映画『ソウ10/SAW X』物語ネタバレと海外の感想評価「シリーズ最高傑作だ」




「偉大な1作を超えた傑作」映画『ソウ10/SAW X』物語エンディングまでネタバレと海外の感想評価まとめ。本作ではジグソウことジョンがメキシコで救済のための残酷なゲームを行いますが、シリーズ唯一の欠点だったゴア表現ゴリ押しから一転、隙のない完璧な脚本のおかげで、まるでオリジナル新作かのような新鮮さを味わうことができます。

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映画『ソウ10/SAW X』物語ネタバレ

末期がんで余命1ヶ月と宣告されたジョン・クレイマー/ジグソウ(トビン・ベル)が病室に戻ると、男性看護師(イサム・ボムヒョン)が寝たきりの患者の私物を盗んでいる姿を目撃します。

その様子を見ていたジョンは、患者に取り付けられている医療道具から妄想が始まり、拘束された看護師の両目に掃除機が取り付けられ、罠を解除するために指を動かすと指が折れていくという残酷な罠に殺される看護師を想像します。妄想が止まらないジョンの視線を感じた看護師はバツが悪そうに病室を出ていきます。

ジョンはその後、支援グループのメンバーであるヘンリー・ケスラー(マイケル・ビーチ)と出会います。ヘンリーはかつてステージ4の膵臓がんと言っていましたが、末期がんとは思えない快活な姿のヘンリーに何があったのかとジョンが尋ねると、お腹の手術跡をジョンに見せ、フィン・ペダーソン医師(ドナ・ゴードン)の手術を受けたらがんが治った話をします。そして、フィン医師の娘セシリア(シンノベ・マコディ・ルンド)のメキシコにあるクリニックを紹介して立ち去ります。

ジョン、メキシコへ

ジョンはメキシコに行き、空港でタクシー運転手のディエゴ(ジョシュア・オカモト)が運転するタクシーに乗っていると、急にバンがタクシーを塞ぎ中から出てきた武装した男たちにジョンは連れ去られてしまいます。

ジョンが連れて行かれたのはセシリアの巨大な屋敷兼クリニックでした。屋敷の中に入るとセシリアの手術を受けてがんが治ったと言うガブリエラ(レナータ・ヴァカ)と話をします。その後、ジョンの前に現れたセシリアに案内され、巨大なホールに作られた手術用の設備と助手のマテオ(オクタビオ・ヒノホサ)ヴァレンティーナ(ポーレット・エルナンデス)をジョンに紹介した後、先ほど手術を受けたクリニックの患者パーカー・シアーズ(スティーブン・ブランド)を紹介されます。

手術前夜、眠れないジョンが周辺を散歩していると、近所の少年カルロス(ホルヘ・ブリセーニョ)が自転車の車輪を修理しようとしているのを見かけます。ジョンはカルロスに声をかけ、一緒に自転車を直してカルロスを驚かせます。

手術が始まると睡眠薬が効いて眠ってしまいますが、目が覚めるとどうやら手術は無事に成功したとジョンは言われセシリアに感謝の言葉を告げ涙を流します。

術後の予後は順調で退院日の素晴らしい朝を迎えたジョンはいつものように公園で残酷な拷問器具を計画しますが、がんが治った新しい人生を手に入れたジョンにこの器具は必要がないと思い直しメモを破り捨てるのでした。

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メキシコでジグソウへ

ジョンは酒屋に立ち寄り、スタッフのお礼としてテキーラを1本買ってクリニックに戻るとそこには誰もいませんでした。ジョンは自身の手術された場所に向かうと、急いで逃げたかのようにもぬけのカラ状態で、足元に落ちていたDVDを再生すると、そこには脳外科の手術映像が収録されており、ジョンが意識が朦朧としながら見ていた映像はただの研修医の教材映像だったことが分かります。そして頭に巻かれた包帯を外して鏡を見ると、手術跡どころか髪の毛も剃られておらず、セシリアたちはジョンに何も行わずお金だけ持ち逃げしたのでした。騙されていたことを知ったジョンは静かに怒りお酒を地面に叩きつけます。

