoore … ジェド
  • ソフィ・マッキントッシュ Sophie McIntosh … エヴァ
  • フィリス・ローガンPhyllis Logan … マーディ
  • グレース・ネトル Grace Nettle … ローザ
  • ジェームズ・キャロル・ジョーダン James Carroll Jordan … ハンク
  • カルロス・アグアルーサ Carlos Agualusa … チェックイン・オフィサー
  • マニュエル・パシフィック Manuel Pacific … ダニーロ
  • ペピイナ・ダッリ Peppijna Dalli … マディソン
  • デヴィッド・サマーティン David Samartin … イーライ(パイロット)
  • スコット・コーカー Scott Coker … リアム(パイロット)
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映画『NO WAY UP(2024)』物語ネタバレと海外の感想評価まとめ

箱入り娘のエヴァ(ソフィ・マッキントッシュ)は彼氏のジェド(ジェレミアス・アムーア)、友人のカイル(ウィル・アッテンボロー)とと三人でカボに向かう飛行機に乗るため空港に集まる。エヴァは空港職員ですら知っている知事の娘で、過保護に育てられているため、この休暇にもボディーガードであるブランドン(コルム・ミーニー)が同行している。

ちなみにエヴァは母を飛行機事故で亡くしているため飛行機が苦手。

飛行機が離陸すると早速飛行機自体が軋み始め不穏な空気が流れる中、不敬な客室乗務員、祖父母との旅行を楽しむ孫娘、間抜けな乗客たちが次々に紹介し終わると、突如バードストライク(鳥がプロペラにツッコミ破損するやつ)を喰らいエンジンが爆発。破片が飛行機にブッ刺さり壁が破壊されると、乗客が次々に外に放り出されていく。飛行機はほぼ原型を保ったまま太平洋に墜落し、海底に着地する。

生き残ったのはエヴァ、ジェド、カイル、ブランドン(負傷)、不敬な客室乗務員のダニーロ(マニュエル・パシフィック)、少女、祖母だけ。

海底何十メートルの海底、酸素はわずか、今にも壊れそうな飛行機の空気溜まりに運よく残された彼らは、この状況にも関わらず誰1人叫ぶことなく(少女ですら涙も流さない!)異様なほど落ち着いている。

ボディーガードのブランドンは、状況を整理し水中では電波が届かないが待っていれば恐らく助けが来ること、空気は何時間かは安全ということを皆に伝える。乗客の誰かが医療用の酸素タンクを持っていたことを思い出し、ブランドンが水没した飛行機の後部に向かって潜ってボンベを探すが、そこで彼らの血の匂いを嗅ぎつけた人喰いザメに襲われてしまう。

サメに襲われたブランドンだったが一度皆の前に現れ安心させた後、再びサメに足を引き摺り込まれて死んでしまう。

唯一の希望であるブランドンが死んだというのに、誰1人狼狽することなく、再び少女も顔色ひとつ変えず、泣き叫ぶことなくカイルの解放骨折を治療する。

その頃、彼らの上空を救助隊が飛び回っているが、この海域は水深が深く、発見は困難だと最初から諦めムードの救助隊だった。

密室の飛行機の中、最悪の状況にも関わらずそれぞれの身の上話を話すという悪夢のような時間が始まる。間抜けな女エヴァはおしっこしたいと言い出しトイレに入ると、壁面から水が溢れまくっており空気と水が漏れているこの状況でその場に留まって涙を流し始める暴挙に出る。

捜索を諦めかけていてたやる気のない救助隊だったが、海面に沈没した飛行機の破片を発見。救助隊スキューバダイバーを海中に送り込むとドンピシャで飛行機を見つける。

遭難者たちは救助隊がいるのに気がつき、生存者がいることに気がついたダイバーが彼らに近づくがあっという間にサメに食い殺されて生存者に絶望を与える。

ダイバーの使っていたボンベがあるんじゃないか?とエヴァが水に潜って調べるがもちろんサメが怖くてそんなに潜ることができないでいた。そんな中、足を滑らせて水に落ちたジェドがあっという間にサメに食い殺されてしまう。

エヴァは間抜けな彼氏の死を悲しんだ後、貨物室に向かい緊急用品の入った緑色のバッグを入手する。いよいよ飛行機が徐々に沈み始めたため、追い込まれた生存者たちはライフジャケットを着て、死の脱出を始める。

しかし、祖母は脱出前に絶望して座り込んで水死、カイルはパニックを起こして暴れ回りサメに食われる。残されたエヴァ、ダニーロ、少女とともにダイバーの酸素ボンベをゲット、三人で酸素を吸って後は海面に出るだけだ。

いまいち覚えていないが、ダニーロ、少女はライフジャケットの紐を引っ張り膨張した空気の力で急浮上するが、エヴァのライフジャケットは故障しており空気が出ず、飛行機の中に取り残されてしまう。

