「ダイアナ妃をどれだけ知っているかで評価が変わる」「彼女を汚すな」海外で賛否両論な映画『スペンサー ダイアナの決意』エンディングまでネタバレと海外の評価を紹介。有名人らしい彼女の知られざる三日間を描いた作品ですが、英国王室に興味がなくダイアナ妃もよく知らないと見て後悔する作品です。
映画『スペンサー ダイアナの決意』(原題:Spencer)は2021年9月3日に第78回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映され、2021年11月5日にイギリスとアメリカ合衆国で劇場公開された。この映画は世界中で2300万ドルの興行収入を上げ、批評家からは概ね好意的な評価を受け、ダイアナを演じたスチュワートの演技は広く称賛を集めアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、批評家協会映画賞の主演女優賞にノミネートされた。
もくじ
映画『スペンサー ダイアナの決意』あらすじ
1991年のクリスマス。ダイアナ妃はチャールズ皇太子とカミラの不倫報道や離婚報道が加熱していた。しかしダイアナ妃はどこに行ってもカメラとパパラッチに追いかけ回され続け精神状態は最悪で嘔吐を繰り返していた。彼女を追い詰めるのはメディアだけではない、無関係を装うエリザベス女王のサンドリンガム邸に集まる英国王室の王族達である。彼女はとある決断を行う。
映画『スペンサー ダイアナの決意』スタッフキャスト
ネタバレなし:ぶっちゃけどんな映画か?
ダイアナ妃?金髪の綺麗な女性で、事故死した人ってぐらいの私と同じ程度の認識でこの映画を見ても何も面白くはない。
映画はいきなりダイアナ妃の夫とカミラ夫人が不倫していて”みんなはもちろん知ってるよね?”という前提で話が始まる。なぜダイアナは冒頭の屋敷に向かいたがらないのか、やたらと反抗的で不満顔でヒステリー気味で叫び嘔吐するのか?なぜそんな情緒が不安定なのか?などもある程度ダイアナのことを知らないとダメってどうなんだろう?
しかもこの映画はダイアナの三日間だけを見せてるだけなのでもう何がなんやら。隣の家がダイアナの昔の家だったんだ、、あ、そう。で?
無知な私が見ると王族の態度や言いたいことも当たり前で約束に遅れてばかりのダイアナは型破りでもなんでもなく王妃らしく振る舞えないただの中年女が一般市民になります宣言しただけの映画。
映画『スペンサー ダイアナの決意』物語ネタバレ
1991年のクリスマスイブ。
ノーフォーク州にある女王のサンドリンガム邸でクリスマス休暇を過ごす英国王室のための準備を軍人や料理人が集まり粛々と準備をしていた。
ダイアナはノーフォークの田園地帯をドライブしていたが、王室料理長のダレン・マグレディに出会うまでサンドリンガム邸へ行くことを意図的に避けていた。道中、長い間放置されていたパークハウスはかつて子供時代に過ごしていたことがわかる。家であったことに気付くと遠くに見えるかかしを見つけ懐かしそうに駆け寄ると、カカシが着ていた彼女の父ジョン・スペンサー(第8代スペンサー伯爵)の服を脱がして車に持ち運ぶのだった。
サンドリンガムに到着したダイアナを待っていた息子のウィリアムとハリーはダイアナを抱きしめ大喜びする。しかし子供達から離れたダイアナは王室一家と交流しようとはせずトイレに直行し嘔吐してしまう。彼女の夫チャールズとカミラの不倫報道で彼女のメンタルはかなり落ち込んでいるようだ。
落ち込むダイアナとすれ違ったダイアナの唯一の友人のドレッサー係のマギーはダイアナに対し、王室と闘い、妃として義務を果たすようダイアナを励ます。
ダイアナは寝室でアン・ブーリンに関する本を見つける。
クリスマスイブのディナーが始まるが、王族達からの冷ややかな目線にストレスを感じたダイアナはチャールズから贈られた真珠のネックレスを壊しスープに入れ食べている自分を想像して再び気分が悪くなりトイレで嘔吐するなど追い詰められていた。
ブーリンに関する夢を見るようになり、ついにはブーリンの幽霊が、捨てられた王室の妻として自分に取りついていると考えるようになる。
ダイアナは幼い頃に住んでいた家を訪ねようとバリケードを潜ろうとするが、王室の見回りをしていた警備兵に見つかり侵入者と勘違いされ銃を向けられ断念する。
クリスマスの日、ダイアナはサンドリンガムのセント・メリー・マグダレン教会の礼拝に出席するが参列者の中には夫の不倫相手カミラがいることに気づき平静を装うがジャーナリスト達からの写真責めで心身をさらに傷めるのだった。
翌日、ウィリアムとハリーがキジ撃ちに参加することを心配したチャールズは、ダイアナに公私の区別をつけるよう助言する。チャールズはドレッサー係のマギーをロンドンに送り彼女がダイアナの部屋にブーリン家の本を置き彼女の精神状態について批判的な発言をしたという噂を流す。
ダイアナに対してグレゴリーは、英国陸軍の兵士は王室の利益(ひいては彼女の利益)を守るために死んでいることを思い出させ、ダイアナに王室生活の圧力に従うよう促そうとするがダイアナは、自分のために誰かに死んでほしいと頼んだことはないと反論する。
マグレディから渡されたペンチカッターで自分を傷つけることを想像したダイアナは、クリスマスの正式な夕食会を拒否し、代わりに幼い頃の家にペンチで柵を破壊して駆け込み家に侵入する。ダイアナはこの家に残っていた幼いころの幸せな思い出に浸り、部屋から部屋へと踊りながら若い頃の自分を想像する。階段の下に身を投げて自殺しようとするが思いとどまる。しかし彼女は真珠のネックレスを引き裂くのだった。