ジョンは、最初にタクシー運転手のディエゴの居場所を突き止め薬で気絶させたジョンはジグソウとなりディエゴを罠にかけます。ディエゴの罠は腕に仕掛けられた2つのパイプ爆弾を解除する必要があるが、解除するためには手に括り付けられたナイフで腕の肉を抉り取る必要があります。
驚いたことにディエゴは泣き叫びながら両腕を抉り爆弾を取り除くことに成功し、ジョンは彼を祝福した後、クリニックの詐欺師たちを探し始めます。

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アマンダ登場

ジョンを騙した助手と言っていたヴァレンティーナは娼婦として働いていました。しかし彼女は男から金をだまし取って逃げるタイプのクズで、今回も金だけ受け取って逃げようとしますが男に捕まってしまい暴行されそうになりますが、豚のマスクをかぶったアマンダ・ヤング(ショーニー・スミス)に助けられますが、アマンダはそのままヴァレンティーナを誘拐して立ち去ります。

ジョンにセシリアに助けられたと嘘をついたガブリエラは麻薬中毒者で、クリニックの助手役のマテオは彼女にドラッグを売りつける売人でした。豪邸に暮らすセシリアは防犯装置に守られていますが、優秀なアマンダは三人をあっさり誘拐します。

セシリア、ヴァレンティーナ、ガブリエラ、マテオの4人の詐欺師は鎖でつながれた地下設備で目を覚ますと、ジョンとアマンダが現れ準備始めます。泣き叫ぶ四人に対しジョンは罪と向かう時間だと伝えますが、それでもセシリアは、ジョンの手術については偶然だと誤魔化そうとしますが、ジョンは装置を作動させゲームを開始します。

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ゲーム開始、糸ノコで髄液採取

最初にゲームが始まったのはヴァレンティーナでした。首の前に針金ノコギリが設置され、脱出するためには糸ノコギリで右足を切断して、骨の切断面から髄液を抽出するという残酷な内容です。周囲にやじられながらヴァレンティーナは糸ノコギリで見事に右足を切り落とし、骨髄抽出を開始しますが後一歩足りず装置が作動してしまいヴァレンティーナの首が切断されます。

残された3人は、部屋の真ん中に置かれた台車の上にスマホが放置されたままなことに気がつき、セシリアがヴァレンティーナの死体から腸を取り出し、ロープ代わりにしてスマホを手に入れ、電話で助けを呼ぼうとしますが間一髪アマンダが間に合い電話を奪います。

突然ゲーム会場を武装したパーカー(ジョンの前に偽手術を受けていた患者)がセシリアに金を返すように要求しに現れますが、ゲームを中断されたくないジョンとアマンダによってパーカーは捕えられます。目を覚ましたパーカーに対しジョンは、そのままおとなしくしてルールを守る限り、お前の金を取り戻すことができると事情を説明します。

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2回戦目、自力で脳液採取

次のゲームはマテオです。

彼の罠は今までにないほどに残酷です。解除するには”自分の脳みそを切り取れ”、できなければ灼熱のマスクをかぶることになる。というもの。ゲームが始まるとマテオは頭上を映すカメラを見ながら自分で頭蓋を取り除き、なんとかピンセットで脳みそを取り除き、ビーカーの中に投入しますが、必要な脳みそを取り出すことができなかったため、灼熱のマスクが閉じられマテオは顔を焼かれて悶え死にます。

次はガブリエラのゲームが始まります。ガブリエラは左腕と右足に繋がれた鎖で天井まで吊り上げられた後、巨大な赤外線ヒーターが稼働します。すでに顔が痛み始めるほどの火力なのに徐々に火力が上がっていき、ガブリエラは顔面を焼き尽くされる前に、ハンマーで自分の腕と足を折って手錠を外す必要があります。ゲームが始まり何とか手足をハンマー殴り鎖を外しますがガブリエラは顔面に酷い火傷を負いましたが、なんとか脱出に成功します。

