「気狂いピエロの決闘だけの一発屋、見る価値はない」世界で酷評された映画『ベネシアフレニア』物語結末までネタバレと海外の感想評価を紹介。水の都ヴェネツィアを舞台にしたスラッシャーホラーを期待するも微妙な脚本展開演技に最後までうーんが止まりません。気狂いピエロの決闘が大好きな人はこの作品を見ない方が良いですよ。って本気で思っています。
映画『ベネシアフレニア』あらすじ
イタリア・ヴェネツィアを訪れる観光客を殺しまくるピエロマスクの男と、称賛するヴェネツィア住民達。今日も五人の若者が婚前旅行に訪れるも初日から拉致誘拐殺人に巻き込まれていく。住民vs観光客の戦いが始まる。
映画『ベネシアフレニア』物語ネタバレ
現代、
二人組の若い観光客がイタリア・ヴェネツィアで観光を楽しみ突如現れたピエロマスクの男に写真を撮ってもらおうとするが、ピエロマスクは突然カメラを使い暴力を振るい二人をタコ殴りにして血だらけにする。その姿を見たベネチアの人々は避難するどころかピエロに良くやった!と称賛を浴びせる。ピエロマスクは気絶した若者二人を部屋に連れ込んでしまう。
友人イサの結婚式を祝うためにイタリアを訪れた5人の若者達が船を降りるとそこには”観光客は帰れ”とプラカードを掲げたヴェネチアの地元民によるデモだった。この街はずっと観光客の増加によって環境悪化が懸念されていたが、政府は何も対策をしないため住民達は観光客を迎え入れる船と環境に苛立ちをぶつけているのだ。最悪のタイミングに訪れた5人だったがボートに乗ってヴェネツィアに向かう。船が出発し若者達がはしゃぎ始めると突然乗り込んできたピエロマスクの男が若者達にオペラのチケットを渡すと立ち去る。
街のどこかを観光している若者がカーニバルで使われる仮面を見ているとピエロマスクの男がナイフで滅多刺しにして殺すと死体を家の中に引き摺り込む。そんなことを知らずに観光客に対して厳しい目線を向けられていることを気にしないようにして五人の若者達はカーニバルの衣装に着替えて酒と食事を楽しむ。不思議な仮面をした男を見かけた若者達は彼の後を追い地下にある秘密の仮面舞踏会に紛れ込むことに成功する。そこは厳かなヴェネツィアからはかけ離れた若者達のダンスパーティ会場で見た途端に察した若者達はテンションを上げて酒とダンスを楽しむ。
翌朝、二日酔いで目が覚めた彼らはイサの兄ホセの姿がないことに気がついた彼らはグイド刑事に相談する。しかしホテルの従業員はホセの姿を見ていないと話し、刑事にホセの写真を見せようとするがホセの映った写真がないため刑事は本気で探そうとはせずすぐに立ち去ってしまうのだった。警察も街も協力的ではないと悟った若者達は領事館に向かうが良い反応とは言えない対応をされて愕然とする。
別れて行動していた二人は船で再びピエロマスクと会うが今度は問答無用で若者の一人を剣で滅多刺しにして殺す。その船にはヴェネツィアの住民も乗っているが一人が斬首されても顔色ひとつ変えずに船に乗っている。彼女は船から降りて逃げようとするが、パーティ会場で見かけたペストマスクの男とピエロマスクに囲まれて殴られた後誘拐されてしまう。
女が目を覚ますとペストマスクがマスクを外して精神科医のヒューゴだと名乗る。ヒューゴの息子も住民達と一緒に観光客の増加を止めるためにデモに参加していたら観光船に挟まれて死んでしまったこと。それから地元住民達と協力して観光客を誘拐してこの街は誘拐が盛んだと噂を広め観光業を衰退させようとしていること。しかし精神病院から退院させたピエロマスクの双子の兄リザルドは制御不能で勝手に観光客をぶっ殺しまくっているので迷惑していることを話す。
領事館から戻った二人は以前もらったチケットを頼りに劇場に向かうと案の定ピエロマスクに襲われ、一人はフックを背中に括られ上から落とされ血を噴き出して死亡。その死体を上から操り人形のように遊ぶピエロマスク。流石に警察も黙っておらずピエロを追いかけてきたため屋上に逃げるが銃で撃たれて死亡。
ペストマスクのヒューゴは拉致した犯行声明をメディアに発表した後、夫婦で自殺しているのを後日発見され、拉致された二人の若者も無事に救出されて物語は終了する。