なぜかサメはエヴァを無視したため生き残ったと思われたが、飛行機が一気に落下したため発生した水流に巻き込まれて下に引きずり込まれてしまう。エヴァはなんとか海面に向かって泳ぎ続けるが気絶してしまう。

ライフジャケットが運よく膨らみ海面に現れたエヴァはなぜか復活(なんで?)運よく真上を飛んでいたヘリコプターからロープを受け取ったエヴァは救出される。ヘリの中には先に救助されたダニーロと少女がいた。

なぜか少女の大事にしていたぬいぐるみを持っていたエヴァは少女に手渡すが、少女は祖父母に捧げるんだかなんだかでぬいぐるみを海に捨てる。

エヴァは色んな感情が爆発したのか涙を流し物語は終了する。

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映画『NO WAY UP(2024)』海外の感想評価まとめ

2024年2月16日に全米公開された映画『NO WAY UP(2024)』を見た海外の感想評価をまとめて紹介します。

個人的にはうわぁって感じでしたが、海外のレビューも同じ感じでした。

IMDb 4.5/10

  • 2/10
    退屈な映画

    この映画にはまともな筋書きがない。演技はとても下手。主役の女優の態度が悪すぎる。スリリングなシーンのほとんどは他の映画からのコピーペースト。全体的にお金に値する映画ではない。どのプラットフォームでも無料の時に見ることができる。映画館で見るのは時間の無駄だ。
    俳優たちが自分を落ち着かせるために話をするのを見ることになるが、それは状況を緩和するものではなく、退屈に感じさせる。生存者の選択は意味をなさないし、サギが生き残った方法はとても非現実的だ。
    飛行機の墜落は数秒で起きたのに、パイロットのシーンは一切なかった……。
  • 3/10
    非論理的な出来事の数々

    海でのホラーをテーマにした凡庸な映画。チープで退屈な映画で、意味不明なシーンが多い。
    まず、登場人物が非常に嫌悪感を抱かせる。だから誰も悲しくならないし、興奮もしない。脚本、監督、キャストが良ければ、非常に緊張感のある映画になっただろう。この男は、夫婦だけを海の真ん中に置き去りにすることで、観客に終始緊張と絶望を味わわせることに成功した(参照:『オープン・ウォーター』)。
    この映画では、飛行機が海に墜落し、海底に着水する。中には生活空間が残っているが、外にもサメがいる。ヒステリックに泣く人、ジョークを言う人、いろんなシチュエーションがある。
    この手の映画にチャンスを与え、良いと思ったものを楽しんで見ている私としては、この映画は時間の無駄としか言いようがない。
    性的描写やヌードは一切ない。
  • 1/10
    映画

    監督、ストーリーを良くしていない。映画の作り方の地図を失った感じ。
    主人公をあんなに早く死なせるなんて、とても奇妙な選択。この後、誰を追うのか?他の人たちは、あまり面白みがなく、生き残ろうとしているが、信じられないような話し方をしている。彼らはサメと戦うが、サメは本物ではないように見えるし、戦いも冗談のように見えるので、怖いというより笑える。
    興奮も恐怖ももたらさない。シリアスな映画を作ろうとして、俳優たちに伝えるのを忘れてしまったようだ。俳優たちは、サバイバルとサメの映画ではなく、とても下手な芝居の中にいるような演技をしている。
    映画の中の会話はとても聞き取りにくい。まるで誰も読みたくない本から出てくる言葉のようだ。誰かがその人に同情するようなことを言うのを待つが、それは起こらない。サメは恐怖を煽るはずなのに、全てが現実離れしていて、喋り方も下手なので、全く恐怖を感じない。
  • 3/10
    演技が本当に下手

    ストーリーのアイデアはなかなか面白い。サメに囲まれた海中に沈んだ飛行機から脱出するまでのサバイバルストーリーがいい。残念なのは演技が下手なこと。
    主人公のサバイバルがちょっと強引。
    ジャンプシーンでハラハラさせられる瞬間はある。しかし、演技が下手なため、それをうまく表現できていない。
    各キャラクターの背景が全く描かれていないので、観客はどのキャラクターにも愛着を持てない。
    敵役」は無作法で、憎むべきキャラクターが必要なのはわかるが、それをうまく表現できていない。
    また、あるキャストがサメに脚を切り落とされるシーンも、痛みに耐えているという説得力に欠ける。
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ロッテントマト 批評家:25%