彼らのゲームの様子を見ていたパーカーは、二人に銃を突きつけて下に降りるとセシリアにキスを彼女の手錠を外してしまいます。ここで初めて、パーカーは可哀想な被害者ではなく、彼女の従順な手下で恋人だったことが判明します。

解放されたセシリアはアマンダをぶん殴った後、ジョンとアマンダを鎖で繋ぎます。ジョンはガブリエラを病院に連れて行く必要があるとセシリアに伝えますが、目撃者は少ない方が良いとガブリエラの首を踏んで首の骨を折って殺害します。

第四のゲームはシーソーと毒ガス

外でカルロスがサッカーボールを蹴る音を聞いたセシリアがカルロスを連れてきます。ジョンが捕まっている様子を見てカルロスは逃げ出そうとしますが、セシリアは泣き叫ぶカルロス、ジョンをシーソーの罠につなぎます。

勝ち誇ったセシリアに対しジョンは装置を作動させない方が良いと伝えますが、セシリアは装置を稼働させてしまいます。装置が稼働するとジョンとカルロスは床に固定され天井から顔目掛けて大量の血液が降り注ぎ始めて、二人の呼吸を困難にさせてきます。この装置から逃れるには手元にあるレバーを引くことで自分だけ血を止めることができますが、ジョンがレバーをひいてジョンを助けようとしますが、ジョンがカルロスにレバーを引かれないように力強く手で固定していたため、カルロスを助けるためにジョンは大量の血液を浴び続け窒息寸前になります。

その様子を見て勝利を確信したセシリアとパーカーはオフィスに戻って金の入ったバッグを持ち出します。しかし、金の入ったバッグを持ち上げた途端装置が作動、残り時間10分のタイマーが作動して二人はオフィスに閉じ込められます。作動が始まったと同時にジョンとカルロスの罠が解除され二人は生還します。

フラッシュバックで、実はジョンとアマンダはパーカーがセシリアの手下で詐欺事件に関与していることを最初から知っていたこと、そしてパーカーに場所を教えたのはアマンダだったことが判明します。

エンディングネタバレ”悪党の死に様”

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セシリアとパーカーが閉じ込められたオフィスから毒ガスが溢れ始め部屋に充満し始めます。ガスに触れると皮膚が焼き爛れてしまう痛みを伴うもので、二人は逃げようと必死にガラスを破ろうとしますがヒビも入りません。すると、彼らの目の前で一人分の空気穴が開いた為、二人は空気を求めて醜い争いを繰り広げます。結局セシリアがナイフでパーカーをブッ刺して殺して一人で空気穴に顔を突っ込みます。

外にはジョン、アマンダ、カルロスの三人がセシリアが必死の様相で空気を吸っている姿を眺めていました。セシリアは助けを求めますが、ジョンはセシリアが奪った金の入った袋をカルロスに渡すと三人で屋敷の外に出ます。

最後のゲーム

クレジットの途中、映像が切り替わります。

ジョンがマーク・ホフマン刑事(コスタス・マンディロー)の助けを借りてこの手術を紹介したヘンリーの自宅を突き止めていました。ヘンリーのお腹の手術痕がなくなっていることから、彼も詐欺に加担していると確信したジョンは、ヘンリーの体に仕掛けられた胃を切り裂く罠を作動させるのでした。

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海外の感想評価IMDb 7.2/10

8/10
これは意外と良かった。
余命数ヶ月と宣告されたジョン・クレイマーは、メキシコで行われている救命手術という新しい治療法を紹介される。
新しいホラーが定着しない今、続篇に値するような作品はほとんどなく、『スクリーム』や『ハロウィン』が延々と続いているが、どれも時間とともに衰退しているように見える。
この最新作は本当に新しいものを提供してくれる。前作のどれとも違って、非常にジョンの物語で、すべて彼の視点から描かれている。ジョン・クレイマー以上の怪物が登場する。
もう不気味な死には慣れているはずなのに、またしても衝撃と恐怖を与えてくれる。ここにも嫌な場面がいくつかあり、2回目の死の場面では、私の前の数列の女の子が実際に気分が悪くなっていた。
テンポは他のソウ映画とは違っていて、意図的にそうしている。
これで終わり?どうだろう、とても疑問だ。