海外の感想評価 IMDb : 5.2/10
1/10
見ちゃダメ
この映画は、私が長い間見てきた中で最悪の映画です。時間を無駄にする人に注意。演技も下手だし、演出も下手だし、ストーリーも非常に荒唐無稽。全くいいところがない。
1/10
文字通り、今まで見た中で最悪の映画の一つです。
演技はすこぶる悪い。脚本は信じられないほど悪い。メインアイデアは面白かったのに、着地が悪すぎる。監督は何を考えているのだろう。ベネチアの街並みを背景にしているだけで、視覚に訴えるだけの映画になっている。主人公の悪役が観光客を殺して自殺?なぜ?という感じです。
1/10
いい作品になったかも
ベネツィアに行ったことのある身としては、ベネツィアをロケ地にするのはいいアイデアだと思った。観光客が迷子になって消えてしまいそうな細い路地がたくさんある。典型的な仮面や衣装もいい味を出していた。とはいえ、プロットはうまくいっていない。
最初は、「友人がここにいたことを証明できない」という展開になりそうな気がします。それから、何か神秘的なものであることがほのめかされますが、それとは違うのです。そして、邪悪な双子、陰謀、復讐。そんな感じです。
一番気になったのは、観光客が何人も目の前で殺されているのに(時には白昼堂々)、誰もそれをおかしいと思わないことです。文字通り拍手をして、人が死ぬのを録画して、被害者はほとんど反応しない。この映画は、スラッシャーとしてさえ、真剣に受け止めるのは難しいです。
2/10
アレックス・デ・ラ・イグレシアは引退した方がいいのでは
この映画は、私が見た中で、彼の映画の質の低さに深く傷つきました。多くの人が彼の映画を見るように勧めてくれましたが、もう理解できません。
このコメントをするためにこのアカウントを作ったくらいですから、この映画があまりにひどかったので、こんなことをしたのでしょう。
俳優の演技はかなりいい加減だし、脚本は本当にお粗末で、ベニスの雰囲気さえも見るに耐えないものだった。
とにかく、Alex De La Iglesiaの作品は今後一切観ないでください、時間を無駄にしないでください。
5/10
このチームにはもっといいものを期待してたんだけどな
私の好みにぴったりの映画です。
この映画は、純粋なスラッシャーであるときにはうまくいき、それ以上のものになろうとすると失敗する、バカンスを楽しむための映画の1つです。
地球の反対側に住んでいる私にとって、オーシャンライナー(と、彼らが連れてくる何千人ものインスタ映えする観光客)に対するベニスの抗議を中心とした最初のシーンは、私にとってニュースであり、それについてもっとググる必要がありました。
コンセプトは魅力的で、スラッシャーとしては十分な出来栄えだ。主人公たちは、楽しい時間を過ごすためなら何でもする、典型的な嫌われ者の観光客で、彼らのおふざけに賛同するのは難しい。時に、彼らは愚かである。このような映画では、敵役に注目するのが普通である。不気味な道化師は、その世界観の中で怖い存在だし、仮面をつけた他の連中もそうだ。
でも、彼らのことをあまり知らなくてもいいのではと思います。この怒れる地元の人たちの周りにある程度の謎を残しておけば、もっと楽しめたはずだ。もっと大きな陰謀が絡んでいて、道化師の無造作かつ壮大な残虐行為を除けば、スリルに欠ける。パブロ・ロッソの撮影は、ベネチアを暗い色調で捉えており、この筋書きからすると妥当なところだ。エンディングも地味で、「バーン!」と来るかと思いきや、「ヒュ~ン!」でした。
1/10
脚本が悪い
この映画で、私は、アレックス・デ・ラ・イグレシアのファンでした。しかし今作は大ハズレです。全編通して見たのは、ロケーションと衣装が良かったから。ベネチアでのスラッシャー映画(エキゾチックな響き)には興味をそそられました。
登場人物は幼稚で腹立たしい。脚本があまりにもお粗末で、めまいがしそうだった。何が何でも飛ばしてください。
1/10
おすすめしません
予告編を見たとき、全く違う映画を想像していました。演技はかなり下手でヒヤヒヤするし、プロットは冷静に始まり、意味がわからないほどどんどん悪くなっていく。また、登場人物の性格も悪く、ひねりもない。