ダイアナが部屋で目を覚ますと、マギーがロンドンから戻っていた。二人は近くのビーチに行きダイアナの精神的な問題や夫婦の問題について話す。マギーは真摯に話を聞くと、自身がダイアナに恋をしていることを告白する。二人は少しだけ童心に戻り海辺ではしゃぐ。
マギーに別れを告げた後、ダイアナは父のジャケットを羽織るとキジ撃ちに出かけ、キジをと子供やハンター達の前に出て狩猟を止めると、ウィリアムとハリーをロンドンに連れて行くと宣言しチャールズにも同意させる。
ダイアナはマグレディに別れを告げ、子供達を車に乗せると出発する。
グレゴリー少佐はブーリン家の本を図書館に返却する。
例のかかしの場所を車が通るとカカシには英国王室の黄色いフォーマルな服が着せられていた。三人はドライブしながらマイク&メカニックの “All I Need Is A Miracle “という曲を笑顔で歌うのだった。
ロンドンに向かった三人はKFCのドライブスルーで注文しテムズ川沿いで食事をする。ダイアナ妃は川向こうに目を向けると将来への不安を感じながらも、もはや王族の責任に重荷を感じていないようにも見える眼差しでこの映画は終わる。
海外の評価 IMDb 6.6/10「ダイアナを汚すな」
4/10
びっくり…これはダメだ
批評家の意見にほとんど同意できない:これは技術的には非常に良いが、映画としてはつまらない。この映画は芸術的であり、それは通常、私にとって半々の状況を意味する:非常に良いか、非常に苦痛で気取り屋であるか。この作品は、その真ん中くらいに位置します。しかし、その後、ダイアナが昔の家を訪れるまで(技術的にも感情的にも、この映画のハイライトであることは間違いない)、この映画はあまり面白くなく、繰り返しが多いのが残念です。しばらくはいいのですが、いくつかの意味深長な(そして全く予想通りの)会話が、残念ながら全く繊細さを欠いたまま、続きます。
1/10
絶対に嫌
某有名企業
この映画は、「あの女をこれ以上バカにすることはできないだろう」とずっと思っていた。とか、「彼女の記憶に対する侮辱だ」とか。
演技が過剰なんだよ。
私は気が狂いそうでした。
ダイアナ・スペンサーは非常に知的な女性でした。彼女の人生を描いたこの作品は、クリステン・スチュワートが完全に演技しすぎていて、あからさまで、イライラする、退屈なゴミだと思う。彼女は本当に才能があるので、監督のせいにしてしまうのは残念です。
ダイアナは、公の場ではいつも落ち着いていて、一緒にいるように見えました。結婚生活が破綻していたときでさえも。
テレビ番組の生中継で、3人の結婚相手について話し合ったことがありましたね。その時でさえ、彼女は落ち着いていて、あちこちで頭を振って馬鹿みたいに騒ぐようなことは全くありませんでした。
私には、これはダイアナ・スペンサーを正確に描いたとは言えない、失礼な作品だと思います。
6/10
ミックスバッグ
ダイアナ妃の3日間を描いたパブロ・ラライン監督の「スペンサー」には複雑な思いがあった。クリスマス休暇中、ダイアナ妃は自分を必要とせず、嫌っている家族とウィンザーに閉じ込められる。一方では、ダイアナを悩ます悪魔が文字通り実在するかのような、ホラー映画のような雰囲気を出
しかし、この映画はちょっと無理がある。抑圧的で、この題材にぴったりで、それは理解できます。でも、一本調子でもあるし、最悪、ダイアナが人間として、キャラクターとして生きてこないんです。この映画は、ダイアナの物語について多くの知識を持って臨まないと、完全に価値を見いだせません。そうでなければ、非常に奇妙な女性が素敵な服を着て大きな家の周りを2時間さまようだけになってしまいます。
1/10
落ち込む。不気味
これは私が見た中で最悪の映画の1つであるに違いない。私たちの愛するダイアナが哀れな甘やかされたガキにしか見えません。彼女がドレッサーやメイドと会話しているだけのものでした。そして、彼女の幼少期の家が廃墟で板で囲まれていたのは何だったのか。彼女が育ったアルソップハウスは決して廃墟ではありませんでした。だから、あの部分は、彼女が精神的に参っているように見えたんだ。アフタヌーンティーも時間通りに来ないし、腹立たしい限りです。
まとめと感想「ん?別に面白くもない」
ドキュメンタリー風でもなく、誰もが知っている有名人ダイアナ妃のたった三日間だけを描いた作品。テレビでは美しく微笑む姿が印象的なダイアナ妃だったが実は裏では情緒不安定な中年女でしたって言われてもねぇ。
あまりにも訳がわからなすぎてウィキとか調べたら、結局のところ不倫されたのも一般市民的な結婚を望んだダイアナが激務で忙しいチャールズと会えなすぎて別居してたり気持ちがさっさと離れてんのお前からジャンだったり、皇太子の嫁になったのにパパラッチに追われる生活は嫌!って精神的に不安定になっていたり、でも慈善活動は精力的に活動してるけど、王室の仕事はあまり手伝わなかったり、最終的には自分も不倫していたことがバレたり、離婚した後も二股交際していたりと忙しい人だったんだなーってだけが分かった。で、2015年にチャールズとカミラは再婚してカミラは王妃になったりとさぁ。
王室ってクソだねって映画でした。
うーん。どうでも良い。
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