10/10
素晴らしい
『ソウ10/SAW X』がこれまで作られたホラーシリーズの中で最も安定した作品であることに異論を唱えるのはかなり難しいと思う。10作目にしていまだに傑作を発表し続けていることは、私たちにとって本当に当たり前ではないことだ。
そして『ソウ10/SAW X』は私の中では傑作だ。この映画は私が望んでいたもの、そしてそれ以上のものだった。
ジョン・クレイマーの動機とそれが正当かどうかは、ホラー好きや「ソウ」ファンの間で常に大きな議論となってきた。この映画はそれを強く意識している。この議論について何度も言及しているが、それはクレイマーの口から出る、少しほほえましくもあり、また大真面目でもある方法で行われている。
しかし、この映画は他のシリーズとは少し違う。今回は復讐劇であり、クレイマーに対してどのような立場であろうと、この作品では彼が主人公であることは間違いないだろう。復讐という要素は、このシリーズに見事に加わったと思う。私たちが目撃している堕落に新たなレイヤーを加え、すべてをより重層的なものにしている。
この映画は、おそらくシリーズ史上最も忍耐強い設定になっている。映画がすべてのカモを一列に並べ、本題に入るまでかなりの時間がかかる。しかし、いったん本題に入ると容赦なく、映画の後半は電光石火の勢いで進んでいく。

8/10
ジグソーパズルの再来
『ソウ10/SAW X』は、フランチャイズの不穏な領域に熱狂的に戻り、その呪われた物語を、現在の反大手製薬会社のレトリックに内在する搾取を探求するために整列させた。そのスタンスとは裏腹に、反大手製薬会社の運動は大手製薬会社と同様に利益主導型である。しかし、ここで描かれているように、その規制のなさは、個人の生活に深刻な影響を与える非常に破壊的な行動につながる可能性がある。
81歳のトビン・ベルは、ジョン・クレイマーという象徴的な役を驚くほど生き生きと再現し、その不朽の名演で観客を魅了し続けた。また、アマンダ・ヤング役のショーニー・スミスの再登場も懐かしく、信じられないほどやりがいのある経験だった。
物語は隙がなく説得力があり、観客を迷宮のようなモラルの迷路へと衝撃的な流れで導いていく。
今回の被害者たちは、このシリーズで最も報いを受けるべき人物として描かれており、映画の道徳的な曖昧さを高め、視聴者の間に報復の観念を強めている。
クライマックスのどんでん返しは予想できたにもかかわらず、満足のいくエッセンスを残している。
『ソウ10/SAW X』は、社会的に適切なテーマ、素晴らしい演技、満足のいく物語が魅力的に融合し、余韻を与えてくれる。全体として、「ソウ」シリーズで2番目に好きな映画だ。

10/10
素晴らしい映画!
『ソウ10/SAW X』は、ジョン・クレイマーの個人的な物語を描く映画であり、脚本はこの目的を見事に達成し、またアマンダ・ヤングのキャラクターに素晴らしい変化を与え、彼女に多くの共感を与えている。
トビン・ベルとショーニー・スミスは、悪役としてではなく、問題を抱えた人々の救済者としてのキャラクターに秀でており、この第10部ではこのテーマがさらに深められている。
キャストには、ノルウェー人のシンノヴェ・マコディ・ルンド、メキシコ人のレナータ・ヴァカ、オクタビオ・ヒノホサ、パウレット・エルナンデスらがおり、全員が好演している。
撮影はよくできており、監督の仕事ぶりが目立つ。アメリカ、メキシコ、カナダが共同製作したこの映画は、(デジタル化された2、3の部分を除いて)昔ながらのゴアエフェクトを見事に実現し、ジョン・クレイマーとアマンダ・ヤングの人間的な一面を主に見せており、結果として愛すべき作品に仕上がっている。このフランチャイズの偉大な第10部!

