「韓国版ダイハード!世界に誇る見事なCGとアクション!」Netflixオリジナル韓国映画『カーター』あらすじ結末までネタバレ。韓国ドラマのイケメンチュウォンが全裸でヤクザをぶっ殺しまくる冒頭シーンからゾンビやCIA相手に大立ち回りを繰り広げるダイハードでホラーでSFなとんでもごった煮映画はシンプルに楽しめます。お酒飲んでみると酔ってしまうのである意味閲覧注意です。
もくじ
Netflix映画『カーター』あらすじ
記憶を失ったまま危険な任務に投入された男は、自分が何者なのか、なぜここにいるのか、そして耳元で自分を「カーター」と呼ぶ謎の声は誰なのか、死から逃れながら考えていくことになる。
Netflix映画『カーター』キャストスタッフ
監督
チョン・ビョンギル
脚本
チョン・ビョンシク
チョン・ビョンギル
キャスト
チュウォン …カーター・リー
キム・ボミン…チョン・ハナ
イ・ソンジェ …キム・ジョンヒョク
カミラ・ベル … アグネス
フォスター・バーデン … CIAエージェント
Netflix映画『カーター』結末までネタバレ
バスの中で一般人を装っている傭兵たちが武装を始める。テレビからニュースが流れ、10ヶ月以上前に軍事境界線で発生したDMZウイルスについてだ、感染すると暴力性と異常な身体能力と動物のような異常行動を起こすため隔離する以外方法がない。しかしとある博士が娘をウイルスから治療しその抗体で治療薬を作ると南北が合意に至ったらしいが、何者かによって博士と娘親子ともども行方不明だという。バスがモーテルに到着すると迅速に動き包囲網を築き、兵士たちは部屋にいた男を包囲し博士の所在を聞く。
男の名前はカーター・リー(チュウォン・チュウォン)。しかし自分がなぜ包囲されているのかがわからないようだったが、兵士の一人が映像を見せるとそこには博士と一緒に映像に映る全裸のカーターだった。カーターは俺に会いたかったらモーテルに来いと映像を配信していたため彼らがここに来たのだった。
謎の女「生き延びたい?」
しかしカーターは記憶が全て失われており、その映像を見ても俺なのか?と不思議に思っていた。何が起きているのか、なぜ記憶がないのかも不明な状態で混乱しているが、布団をどかすと大量の血で汚れており、その血はクローゼットに続いている。
突然クローゼットにある電話がなったためカーターが出ると「あなたはカーター」とだけ伝え、後ろの傭兵と電話を代わるように言われ従うが電話に兵士が変わった途端に電話が爆発し全員が吹き飛ぶ。
生き延びたければ私の言うことを聞け、あと10秒で部屋が爆破されると言われ慌てて外に飛び出すと本当に大爆発してしまう。どうやら耳に直接無線機が取り付けてあるらしい。飛び移った先は謎の大浴場で多くの男女がいた、突然カーターに向かって殺そうと大群が仕掛けてくるがカーターは包丁を奪って皆殺しにする。
50人近くの全裸の男を皆殺しにした後、外に出ようとするがそこでも多くのチンピラに襲われるが彼らを退け外に出ると、謎の女の指示に従いバイクを奪って逃亡に成功する。落ち着いたカーターは改めて謎の女になぜ俺は追われているのか?を聞くが協力しないのならあなたの口の中に仕掛けた爆弾を爆発させるだけ、従うしかないと脅迫される。渋々支持通りに彼女の仲間の車に乗り込むと国家情報局の女がチェ・ユジンと名乗り、謎の女は北朝鮮解析部隊のハン・ジョンヒだと名乗る。
何が起きているのか?