  • 曲がったマーキー
    低予算サメ映画の低水準からすれば、これはまだかろうじて合格点。
  • ノー・ウェイ・アップ」を観るには不信感を持たなければならないが、それはそれほど悪いことではない。面白い前提だし、効果的なジャンプ恐怖を提供してくれる。ただ、ユーモアを盛り込んでほしかった。
  • フィッシュ・ジェリー・フィルムズ(YouTube)
    キャラクター設定やプロットがシュマルツのレベルに沈んでいるが、『ノー・ウェイ・アップ』には十分なスリルとプロダクション・バリューがある。
  • 「ノー・ウェイ・アップ』はおバカな夜の映画だ。
  • 飛行機事故によるサメの襲撃」映画が、どうしてこんなに罪深く退屈なのだろう?
  • サメが突進するときにカメラに向かって水が押し寄せるという斬新な演出があり、これらの動物の一部だけを垣間見ることで、そのパワーをより感じることができる。
  • ディザスター・ムービー、サバイバル・ストーリー、シャーク・アタック・スリラーを楽しく奇抜にマッシュアップした作品。
  • ノー・ウェイ・アップ』はドラマとサスペンスの行き詰まりを提供してくれる。
  • 淡々としていて、想像力に欠け、単調。
  • この試みは必ずしも静的なものではないが、B級エンターテイメントに関しては間違いなく殺傷本能に欠けており、大きなスリルを提供することになると少し緩みすぎているように感じる。
  • 平坦で、冗長で、退屈なスリラーであるために、このチャンスの多くが無駄になっている…。
  • この退屈なスリラーのほとんどは…いつ何が起こるかというタイミングまで予測可能だ。

まとめと感想「演技って大事」

あまり演技にとやかく言うタイプではないが映画『No Way Up』は演技がヤバすぎて全く集中できない。

最初から嫌な予感がする彼らのやり取り。なんだか親友とか言うけどそれほど仲良くなさそうなぎこちない表情とシーンにそぐわない不自然なセリフに違和感を感じたが、彼らの本領は海底に沈んでから。

上空何千メートルで飛行機が破損、水中落下、綺麗に落ちたとはいえ衝撃も凄まじいだろう、気がついた生存者たちは海底で目覚めるが、彼らは全く狼狽えない。同時ない鋼の心を持っている。

え?海底だよ?死にかけたよ?ブランドンなんかは破片が胸に突き刺さり、カイルは右腕を解放骨折、もっと狼狽しても良いものだが誰一人泣き叫ばず、涙一つ流さず、ブランドンの説明を集中して聞き、青ざめてすらしていない。おい、どんなタフガイだってもう少し慌てるだろうよ。

恐怖耐性に対し、少女のメンタルは目を見張るものがある。
冒頭から祖母が目の前で気絶、祖父は行方不明にもかかわらず、涙も流さず文字通り動じない。あまりに顔色が変わらないからこの少女は“祖母を心配するふり“で本当は祖父母が嫌いなのではないか?

いやいや、ここまでくると“今回の墜落の黒幕で、サイコパス少女なのか?“

と疑うほどに表情はミーガンよろしく鋼の表情筋。

この後、少女は何度も泣くシーンがあるが、少女の瞳は充血することなく、涙ひとつ溢れることはない。

もう名前もうろ覚えだけど黒人の彼氏が足を滑らせてサメに足食われるシーン。そのあと、重傷を負って引っ張り出されているシーンの演技が、笑ってしまうぐらい稚拙で、足ちぎれてんのに痛そうな演技ができていない、顔が赤くなることもなく、目は必死のふりをしているだけなのが丸わかり。大声を出しておけばOKですよね?監督?ってな感じ。

プライベートライアンの冒頭5分の兵士たち一人一人がどれだけ見事な演技だったのかが、こいつは演技下手なんだなぁってさすがに分かってしまった。

ついでに彼氏が死んだってのにエヴァはブランドンが死んだ時以上に悲しい顔もせずさらっと切り替えてたりする。

ついでにカイルが最も重症なのに隣のジェドとエヴァカップルのやり取りを邪魔させないように黙っているのも笑ってしまう。

最初に冷静なリーダーのブランドンはやっぱり死ぬんだろうなと思ったらやっぱり死ぬ。

エヴァが涙を堪えて、トイレで泣くシーン。

飛行機の腹に穴、そこから入ってきた海水、辛うじて機内の後部は密閉されていたから水が入らず酸素が残り生存できている状況。なのに、なのにエヴァがトイレに入った目の前の壁からジャバジャバ水が溢れ出続けている。

トイレなんか行ってる場合か!早く逃げろ!閉じろ!お前のせいで全員死ぬぞ!って観客のツッコミをフルシカトして、監督は「どう?彼女は気丈な女を振る舞っているけど、泣くんだぜ?クールだろ?」って演出を選んでしまう。

笑う以外何ができる?

最後サメがエヴァを殺さない理由も明かされず、彼女のライフジャケットだけ都合よく不良品、不敬な客室乗務員の男が不良品渡したんじゃないか疑惑、脱出直前に絶望して死を選んだ祖母。モヤっとした。

エンディングもモヤモヤなラスト、せめて生き残った彼らが残りの人生全うしていたかのような明るい未来を見せてくれたらなぁとか。

ただし、最後の20分ぐらいはテンポよく物語が進み、飛行機更に沈み生存者全員が平等に背水の陣で逃げざるを得ない状況になったのは良い。死ぬ奴らはあっさり死んで、生き残る人はあっさり生き残り、ここのテンポは最高だっただけにやはり全体的に惜しい!

って感じがした。

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