8/10
この続編は、また違ったテイストで、意外と良かった。
『ソウ10/SAW X』は、血と血糊に支配されるのではなく、ストーリーのある、フランチャイズを全く新しいレベルに引き上げた良いホラー映画だ。確かに血と血糊は出てくるが、それよりも詐欺師グループを追うジョン・クレイマーの視点に焦点が当てられている。
いいプロットだ。罠は残酷でグロい。しかし、この映画はストーリーを中心に据えながら、血なまぐささに支配されることはない。トビン・ベルを筆頭とする素晴らしいキャストのアンサンブル。
映画の筋書きは良かったが、罠にかかったある人物の運命には少し失望が残る。クレジット中盤にはファンを驚かせるシーンがある。全体的には、フランチャイズにとって新鮮な新しい方向性であり、本当に必要なものだったのかもしれない。

10/10
2004年のオリジナルも含めてシリーズ最高傑作
2004年に公開された「ソウ」は、低予算で作られた小さなスリラーで、かなり怖いシナリオだった。ジグソウがいかに邪悪で、このフランチャイズがいかに陰惨なものになるかを確立するのに、ワンルームという設定は効果的だった。その後何年もの間、このフランチャイズに便乗し、ジグソウをフレディやジェイソンの仲間入りをさせようと、グロくて安っぽい続編が数え切れないほど作られた。
率直に言って、これらの映画は安っぽく作られ、ハロウィーンの頃に公開され、感謝祭の頃には忘れ去られていた。要するに、続編は臭いのだ!
『ソウ10/SAW X』まで早送りすると、オリジナル映画にふさわしい映画が登場した。2004年に成功したものが、現在進行中のものに戻されたのだ。ストーリーラインは単純で、復讐ではなく、他者に悪事を働いた者が物事を正すチャンスを得る、ある種の贖罪である。医療詐欺師は、ジグソウの最新ゲームで選ばれた人々のメタファーである。がんから生還する最後の希望を求めている人々の弱さを食い物にする詐欺師たち。肉が裂ける音や血が吹き出る音で座席を締め付けられるような陰惨な罠があっても、私はジグソウを応援していた。それでも、自業自得とは言わないが、自業自得だ。彼らは間違ったガン患者を犠牲にし、犯人がジグソウに連行されても、弱い立場の病人から金をむしり取った主犯格の悪人には反省の色がない。第3幕は非常に満足のいくもので、結末も素晴らしかった。クレジット後のシーンにも注目してほしい。私を信じてください。

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まとめと感想「1の次に面白い」

個人的には1が好き。あの衝撃を超えることは一切なかったがまさかの10作目で超えるとは思わなかった。みんなシリーズ全部見た?正直3ぐらいからどうでも良くなったよね?次から次に最後のどんでん返しのためだけに殺されまくって後付のような設定が邪魔くさくてゴア表現だけで乗り切ろうとする”最恐ホラー”みたいな表現もなんだか、本当にあった呪いのビデオぐらい薄まりまくっていた気がする。

が、本作は前半こそスローペースだがジョンの生への渇望は意外と強く、そのおかげでメキシコでとんでもない詐欺に遭ってしまい、、、怒ったジョンは復讐を開始する。という流れは冒頭からテンポが良く進みジョンの行動が明確だったことが感情移入しやすく、後半はゲームの連続で気持ち良く、でもジョンは加害者たちにも救済の余地を与えるなど最後までジグソウとして、81歳のおじいちゃんとは思えない動きと冷酷さで私たちを圧倒してくれた。とにかく面白かった。

1作目とは違う面白さなのだが、この作品は間違いなくシリーズ二番目に面白い。

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