北朝鮮と南の韓国は手を組んでDMZウイルスの治療薬を作るために同盟を組んでいるが、CIAにより博士の娘のハナが拐われたこと、ハナを助ける作戦のためにカーターは自ら記憶を消して過酷な作戦に挑んでいること、その作戦の立案はカーター自身であること、。そしてカーターの娘のユニもウイルスに感染して死にかけているがハナを救うことでユニも救うことができるということだ。なんであれ彼女らのいう通りにしてハナを救い出す以外に道はないのだ。
車がビルに到着。武装したカーターは屋上に向かいCIAのアジトへ潜り込み、CIA職員を殺しまくりハナを見つけ脱出を行うが、CIAに捕まってしまう。どうやらCIA調べによるとカーターは「マイケル・ベーン」という名前でアメリカ陸軍に所属していた過去があり、マイケル・ベーンは戦地で死んだことになっていること、ここにいるのは整形をしてカーターを名乗っているということ。CIAはカーターの後頭部を見て記憶を消してるのか、と何かに気がついた様子だった。
訳がわからない。と思っていたがCIAは彼を今更調査をして奥歯から信号があることを見つけて抜き取られてしまうが奥歯が爆発認めその隙をついてハナと車を奪ってCIAアジトを脱出する。
カーターとハナ
カーターのスマホにあなたの名前はマイケル・ベーンよとメッセージと妻との日常を映し出した映像が送付されてくる。俺は一体誰なんだ?アメリカのマイケルなのか?北朝鮮のカーターなのか?誰も信じられなくなったカーターは、組織の車ではなく公共のバスに乗り込む。そこでカーターと共に働いたことがあるという謎の白人女性に私を信じてと言われ、謎の女とその組織の交信を聞かせられますます混乱する。バスが狙撃され白人女性が撃たれるがカーターとハナは下車して脱出するもハナだけバイクで攫われてしまう。
ハナを誘拐するバイク集団を、チェの乗った組織の車が追いかけて激しい銃撃戦を繰り広げ空港に向かい組織が用意した北朝鮮行きの飛行機に乗り込むことに成功。飛行機の中には堅苦しい北朝鮮の軍人や医師がおり彼らは治療される。
飛行機でゾンビ
飛行機の中で、組織の男と話をするが、敵はCIAだけではなく、北朝鮮の反政府組織など敵は多いようだ。しかし突然飛行機がおかしな動きをしたため確かめに行くとパイロット二人がDMZウイルスに感染していた、組織の人間が感染が広がる前にパイロットを殺そうとするが、北朝鮮の高官たちは同志を殺そうとする組織の人間に銃を向けこう着状態になってしまう。その間、ハナが誰かに連れ去られてしまい謎の女の指示で貨物室に向かうと目隠しをされたハナと先ほどの医療スタッフがカーターを殺そうとする、北朝鮮の医療スタッフの彼はアメリカの自由と平等が魅力的だったため北朝鮮を裏切って行動していると言い、カーターのいる貨物室を爆破させる。
北朝鮮と韓国の高官が集まる部屋に現れたのは感染した乗務員だった。突如国も関係なく銃で殺しまくる乗務員をなんとか殺すが次々に感染が広まり飛行機の中は地獄と化す。スパイの医療スタッフはハナと一緒にパラシュートで脱出するが、なぜか爆発を生き延びていたカーターがパラシュートを奪いハナと一緒に脱出に成功する・・・。
北朝鮮でゾンビ大戦
トラックで逃亡するも謎の勢力が娘を生かして奪え!とか言いながら娘の場所も調べずにトラックの荷台に銃を乱射するバカたちは弾切れを起こしたところで撃退し山に逃げるが、そこでは走るゾンビと化したDMZウイルスの感染者の大群に襲われる。吊り橋で大立ち回りを繰り広げ逃げれないと思ったカーターは吊り橋を撃って破壊してなんとか逃げる。
北朝鮮のカーターを助けたいと思っている女性兵士のハン(キム・ボミン)と軍人たちが集まりカーターの記憶を取り戻そうとするが、記憶を戻すことなく北朝鮮中将がカーターを捕縛して連行していってしまう。女性兵士はカーターの記憶を取り戻すと約束したではないかと食い下がるが無視される。ここで北朝鮮の反政府組織のリーダーが中将ということ、そしてハンはカーターの妻であることが判明するが、ハンは中将に捉えられ連れ去られる。