観光客を無差別に誘拐し、謎の方法で殺害する組織的犯罪ネットワークの映画で、最後は全員死ぬとか、そういう展開だったらカッコよかったんですが、双子の件、ヒネた警官の件、夫がベニスに行く件、などなど、全部ダメでしたね。全部がひどかった・・・。
8/10
嫌われ者を信じてはいけない
とても楽しくて、楽しくて、とても暗い映画です。
この映画は、スペインから来た若い観光客たちが、ベネチアの魔法のような不思議な通りを冒険していく様子を描いています。
何度も笑ってしまうが、主人公たちがとても人間らしく、心に寄り添ってくるので、応援したくなる。
写真やプロダクションデザイン、そしてオリジナルサウンドトラックも素晴らしい。
主人公の敵役コジモ・フスコが2つのキャラクターを演じ分けていて、とにかく美味しい。
半分ロールプレイングゲーム、半分スラッシャーという印象の名作。イタリアやスペインの古典的なホラー映画の要素が含まれています。
デートで見てください、全く飽きさせないこと請け合いです。
2/10
この作品は、「スラッシャー」でありながら、すぐに平凡な作品になってしまう。
ヴェネチア・フレニアは、美しいヴェネチアとその衣装を背景としたスラッシャーに傾倒しているときはうまくいくが、この映画の主な陰謀的なプロットに集中しようとすると、まったく別のものになり、面白みに欠けるようになる。
まとめと感想
うーん。
あれ?
全然面白くないね。
随分昔に友人と酔っ払って映画館で見た「気狂いピエロの決闘」でアイロン当てて涙の化粧をした最後の死闘とヒロインの死に方とラストが超記憶に残ってただけにかなり楽しみにしていたんだけどね。この作品はB級以下のクソ映画だった。
低予算にしても脚本がクソみたいに未熟、演技もくそで、不条理というよりは不明瞭なだけでブレブレ。視聴者を楽しませようとする努力が微塵も感じられないのは珍しい。見事にどこにも魅力を感じることができなかった。
ちなみにアレックス・デ・ラ・イグレシア監督が有名になった『気狂いピエロの決闘』はメタスコア70点とやはり評価は高い。あのテンションで映画を作ると思いきや・・。予告見ればこれだけで見たくなるはず↓
映画見たくなったでしょ?
ついでにこの映画のレビューを一つだけ抜粋。
7/10
奇妙なキャラクター、シュールな映像、ひねくれたプロットで構成された非道な映画
アレックス・デ・ラ・イグレシアは、スペインの優秀な監督です。
デ-ラ-イグレシアは、70年代の2つのスペインの道化師についての悲劇的な喜劇で戻ってきました。暗いユーモアとスペインの歴史へのオマージュを扱っています。映画では、コメディ、頬に舌、ユーモア、ホラー、アクション、ドラマがあり、かなり面白いです。
映画全体を通して完璧なトーンを与える誇張されたドラマ/コメディで、あなたはそれに従うか、またはちょうど一分一秒のばかばかしさをさまようことができます。このようなドラマチックなコメディーは退屈で間抜けだと思う人もいるかもしれませんが、実は最もシンプルでミニマルな、生々しく気取ったコメディーなのです。
内気なハビエル(カルロス-アレセス)と暴力的なセルジオ(アントニオデラトーレ)は、彼らのサーカスショーで成功の高みに到達した2つのピエロとして、しかし不気味なイベントとアクロバット女性(カロライナバン、パートナーは監督アレックスデイグレシア)致命的に敵にそれらを回すことです。しかし、彼らの間の憎しみは、彼らの恐ろしい顔と同じくらい速く、そして大きくなっていく…。
この作品は、スリル、サスペンス、緊張感、そしてダークコメディ、ドラマ、エキサイティングなシチュエーションに満ちた魅力的な脚本がブレンドされています。不条理なシーンが満載のこの物語は、ファンタジックな茶番劇でナンセンス、嘲笑、笑い、不条理、恐怖、不穏なシーン…そして他の多くの問題;あなたはこの映画ですべてを見つけることができます。
ね、超見たくなったよね。
しかし残念なことに「気狂いピエロの決闘」は国内の配信サービスでは配信されていないので日本では円盤手に入れるしかないのが残念
2024年アメリカ公開映画
ネタバレ↓