カーターは手錠されたまま感染者を燃やす巨大な穴に落とそうとするが、火をつけた途端に感染者たちが襲いかかりカーター以外の兵士を全員殺してしまう。
エンディングネタバレ「ゾンビ再び」
中将はハンに対しカーターと一緒に反政府組織に寝返るように伝えていたがハンは断る。その瞬間二人の会話をスコープ越しに見ていたカーターは中将と周囲の兵士を撃ちアジトに侵入し次々に兵士を殺していく。そこは北朝鮮の研究所で多くの感染者が研究のため隔離されていた。ハンと一緒に娘を助けると、博士と博士の娘のハナを見つけ一緒に合流する。しかし隔離されていた感染者たちが次々に凶暴化して襲いかかり兵士とゾンビとカーターの乱戦になる。
車を奪いカーター、妻のハン、ふたりの娘、博士、博士の娘のハナの5人で中国の列車に乗るために逃亡を開始。車の中で記憶を取り戻す施術を受けたカーターはかつての記憶を取り戻し、かつて家族三人で南に逃亡しようとしたが中将率いる反政府組織に捕まり死刑から逃れるためカーターは自ら危険なスパイ役になったことを思い出したのだった。
車がはまってしまったが、追手から逃れるためカーターと娘とハナはバイクで走り列車に飛び乗り追ってきた兵士を撃退していく。やはり生きていた中将がヘリコプターと兵士を集めて猛攻撃してくるがカーターは全て倒し全員が生き残り列車は中国に向かうが、途中の橋で爆発が起きたところで映画は終わる。
まとめ感想「頑張ってるが目が回る」
ごめんなさい。
スッゲェ頑張ってる。だけど脚本?なにそれ?って感じでアクションシーンに次ぐアクションシーンの連続でお腹いっぱい。目まぐるしいカメラワークのせいで目も回るし。誰だよ、テンポを阻害する要素はいらないとか言ったのは・・・超疲れたわ。2時間の間ずっとカーターさん戦いっぱなしで疲れたよ。
そして肝心のアクション以外では、監督が「俺が面白いと思う要素」をこれでもかとごった煮にした感じで最終的に何味かよくわからん感じになってしまっている。
例えば冒頭は静かに淡々と主人公も視聴者も?マークが浮かびっぱなしで謎のまま周囲の環境に巻き込まれていくシーンや混乱した状態でヤクザに襲われ撃退するシーンなど長い間ワンカットでCGを盛り込んで見応えのあるシンプルなアクション作品で冒頭は最高だった。が、徐々に北朝鮮と南朝鮮な韓国と南北の微妙な情勢の話に、CIAに裏切りに、DMZウイルスに感染したゾンビたちなど、とんでも要素をシンプルなアクション映画に詰め込みまくった結果、短編集をつなぎ合わせた作品集になってしまっているのが残念。
アクションは本当に見事、邦画は2度と相手にされないぐらい世界レベルでアクションとCGを見事に融合させつつリアリティと迫力あるシーンばかりで素晴らしい。ジョンウィックもこの映画を観て少し勉強してほしいぐらい上手で良いアクションで好き。
でも、アクション以外は穴だらけ。謎は謎のままだし、アメリカとかCIAとか記憶がないとか、どうでも良いことを掘り起こしておきながら畳まないし。所々ツッコミどころがあるのも気になる。例えば前半CIAと話をしている間、リーダーの黒人の後ろで銃を構える部下たちがリーダーの背中越しにカーターを狙っているのが笑ってしまった。こいつら上司撃つ気か?とか、飛行機の中から突然緊張感のある北朝鮮と韓国の高官同士のいざこざ、結局のところ相容れない南北の話とか、決着つきそうなところで感染者がゾンビみたいに皆殺しを始めてって怒涛の展開に、ハナの血を塗れば襲われない設定とか、マジで頭を混乱させてくるような謎背景が怒涛の勢いで視聴者の頭を犯してくるのでアクション以外でも辛いかも。
スカイダイビング中の銃撃戦は好きだし吊り橋のゾンビのシーンとか十分に魅力の詰まった見応えのあるシーンが続くがつづきすぎて食傷気味になる残念な映画でしたとさ。それにしても韓国映画もすげぇ作品作るよなー日本マジでどうすんの?フランス映画みたいな路線でいくのかな?ホラーもアクションも何もかもがアジアで下っ端レベルになってない?
お酒飲んでみたらシンプルに楽しめただろうけど、カメラワークで酔って吐きそうだな・・・。
2024年アメリカ公開映画
ネタバレ↓